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Op.(オペレーション)ローズダスト〈下〉 やはり面白い。

2011年03月29日 00時31分06秒 | 読書評
Op.(オペレーション)ローズダスト〈下〉 (文春文庫)
福井 晴敏
文藝春秋

Op.(オペレーション)ローズダスト〈下〉 を読みました。

ローズダストの復讐が佳境になる最終巻、読んでほんとに面白かった。

復讐劇の最終章の部隊は、東京副都心のお台場。
清掃工場の廃墟を利用して、ここからごみ廃墟のダクトを利用して、爆弾が
お台場のいたるところへ送り込みこれを無力化するために朋希はじめ並河が
奔走する。

各シーンでぎりぎりの攻防があり、各登場人物がその使命をまっとうする為
に奮闘する。各登場人物には、その存在の意義付けがしっかりしていて、人間
性の濃さが表現されていて面白い。

各登場人物から受ける印象が、個々の天命に対する人間の執着であったり
あがきである。そうなるであろう事象でも、なんとかしたい、こんな感じ
で終わりたくないなど、最後の最後まで無様ながらもあがきまくる人間臭さ
が心を打つ。

爆弾を制圧するためのストリー展開は、奇抜なところは無いが、人間の泥臭さ
に厚みがあって、そのアクションの機動性が面白い。


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