tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

大和文華館は、花いっぱい!

2016年04月01日 | 写真
昨日(3/31)、休みが取れたので大和文華館(奈良市学園南)にお邪魔した。3月29日の無料招待デーは逃したが、行った人から「三春滝桜が満開だった」という話を聞いて訪ねたのだ(同館の「花だより」は、こちら)。三春滝桜は、福島県三春町から若木の贈呈を受け、文華館の庭に植えたものだ(以前のブログ記事は、こちら)。





坂を登り建物の前に着くと、おお、これはキレイに咲いている。満開から2日ほど経っているのでやや色は薄くなっていたが、これも清楚でいい。何人か、画板を広げている人もいた。同館の「沿革」を公式HPから拾うと、







財団法人大和文華館は、奈良市学園前の閑静な住宅街に位置する美術館です。昭和35年(1960)、近畿日本鉄道(近鉄)の創立50周年を記念して開館しました。 近鉄の五代目社長であった種田虎雄(おいたとらお) (1883~1948)は、京都・奈良・伊勢といった歴史ある地域に鉄道を敷設している会社として、日本美術の素晴らしさを世界に向けて発信できる施設を沿線に作ることを望んでいました。この期待に応えるべく計画を一任されたのが、後に初代館長となる美術史家、矢代幸雄(1890~1975)です。




黄色いレンギョウが春の雰囲気を盛り上げる


蛙股池をバックにユキヤナギを撮ってみた

昭和35年10月31日、『開館記念特別展』の開会式が行われ、大和文華館は開館しました。 この間、財団設立から14年もの歳月が流れています。この時までに所蔵品は700件を超えています。鑑賞のための美術館、美のための美術館として、矢代が最も重視したのが自然との調和です。矢代は東洋の美術は、「自然の額縁」のなかにおいて一番美しく見えると考えていました。この理念を受けて建物を設計したのが、日本芸術院会員、吉田五十八(よしだいそや)(1894~1974)です。


こちらはユキヤナギのアップ



大和文華館は蛙股池をのぞむ高台にあり、文華苑とよばれる自然苑に周囲をかこまれています。赤松の古木が出迎える門をくぐり、本館に通じる小径のゆるやかなカーブをのぼると、一歩ごとに、気持ちが美術鑑賞に向かって整えられていくのを感じるでしょう。


椿が咲き残っていた



本館の建築は、外観は桃山時代の城郭をイメージさせる海鼠壁(なまこかべ)、なかに入ると庫裡風の重厚な木組みにささえられた廊下がひろがり、明かり障子から差す優しい光につつまれ、ゆったりと展示場へいざなわれます。展示場中央に大胆にも設えられた竹の庭は、当館の大きな特色です。自然光を取り込む他に例のない展示空間が広がります。







ゲート付近では、ボケの花が咲いていた。小さな木だが、色はこの庭の中では最も鮮やかだ。庭には他にも桜の木があるし(まだ3分咲き)、これから咲いていく花も多い。

皆さん、ぜひカメラを持ってお訪ねください!

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