tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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奈良シニア大学(開校2年目)の入学式/オリエンテーション

2016年04月20日 | 奈良にこだわる
木曜日(4/14)、奈良シニア大学の2016年度入学式が行われた。この学校はシニアのためのカルチャースクールで、今年で2年目。昨年「京都シニア大学奈良校」として開校したが、今年から「奈良シニア大学」に改称した。事務局長・矢澤実穂さんのFacebookによると、
※写真はすべて4/14に撮影した

平成28年度 奈良シニア大学 入学式
第1期生43名、第2期生23名の始業式と入学式が行なわれました。

今年度より、新たに奈良シニア大学理事長に、帝塚山大学学長 岩井洋氏、選択科目「史跡探訪」講師に NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」専務理事 鉄田憲男氏をはじめとする講師陣の皆様、「史跡探訪」特別講師に奈良の著名な雑誌「naranto(ナラント)」編集長 林忠厚氏 錚々(そうそう)たる講師の方々から、この度、お力添えをいただける事になりました。



岩井理事長の式辞。司会は矢澤事務局長

奈良の地で、心機一転して、2期目のスタートです。地域に密着し、地域に喜ばれる、地域のお役に立てれる…そんな生涯学習の組織創り そして、一人でも多くのシニアの方々が、笑顔で健やかに過ごせるよう… スタッフ一同、全力で頑張ってまいります。昨年、お力添えをいただきました皆様をはじめ、奈良の皆様、今後も、何卒ご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。


N・Iプランニング代取・鐵東敦史さんによる祝辞

奈良まほろばソムリエの会からは私を含め、総勢5人で出席した。当日は朝10時から型どおりの入学式・始業式のあと、奈良シニア大学理事長(帝塚山大学学長)の岩井洋氏による「『奈良学』への招待」というタイトルの記念講演(約1時間)があり、これが大変興味深いお話だった。冒頭、こんなスライド(PowerPoint)を映された。

新たな奈良学にむけて
●「奈良=古代史」という呪縛から解き放たれる必要性
●学際的な視点 奈良の民俗学・地理学・経済学・観光学・食品学など
●奈良と世界、奈良と他地域との関わりへの着目
●古代史以外の時代への着目→今日のテーマ(奈良の近世が面白い)


なるほど。「奈良は、誇大妄想ならぬ『古代妄想』」と言い放った人がいた。「古代にとらわれすぎ」ということで、これは岩井氏の話とあい通じる。この日、氏は奈良の近世にスポットを当て、『松屋会記』(茶道)、甲冑師、奈良晒、鍵屋弥兵衛(花火)、春日大社式年ご造替などのお話をされた。目からウロコの話が続々だった。奈良まほろばソムリエの会では「ヤマトロジー」と呼んでいる「奈良学」、これからも深めていきたい。


私は奈良まほろばソムリエの会の活動を紹介


稲田英二さんは「史跡探訪(現地講習)のご案内」

昼食休憩をはさみ、午後からは「史跡探訪」「絵画」「書道」の選択科目ごとに分かれてオリエンテーション。「史跡探訪」では、まずは私が40分ほど、奈良まほろばソムリエの会の活動紹介。そのあと稲田英二さん(ガイドグループ)から15分ほど「史跡探訪(現地講習)のご案内」。



40人ほどのシニア学生が来られ、皆さん熱心に耳を傾けておられた。なお、当大学は今からでも申し込みができる。電話「0742-81-7372」またはEmail「info@kyotosenior-nara.net」でお問い合わせいただきたい(当ブログ記事は、こちら)。

シニア学生の皆さん、奈良まほろばソムリエの会の講師の皆さん、1年間、よろしくお願いいたします!

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