田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

【インタビュー】『ブルックリンでオペラを』レベッカ・ミラー監督

2024-04-04 08:30:30 | インタビュー

 ニューヨーク、ブルックリンに暮らす精神科医のパトリシア(アン・ハサウェイ)と、現代オペラの作曲家スティーブン(ピーター・ディンクレイジ)夫妻。人生最大のスランプに陥ったスティーブンは、愛犬との散歩先のバーで、風変わりな曳舟(ひきふね)の船長カトリーナ(マリサ・トメイ)と出会う。カトリーナに誘われて船に乗り込んだスティーブンを襲ったある出来事により、夫婦の人生は劇的に変化していく。

 ハサウェイがプロデューサーを兼任したロマンチックコメディー『ブルックリンでオペラを』が4月5日から全国公開される。本作の監督・脚本を務めたレベッカ・ミラー監督に話を聞いた。

「この映画を見て、人間は変わることができるということを感じてもらえたらうれしいです」
https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1428673

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「午後のロードショー」『ビバリーヒルズ・コップ』

2024-04-04 07:02:32 | ブラウン管の映画館

『ビバリーヒルズ・コップ』(84)(1988.5.8.日曜洋画劇場)

 ロサンゼルスの高級住宅街ビバリーヒルズへ単身出向くことになった、デトロイトの刑事アクセル・フォーリー(エディ・マーフィ)の活躍を描く。

 この映画でマーフィが演じた刑事役は、先駆者シドニー・ポワチエが演じた役柄とは明らかに違う。また、『黒いジャガー』(71)のリチャード・ラウンドトゥリーに代表される、ひと昔前の黒人ヒーローとも違う。

 それは、過去のそうした黒人を主役にした映画には、黒人に対する無理解や物珍しさ、あるいは異端視する傾向があったことが、残念ながら否めないからだ。

 だが、やっと黒人が白人にも素直に受け入れられるような主役を演じられる時代がきたのだ。マーフィは今や、最も注目を集めるスターの一人だし、映画界、音楽界、スポーツ界といった、あらゆるジャンルが、黒人たちの存在を抜きにしては語れない。

 確かに、いまだに人種差別は歴然と存在する。だが、これらがほんの一例だとしても、時代はいい方向に向かって歩み始めていると思いたい。

 前置きが長くなったが、この映画の面白さは、ニューヨーク、シカゴ、ボストン、そして舞台となったデトロイトといった、アメリカの犯罪多発都市に比べると、ロサンゼルスのビバリーヒルズか、いかにも平和そうなのん気な街に見えてくるという対照の妙であり、改めて、アメリカという国の巨大さを感じさせられるところだろう。

 そうした街の対比に加えて、デトロイトとビバリーヒルズの警官の対比も見せることで、マーフィの持ち味である柄の悪さや下品さに感化されていく警官たちの姿が笑いを誘うことに成功し、肩の凝らないアクションコメディとして楽しませてくれたのである。


グレン・フライが…
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/0df92ecb70ad6109f0844a4cd4006009

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「BSシネマ」『シェルブールの雨傘』

2024-04-04 06:55:42 | ブラウン管の映画館

『シェルブールの雨傘』(64)(1978.3.4.土曜映画劇場)

(2005.1.16.)

 全てのセリフを歌で表現するジャック・ドゥミ監督の鮮やかな色彩による傑作ミュージカル。フランスの港町シェルブールの傘屋の娘ジュヌビエーブ(カトリーヌ・ドヌーブ)は、自動車修理工のギイ(ニーノ・カステルヌオーボ)と愛し合い結婚を誓う。しかしギイは徴兵でアルジェリアへ行き、手紙も来なくなってしまう。ジュヌビエーブは妊娠していることを知るが…。

 やっぱり、お人形さんみたいにきれいなドヌーブとミシェル・ルグランの甘美な音楽だけで、何度見ても「参りました」という感じになる。今回は色遣いの面白さと、あのラストシーンは、実はハッピーエンドなのかもしれないということを発見。


アデュー、ミシェル・ルグラン
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/8e577115d28da1690d7bb8b407d21da3

【違いのわかる映画館】キネカ大森
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/b1f01b9d33fc1d75883c679f2ab245c0

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