終わってみれば、4馬身差の圧勝劇。
勝ったのは、去年の菊花賞馬・エピファネイア。
鞍上にクリストフ・スミヨンを迎えての必勝態勢。
例によって例の如く折り合いを欠いていたが、それでも必死に堪え
ゴールまでしっかり走らせたのは、馬の心肺機能の強さと馬場が有利に働いたのもあるが
鞍上の忍耐が、最後まで馬を動かしたのだと認めなければいけない…と思います。
…それはさておき、クリストフ・スミヨン。
「今までの日本馬で一番いい馬に乗れました」的な件があったようだが
今、この一瞬だけ“それを”吹聴するのは勘弁して欲しい。
…2着馬の立場もあるのだから。
なぁ、ジャスタウェイ。
2番人気に推されたハープスター。
勝負どころの3コーナーから4コーナーの間で、故障馬に接触していた不運はあった。
ただし今回に関して言えば、それが無くても勝ちきれなかった感が見え隠れ。
…ジャスタウェイ共々、洋行帰りの中、掲示板に載ってるのは素直に偉いということ。
ジェンティルドンナは4着。
良馬場発表の割に力がいる状況だったのは、牝馬にとって大きなハンデ。
仕上がりが良過ぎたが故に、パドックで入れ込んでように見えたのは私だけなんだろうか?
そんな独断と偏見はさておき、年内最後は有馬記念に出走して欲しい。
それが我々競馬ファンの小さな願い。
ジャスタウェイの底力に敬意を。
スピルバーグの3着は現在の充実ぶりを内外にアピール。
ワンアンドオンリーとフェノーメノに「復調」の文字が隠されている…予感。
イスラボニータが2400mを走り切るには想像も出来ないマジックが必要。
ヒットザターゲットは…何がしたかったのかが分からない競馬になってました。
本命視していたデニムアンドルビー。
流れが速くなると判断しての後方待機だったのかもしれないが
今回それを決断するのなら、宝塚記念や天皇賞でのレースっぷりは何のためだったんでしょう?
…結局“後方のまま”だったのだから
馬券を買う身としては泣くに泣けないというハナシ。
…悲しい結末を迎えることになったトレーディングレザーに合掌。