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なら食と農の魅力創造国際大学校/9月22日(木・祝)にオープンキャンパス!(2016 Topic)

2016年08月17日 | お知らせ

「なら食と農(のう)の魅力創造国際大学校」(NAFIC)は、《これまでにない実学教育で、生産・調理・加工・流通などを担う次世代の「食」と「農」のトップランナーを育成します》(同校のHP)という学校である。

『月刊 事業構想』2016年8月号では《行政が「プロ料理人」を育成? オーベルジュ併設の大学校が誕生》として大きく紹介された。記事は、なら食と農の魅力創造国際大学校副校長の原実さんへのインタビューなどで構成される。同誌のHPから、冒頭部分を紹介すると、
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世界で活躍する料理人や県内農業をリードする生産者などの育成を目指して、奈良県が開校した『なら食と農の魅力創造国際大学校』。併設するオーベルジュでの実践実習など、全国初のチャレンジに注目が集まる。

公設教育訓練機関がオーナーシェフを育てる
『なら食と農の魅力創造国際大学校』(以下、NAFIC)は、奈良県農業大学校を再編して2016年4月に開校した。“「食」と「農」のプロフェッショナル”の育成を掲げる大学校は2つの学科から構成される。ひとつは、農業大学校の機能を継承し、高い技術や経営力を持つ農業人材を育成する「アグリマネジメント学科」。そしてもうひとつは、オーナーシェフなどの食の担い手を育てる「フードクリエイティブ学科」だ。



副校長・原実さんのご挨拶。南都和唱会(かしょうかい)で、8月9日(火)撮影

世の中には民間の調理師専門学校や、公立高校の調理師免許コースは存在するが、NAFICが目指すのは単なるシェフの育成ではない。調理技術だけでなく、「農」に関する深い知識を持ち、経営やマーケティングのスキル、おもてなし力も備えるプロフェッショナルの輩出である。そのため、教育は極めて実践的だ。学校内にオーベルジュ(宿泊施設を備えたレストラン)を設置し、一般のお客を迎えながら料理やサービスに関する実習を行うほどである。

公設教育訓練機関の枠にとらわれないNAFICの取り組みだが、この学校はどのように生まれたのだろうか。奈良県は人口1000人当たりの飲食店数が全国最下位クラス、過去には志賀直哉が随筆に「奈良はうまいものがないところだ」と記すなど、食に関してネガティブなイメージがあった。

これを払拭するため、奈良県は近年、農業振興に加えて食の振興に注力してきた。奈良の伝統野菜やこだわり野菜を「大和野菜」としてブランディングする取り組みや、全国に先駆けた屋外型グルメイベント「奈良フードフェスティバル・C'festa(シェフェスタ)」の開催など、様々な仕掛けを行ってきた。特に県内外の一流シェフが、奈良の食材を使った料理を振る舞うC'festaは、20万人以上を集める人気イベントとなっている。



「この取り組みは、来場者だけでなくシェフにも大変好評で、『奈良にこんな美味しい食材があったのか』と驚いて、イベントに限らず食材を採用してくれるようになっています。こうした経験から、『食材のことを理解した料理人』の育成の重要性に気づき、県でその育成に向けた議論が始まりました」と、NAFIC副校長の原実氏は話す。

議論が進むなかで、オーベルジュを併設して高度な現場研修を行う構想や、農業大学校と一体化して農と食の人材育成を融合させる構想などが生まれた。


同校「フードクリエイティブ学科」(安倍校舎)では、9月22日(木・祝)10:30~14:00にオープンキャンパスが行われる。参加費は無料で締め切りは9月 8日(木)だ。同校のHPによると、

(1)フードクリエイティブ学科 カリキュラム・学生募集概要説明
(2) 安倍校舎 及び 学内オーベルジュ「オーベルジュ・ド・ぷれざんす 桜井」の見学
(3)フランス料理 調理実習体験「牛フィレ肉のグリエ、ガトーショコラのモワルー アイスクリーム添え」
   ○調理科目授業担当 辻調理師専門学校 守木 晃 先生、中川 德康 先生、阿部 浩喜 先生
(4)自分で作った料理を試食
(5)個別相談会
※調理実習授業の体験は、高校生以上の方に限らせていただきます。
※保護者等付添の方は、調理実習体験は見学となります。その間ご希望に応じて学校説明・個別相談を行います。

定員:調理実習体験20名(先着申込・参加費無料。保護者等付添者の参加・見学も可能。)
締切:9月 8日(木)締切


いかがだろう。オーナーシェフなど食の担い手を育てるNAFIC「フードクリエイティブ学科」にご興味のある方は、ぜひチャレンジを。お申し込みは、同校のHPから!




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