tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

天平 青柳

2010年05月10日 | グルメガイド
※注意!「天平 青柳」は、11年4月に閉店しました。

ゴールデンウィーク前の4/25、奈良県新公会堂(奈良市春日野町101)1階に「天平 青柳(てんぴょう・あおやぎ)」という日本料理店がオープンした(以前は、奈良ホテルのレストランが入っていた)。同日、すぐ近くの奈良シルクロード交流館(奈良市雑司町469)でも、「クイーン・アリス シルクロード」というフレンチの店がオープンした。

4/29付の奈良新聞に紹介されていた。見出しは《奈良公園に食のにぎわい 和・洋レストランオープン 著名料理人が運営》《県産食材で農業振興にも一役》だ。
http://www.nara-np.co.jp/20100429142958.html



《県が改装工事を進めていた奈良シルクロード交流館(奈良市雑司町)と県新公会堂(同市春日野町)のレストランが完成し、著名料理人運営の和風と洋食の店舗がそれぞれ、オープンした。県産食材などを使った創作メニューが提供される予定で、奈良公園周辺のにぎわいづくりや農業振興に一役買いそうだ》。

《両施設はいずれも県の管理で、コンベンション機能強化のため、一昨年秋にレストランの運営業者を公募したが応募がなかった。昨年2月、県が直接交渉を行った飲食事業会社I・N・Bコーポレーション(東京都)に運営委託を決定し、改装工事を進めていた。同社はフレンチシェフで知られる石鍋裕氏が代表を務める。契約は平成27年までの5年。改装費は約2億6000万円》。

《公会堂は石鍋氏と交流のある日本料理店青柳(徳島県鳴門市)代表の小山裕久氏が「天平青柳」の名称で運営。1300年祭にちなんだ「1300年弁当」や海産物と農産物を織り交ぜたコース料理(5千円から)などを提供する》。



ネットでは、新公会堂のサイトに出ているほか、求人情報が「e-aidem(イーアイデム)」に出ていた。
※オープンのお知らせ(奈良県新公会堂のサイト内・PDF形式)
http://www.shinkokaido.jp/date/restaurant.pdf

《徳島県に本店をかまえる日本料理「青柳」。東京はじめ、全国に飲食店を展開する話題のお店が奈良に初上陸。「奈良県に何かおいしい料理店を」という社長の思いから奈良県立新公会堂内にオープン。日本庭園の見える店内は、とっても落ちついた雰囲気。お客様へ感動をお届けできる、そして「また来たい!」と思って頂ける店作りをしていきましょう》。
http://baito.e-aidem.com/index.php/action/job_detail/job_id/239610



本店の「古今 青柳(こきん・あおやぎ)」は、徳島県鳴門市にある。ANAのサイトには《「古今 青柳」は、日本料理人・小山裕久氏の店。老舗の日本料理店青柳の名代の鯛料理はもちろん、小山氏の鳴門に対する愛情がこもった新しい料理の数々を賞味することができる。鳴門をはじめ徳島各地から集められた選りすぐりの食材が巧みに調理され、その一品一品が目に美しく、繊細で上品な味わいだ》。小山氏は「料理の鉄人」で、フレンチの鉄人・坂井宏行と「鱧対決」をされたこともある。
https://tabidachi.ana.co.jp/topic/1401

《またお店の雰囲気も素晴らしく、モダンと古典が美しく調和した数寄屋造りで、贅を尽くした佇まいは、訪れる人に至福の時間を提供してくれる。さらに今回ここで紹介したいのが、鯛料理ならぬ鯛焼き。小山氏が洒落で考えたお土産もので、お食事をしたお客様だけが注文できる。老舗が作る庶民のおやつ、ぜひ一度ご賞味あれ》。東京店(虎ノ門 青柳)も、超一流店として名前が通っている。
※「古今 青柳」の公式ホームページ
http://www.kokin-aoyagi.jp/



5/7(金)、同僚と近くまで来たので、早速このお店を訪ねてみた。営業時間は11:00~17:00なので、基本的にはランチになる(予約すれば17:00以降のディナーも可能)。今のところランチは1種類(2100円)だけだが、近日中にメニューが増える予定である。先付けは小海老と鳴門わかめのあんかけと、まずは海の幸だ。



