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歴史に憩う橿原市博物館で、出土品に触(さわ)れる展示が人気!(2015 Topic)

2015年11月27日 | 奈良にこだわる

歴史に憩う橿原市博物館(橿原市川西町858-1)には、「モノを持とう・見よう・感じよう」というハンズ・オン(手で触れることができる)コーナーがある。7~9月は「縄文祭」(土偶など縄文時代の祭祀用具の展示)だったが、今は「人形」(ひとがた=儀式の用具)や「籌木」(ちゅうぎ=排便時に尻を拭う木片)を手に取ることが出来る。毎日新聞奈良版(11/24付)「古代の息吹を体感 1300年前の出土品 触れる展示が人気」によると、

橿原市の「歴史に憩う市博物館」で、7世紀ごろに儀式で用いられていた木製道具「人形(ひとがた)」などに直接触れられる企画が人気を呼んでいる。約1300年前の出土物を自由に手にできる機会は珍しく、同博物館は「古代人の息吹を肌で感じてもらえれば」としている。【矢追健介】

人形は橿原市の藤原京(694〜710年)の跡で発見された。長さ約50センチで細長く、頭や胴体、足を模している。年末の儀式「大祓(おおはらえ)」などで罪や災いを移す身代わりとして用いられたらしい。同館は「後世の子供のお守り、玩具人形の原形とも考えられている」とする。

また、館内には藤原京で出土した古代のトイレットペーパー「籌木(ちゅうぎ)」も展示し、手に取ることができる。手のひらの長さの棒で、排便時に尻を拭うのに使った。藤原京では道路の側溝から邸宅内に水を引いた「水洗トイレ」とみられる遺構で、籌木が多量に出土している。いずれも展示は年末ごろまで。開館は午前9時〜午後5時。24日と月曜休館。大人300円、高校大学生200円、小中学生100円。問い合わせは同博物館(0744・27・9681)。


たいていの出土品はガラスケースに収まっていて、触感や重量感を味わうことができないが、手に取ることができると、グッと臨場感が増す。博物館の周辺は「新沢千塚古墳群公園」の整備が進められているので、ついでに立ち寄ることができる。皆さん、ぜひ足をお運びください!

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