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飲みニケーションは、なくてもいいの?/日本生命調査を読み解く

2021年11月29日 | 日々是雑感
日本生命が「飲みニケーション」に関する調査結果を発表し、いろんなメディアで話題になっている。奈良新聞(2021.11.24付)〈飲みニケーション「不要」63%〉によると、

お酒を飲みながら職場の仲間と親交を深める「飲みニケーション」の支持率が急落している。日本生命保険の調査で「不要」との回答が6割に達し、2017年の調査開始以来、初めて「必要」の割合を上回った。

日生は、新型コロナウイルス禍でお酒に頼らない親睦の在り方を模索する人が増え、意識が変化したとみている。調査は10月1~13日にインターネット上で実施し、男女7774人が答えた。

飲みニケーションが不要だと答えた人は全体の62%で、内訳は「不要」が37%、「どちらかといえば不要」が25%だった。不要と考える理由は「気を使う」が37%、「仕事の延長と感じる」が30%、「お酒が好きではない」が22%だった。年代別では、不要と答えた人の割合が最も高かったのは「20代まで」の66%だった。

一方、必要との回答は38%で、内訳は「必要」が11%、「どちらかといえば必要」が27%だった。必要な理由は「本音を聞ける・距離を縮められる」が58%で最多。「情報収集を行える」が39%、「ストレス発散になる」が34%だった。

ニッセイ基礎研究所の井上智紀主任研究員は「コロナ禍で会食できなくなり、お酒を介してコミュニケーションすることに疑問を抱く人が増えた」と分析した。ただ、収束してコロナ前のように会食できるようになれば「飲みニケーションは再評価されるだろう」とみている。


グラフを見ると、今年(2021年)始めて「不要・どちらかといえば不要」が「必要・どちらかといえば必要」を上回っていて、これはショッキングな結果だ。日本生命による詳しい調査結果が、こちら(PDF)に出ていた。それによると、

〇「必要・どちらかといえば必要」は男女別では、男性44.2%、女性32.1%と12.1ポイントの差があった。
〇落ち込み幅は男性が△18.2ポイント、女性が△9.2ポイントと、男性の方が圧倒的に落ち込んでいる。
〇「必要・どちらかといえば必要」は職業別では、「公務員」が51.8%と最も多く、次いで「経営者・役員」が49.1%、「民間企業や団体の正社員・正職員」が41.1%。
〇「どちらかといえば」を除いた「必要」は11.1%、「不要」は36.9%と、その差は25.8ポイント!


井上主任研究員は「昨年からの減少幅は男性の方が大きくなっていたことは、コロナ禍で会食できない状況が長く続く中、仕事を進めてきたことで、お酒を介することの必要性に疑問を抱くようになったことを示している」。

私が回答するとすれば、確実に「必要」と答えたことだろう。私の職場でも退職前の2年間ほどは、歓送迎会も慰労会も打ち上げも、何もなかった。最初は「味気ないなぁ」と思っていたが、徐々に慣れてきた。

しかし、やはり飲みニケーションは、あったほうが絶対にいい。皆さんは、ドー思いますか?

コメント
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