メイン料理はトップ写真で、奈良県産の野菜(大和まな、丸茄子、大根、宇陀ごぼうなど)や大和肉鶏、柿の葉寿司など、「奈良のうまいもの」のオンパレードだ。厳選された食材のうま味に、冴えた料理人のワザを感じ取ることができる。さりげなく配された海の幸も美味しい。



白ごはん(奈良産ヒノヒカリ)が、また良い。どんな水を使って、どのように炊いたのだろうか、米粒が立って光っている。おかわり自由というのも有り難い。全体的なボリュームは少なめなので、ごはんで腹具合を調整できるのだ。



デザートは地場産の卵と牛乳を使ったミニプリン(懐かしい味がする)とホットコーヒー。プリンの器に「天平」を感じさせる。



ここはお庭の景色も抜群である。外は小雨が降っていたが、芝の緑がみずみずしく、ツツジも咲き始めていた。さて次は、「クイーン・アリス シルクロード」にお邪魔しなければ…。
※「虎ノ門 青柳」を紹介するブログ記事
http://blog.livedoor.jp/gourmet_king/archives/50571837.html



意外と知られていないが、人口千人あたりの飲食店数は、奈良県が最下位である(3.68店。最高の沖縄県は8.80店)。こうやって県外から一流の料理人が来られ、奈良の食材を使って美味しい料理を提供して下さるというのは、遠来の観光客はもちろん、われわれ地元民にとっても、大変有り難いことである。



地元の既存店にとっても、良い刺激になることだろう。ぜひ、どんどん進出してきてほしいものだ。
http://www.tonashiba.com/ranking/pref_livingspace/store_p/10020004

※5/13追記:メニューが増えたので、書いておく。天平弁当2000円、牛しぐれ丼・穴子丼・マグロ丼(赤出し、香の物、ミニプリンつき)各1300円、造り膳2500円・天ぷら膳2000円・焼魚膳2000円(小鉢、赤出し、ミニプリンつき)。

※天平 青柳 奈良県新公会堂(奈良市春日野町101)内
代表 古今 青柳 小山裕久氏
営業時間: 1 1 : 0 0 ~ 1 7 : 0 0
( 1 7 : 0 0 以降のディナーの予約も可)
電話番号:07 42-23-3405
定休日: 月曜日
収容人数: 5 0 人程度( レストラン1 室、個室3 室)
※ レセプションホール使用のパーティにも対応可( 3 0 0 人程度)

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4 コメント

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青柳のファンより (平田美恵子)
2010-05-13 01:18:18
私も4月29日に友人2人と行きました。新緑がまぶしいきれいなお庭を見ながら、一つ一つ丁寧に味付けされたお料理を口に運ぶたびに、「おいしい~!」を連発!友人との会話もはずみ、家の近くに、自信をもって人にオススメできる日本料理のお店ができたこと、嬉しくてたまりませんでした。ブログの写真をよ~く拝見すると、デザートをはじめ、私達がいただいた物と少し違っている物があって、日替りになっているのかと思うと、また行きたくなってきました。そしてメニューが増えたら、特別な日や大切にしたい記念日に是非利用したいと思います。
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メニュー追加 (tetsuda)
2010-05-13 20:01:40
平田さん、コメント有り難うございました。

> 家の近くに、自信をもって人にオススメできる日本料理
> のお店ができたこと、嬉しくてたまりませんでした。

良いところにお住まいだったのですね。

> メニューが増えたら、特別な日や大切に
> したい記念日に是非利用したいと思います。

メニュー、増えました。本文に追記しておきましたので、ご覧下さい。
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Unknown (ならねこ)
2011-04-23 12:10:42
残念ながら4月10日に閉店。高級料亭で、11時―5時というお役所タイムの営業は酷だったと思います。私はいつもタイムアウトか満席で伺ったことがありません。
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残念です (tetsuda)
2011-04-24 06:31:50
ならねこさん、お久しぶりです。コメント有り難うございました。

> 私はいつもタイムアウトか満席で伺ったことがありません。

青柳の前に入店していた奈良ホテルのレストランは、夜の営業もしていました。集客が見込めないので、17時までとしていたのでしょうが、それでは客単価も低かったことでしょう。とても美味しい店でしたので、残念です。

新店(和風フレンチ)は4/29に入るという話ですが、今から間に合うのか、心配です。
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