寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第2686話) 三つの誓い

2018年10月15日 | 意見

 “私の出身地である愛知県蒲郡市の市民憲章の一部を紹介した八月二十九日付本欄「愛のことばで助け合い」を目にして、憲章の「三つの誓い」全文が自然と口をついて出てきた。故郷を離れて三十年以上になるが、なぜ今もそらんじることができるのだろうか。
 調べてみたら一九七二(昭和四十七)年十一月三日の制定らしい。当時の私は小学生で、きっと学校で暗唱する機会があったのだろう。いまだに全文が記憶に残っているということは子どもなりに[美しい文で大切なことを説いている」と思って心に留め置いたのかもしれない。
 「三つの誓い」の残り二つは「心と体をすこやかに、笑顔で働き いえづくり」と「海と空を美しく、みんなの力で まちづくり」。皆さんも一度声に出して読んでほしい。蒲郡だけでなく今の日本全体に言えることだと私は思った。”(9月27日付け中日新聞)

 名古屋市のパート・三浦さん(女・55)の投稿文です。どこの市民憲章もその地域にあった素晴らしいことが書いてある。三浦さんのふるさとは愛知県蒲郡市、今も市民憲章がスラスラ出てくるという。これは若い時に暗唱されたからであろう。
 ボクの住む一宮市の市民憲章を調べて見た。制定は平成19年3月である。蒲郡市に比べるとかなり遅い。いろいろな行事で市民憲章唱和がなされる。ボクももう何度唱和したことか。しかし、その時唱和するだけではさっぱり覚えられない。どうしても歳を思わざるをえない。何事も若い時である。
 参考に一宮市市民憲章を紹介します。
 1.いのちを大切にし、だれもが安心して暮らせる 福祉のまちをつくります。
 1.ちきゅうを愛し、自然も人も共生できる 住みよいまちをつくります。
 1.のびやかに青少年が育ち、個性を生かす 教育と文化のまちをつくります。
 1.みどり豊かなふるさとを守り、活力ある産業のまちをつくります。
 1.やさしさと思いやりに満ち、夢と希望があふれるまちをつくります。
 良いことが書いてある。この文をいつも心していたら、素晴らしい市民になろう。


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