tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

サロン&カフェ みとしの森(御所市・葛木御歳神社境内)/女性宮司が営むイタリアンカフェ

2017年10月09日 | グルメガイド
※「サロン&カフェ みとしの森」は「季節の薬膳と量り売りカフェまつり香」に変わりました。電話番号は、080 4240 3330 です!

葛木御歳(かずらきのみとし/みとせ)神社は《御所市東持田に鎮座。旧郷社。祭神は大年神・御年神・高照姫命。『延喜式』神名帳の大和国葛上郡条にみえ、名神大社に列し、月次・新嘗の官幣に預かる》(国史大辞典)という由緒ある古社である(神社のHPは、こちら)。
※トップ写真は「厚切りベーコンとごろごろ野菜のトマトスパゲティ」、これは美味しい!


石段を上がると拝殿へ


この拝殿の奥に春日遷し(春日大社から移築された)のご本殿がある


「宮司ママの店」とあるので、宮司さんのお母さんの店と誤解していた

同市内の高鴨(たかがも)社(=高鴨神社)、下鴨社(=鴨都波神社)に対し「中鴨社」とよばれている。この神社の境内に「サロン&カフェ みとしの森」がある。「御歳媛(みとしひめ)」こと宮司の東川優子(うのかわ・ゆうこ)さんが営んでおられるのだ! 同市在住の藤井謙昌(よしまさ)さんのご案内で、10月2日(日)に伺った。


資金は、「クラウドファンディング」で調達されたそうだ





この神社は以前、古事記をめぐるバスツアーでお訪ねしたことがある。もう4年も前のことで、カフェもまだオープンしていなかった。ひなびた古社の境内にモダンな建物が建つので一瞬、別世界にワープしたような錯覚に陥る。


神社でジンジャエール(別注)、いとおかし


本日のスープは、ミネストローネ


地元の新鮮野菜たっぷりのサラダ。手作りドレッシングがよく合う


東川宮司。この写真だけは、ご本人のFacebookから拝借

お店に入ると、東川宮司が愛想よくお迎えくださった。室内にはピアノがあり、ここではコンサートや宮司さんの講話も行われるのだそうだ。窓が大きく、また天窓からは柔らかな自然光が入り、とても心地よい空間だ。ここで「みとしの森ランチA」(スープ、前菜三種、パスタ、サラダ、ドリンク、デザート)1,680円をオーダー。出てきたのが写真の料理である(メニューは、こちらに出ている)。


たっぷりのオードブル。仔羊のローストは倭鴨(やまとがも)にかわるときがあるそうだ


「鶏肉ときのこと季節野菜の和風パスタ」、藤井先輩のオーダー。器もいい

美味しいのはもちろんだが、食器がいい。「次はどんな食器に載ってくるのかな」と楽しみながら、お料理を味わった。料理は宮司さんの自己流とのことだが、これは相当の腕前である。神社ファンの女性のことを「宮ガール」というが、宮ガールにもこのお店はうってつけだ。


宮司さん手作りのシフォンケーキ、しっとりとしていて甘さ控えめ。これは絶妙!

なお《火曜、水曜定休。その他お休みする日がありますので、スケジュールでご確認ください。またはお電話でお問合わせ&ご予約ください。一人で仕事をしている日が多いので、ランチの方は、少人数でもご予約ください(当日予約も歓迎いたします)。


サイフォンでいれた香り高いコーヒー。トルコ風の器で


紅茶は、英国王室風

御所市は、私の自宅(奈良市)と実家(紀州九度山)の間にあるで、よく途中下車してランチしていた。しかし今年の8月に御所道路(京奈和自動車道)が開通したので、橿原市から橋本市まですっ飛ばしてしまう。時々は国道24号で、御所市のグルメスポットを味わいながらのんびりと通りたいものだと、しみじみと思った。

東川宮司、これからもお店を大いに盛り上げてください。藤井先輩、良いお店を紹介していただき、ありがとうございました!

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