旅をする木 (文春文庫) | |
星野 道夫 | |
文藝春秋 |
旅をする木 アラスカの自然の描写が心情的にうったえるものがあって
文体もやわらかく心地のいい文章でした。
短編の紀行文ですが、それぞれに映し出される自然描写とそこに関わる人の
心情がやわらかく、著者の目を通して描かれているのでほっとする文章です。
混沌とした日々、忙しい日々などをお過ごしの方には、癒しになる表現が
単なる紀行文としてだけでなく、文章全体の良さを引き出しているのかと
思います。
本棚から思い出したように紐解いて見るのもいいかも知れません。