戯れに古本屋を冷やかしていたら
懐かしい漫画があったので買ってみた。
いわゆるひとつのコンビニ本。
「湘南爆走族・地獄の軍団 権田二毛作編」
“地獄の軍団”という名前の地点で悪役チックな感じに思えるが
そこを束ねる権田二毛作…以外にナイスなヤツだったりもする。
シャカリキにおっかなく、シャカリキにやさしい。
大勢の奴らを纏めるには、力だけじゃなく人間力も必要。
そんな権田だからこそ、可愛い彼女もいたりなんかする。
…ちくしょう(小声で)
シャカリキ過ぎるが故に
権田二毛作の下にいるものは、苦労が絶えない様子。
ナンバー2で頑張ってる瀬島の姿には同情してしまうが
他所の学校の生徒なのに
我が物顔で権田の給仕をしてるのは…ガッコ、行けよ(笑)
名作として名高い「10オンスの絆」も読み直せた。
今の学校教育なら、早々にオミットされてしまうかもしれない植村先生。
孤独感を抱えていた権田にキッカケを与えてくれた植村先生。
そのキッカケも、今なら御法度になりそうな予感。
…昭和ならではの些末な行動なんですけどね。
「10オンスの絆」の件は、後日に持ち越すとして
最後の最後に笑ってしまったのは“アリとキリギリス”
権田率いる「地獄の軍団」
江口率いる「湘南爆走族」の経済状況。
バイトして、たくさんあるアリ。
散財して、いつもカネが無いキリギリス。
「青春がタイムカードで刻まれている」権田二毛作ならでは。
…スーパーカブでビール配達出来るハワイって何よ?
(津山さんと一緒にアイスクリームを売りながら)