田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

【インタビュー】『おしょりん』森崎ウィン

2023-10-31 21:13:37 | インタビュー

 明治37年、福井県足羽郡麻生津村。大阪で働いていた庄屋の次男・幸八が帰郷し、兄の五左衛門(小泉孝太郎)に、村をあげて眼鏡作りに取り組まないかと提案する。

 明治時代の福井県を舞台に、同地の眼鏡産業の礎を築いた人々の愛と情熱を描いた『おしょりん』(田畑を覆う雪が固く凍った状態を指す福井の方言)が、11月3日から全国公開される。庄屋の次男で、村での眼鏡作りを提案する幸八を演じた森崎ウィンに話を聞いた。


  
「先人たちからもらえるパワーが詰まった作品」
https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1410335


『おしょりん』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/c275b307725b254f70131100ab194c0b


『レディ・プレイヤー1』祭り
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/886ceb63df4452ecfdf7065128abc607

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「BSシネマ」『イエスマン“YES”は人生のパスワード』

2023-10-31 08:00:49 | ブラウン管の映画館

『イエスマン“YES”は人生のパスワード』(08)

 バツイチのカール(ジム・キャリー)は、仕事も私生活も後ろ向きの日々を送っていた。そんな日、あるセミナーに参加したことからカールの運命は一変する。

 それは、あらゆることに“イエス”と答えること。早速イエスを連発したカールは、すてきな女性アリソン(ズーイー・デシャネル)に出会うなど、とんとん拍子に物事が好転し始めるが…。

 キャリーの主演作では、同種の『ブルース・オールマイティ』(03)よりも出来が悪い。怪しいセミナーの教えが強く出過ぎて笑えないし(教祖役のテレンス・スタンプは笑えるが…)、カールの変心の様子も説得力に欠ける。ここにもフランク・キャプラ的なものの不器用な模倣があった。

 ところでこの映画、ビートルズ・フリークなら思わずニヤリとするシーンが二つあった。一つはハリウッド・ボウルに侵入し、「キャント・バイ・ミー・ラブ」をアカペラで歌うシーン。

 もう一つは、ブルースが、自殺願望の中年男性を助けた後、彼に向かって言った一言が、「ヘルター・スケルター」で最後にリンゴが叫んでいた「I've got blisters on my fingers=指に水ぶくれができちまったぜ」だった。


映画の中で歌うスターたち
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/e556b78b53a95330f24d25ee005b5651


『ブルース・オールマイティ』(03)

 神の力を授かった男の受難を描く。思い通りになった男が、元に戻りたがるというのは、『素晴らしき哉、人生!』(46)の逆パターン(ちゃんと劇中にも登場する)。

 ジム・キャリー、気持は分かるが、いささかギャグがくどい。逆にモーガン・フリーマンの神様がいい味を出していた。同じ1日を繰り返す『恋はデ・ジャブ』(93)を思い出した。

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【ドラマウォッチ】「下剋上球児」(第3話)

2023-10-30 16:05:19 | ドラマウォッチ

「南雲先生どう収めるの? ハラハラするよ」
「南雲先生、罪深いにもほどがあるよ」

https://tvfan.kyodo.co.jp/news/topics/1410098

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「BSシネマ」『おくりびと』

2023-10-30 08:00:16 | ブラウン管の映画館

『おくりびと』(08)(2009.9.6.)

 人は病人や死人に触れることを嫌う。それは病や死に対する恐怖の裏返しなのか。この映画は、それを仕事とする納棺師という特異な職業に光を当てた点がユニークだ。滝田洋二郎がよくやる下品なギャグや極度なお涙ちょうだいの演出も適度に抑えられている。

 主演の本木雅弘も好演を見せるが、やはり山崎努がうまい。納棺師の仕事や葬式に関するハウトゥー映画的な要素に加えて、山崎が出たことで、『お葬式』(84)や『タンポポ』(85)といった、伊丹十三映画への滝田流の敬意が感じられた。

 山田辰夫、峰岸徹。最近亡くなった2人の姿が、作品のテーマとも相まって悲しく映った。

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【ほぼ週刊映画コラム】『愛にイナズマ』『ドミノ』

2023-10-27 08:59:17 | ほぼ週刊映画コラム

共同通信エンタメOVOに連載中の
『ほぼ週刊映画コラム』

今週は
カメラを回すという行為をひたすら見せる『愛にイナズマ』
どんでん返しが連続する多重構造のストーリー『ドミノ』

 

詳細はこちら↓
https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/week-movie-c/1409659

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「午後のロードショー」『エアフォース・ワン』

2023-10-27 08:30:31 | ブラウン管の映画館

『エアフォース・ワン』(97)

ついに大統領にまで出世したハリソン・フォード
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/0d9267bfabd2336dd77879f6da1a57bc

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「BSシネマ」『遠い太鼓』

2023-10-27 08:00:01 | ブラウン管の映画館

『遠い太鼓』(51)

 1840年、フロリダ辺域の警備に当たるワイアット大尉(ゲーリー・クーパー)は、海軍のタフツ中尉(リチャード・ウェッブ)と、凶暴なセミノール族の砦を急襲、捕虜となっていた人々を救出する。帰還中、先住民に追いつめられ、沼地へ逃げ込むが…。

 湿原の広がるフロリダを舞台に、アメリカ軍と先住民の壮絶な戦いを描く冒険活劇。監督はラオール・ウォルシュ。撮影監督はシド・ヒコックス。

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【インタビュー】『愛にイナズマ』佐藤浩市、池松壮亮、若葉竜也

2023-10-26 18:58:23 | インタビュー

 26歳の折村花子(松岡茉優)は、理不尽な理由で映画監督のデビュー作から降ろされる。泣き寝入りはしないことを決意した花子は、10年以上音信不通だった“どうしようもない家族”のもとを訪れ、父と2人の兄にカメラを向けて夢を取り戻すべく反撃を開始する。

 石井裕也監督がオリジナル脚本で家族を描いたドラマ『愛にイナズマ』が10月27日から全国公開される。公開に先立ち、花子の父の治を演じた佐藤浩市、長兄の誠一を演じた池松壮亮、次兄の雄二を演じた若葉竜也に話を聞いた。

佐藤浩市「登場人物の誰もが見る側の人たちのふに落ちる部分を持っている」、池松壮亮「愛と勇気と優しさをもらえる“アンパンマンみたいな映画”」、若葉竜也「この手触りは唯一無二」

https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1409675

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『おとなのデジタルTVナビ』2023.12月号「特集・オードリー・ヘプバーン」

2023-10-26 09:00:36 | おとなのデジタルTVナビ

『おとなのデジタルTVナビ』(2023.12月号)

「特集・オードリー・ヘプバーン」

「劇場へ行こう!」(新作映画紹介)

「BS松竹東急」

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「BSシネマ」『暴力脱獄』

2023-10-26 08:00:18 | ブラウン管の映画館

『暴力脱獄』(1984.12.17.月曜ロードショー)(2010.1.14.NHK BS)

 

 酒に酔い、ささいな罪で刑務所に収監されたルーク。所長や看守たちは過酷な労働や体罰で囚人たちを支配しようとするが、ルークは決しておもねらず、やがて囚人たちから尊敬を集めていく。

 道端で洗車する女に妄想を抱く。道路の舗装をスピーディーにする。卵を50個食べる。それだけで盛り上がる囚人たち。くだらない、くだらないけど面白い。そして切ない。

 スチュアート・ローゼンバーグ監督は、後に所長側から刑務所を描いた佳作『ブルベイカー』(80)も撮っているが、やはり彼のベストはこの映画だろう。コンラッド・ホールの撮影、ラロ・シフリンの音楽もいい。

 ポール・ニューマン演じる主人公の“クール・ハンド・ルーク”は、特に奇跡を起こすわけでもなく、刑務所内にちょっとした変化を起こすだけ。反体制、アウトローというよりも自分を持て余している男という感じだが、そこが等身大でいいのだ。

 とはいえ、50個の卵を食べ終わって上半身裸で寝そべるルーク、教会での神への問いかけ、ラストの俯瞰で道が十字架になるところなどに、神を暗示する描写が結構あることに今回気づいた。

 ストローザー・マーティン、J・D・キャノン、ラルフ・ウェイト、ルーク・アスキュー、チャールズ・タイナー、アンソニー・ザーブ、クリフトン・ジェームズら、当時の脇役が大集合しているのがうれしい。この映画でアカデミー賞を獲ったジョージ・ケネディを筆頭に、デニス・ホッパー ハリー・ディーン・スタントン、ジョー・ドン・ベイカーなどは出世組になるのかな。


「名優ポール・ニューマン特集 碧い瞳の反逆児」
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/d89af272662f840be06f29f07f051774

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