二晩で観賞終了。全10話なんであっというま。
全編、これ、「原作は少女漫画」、というのがよくわかるドラマでした。
野原しんのすけのようなギャグが随所に。
急がば回れとおしえられ、テーブルの周りを
ぐるぐる回ってる人間をはじめてみました。
それにしても、道明寺の日本語、まちがいだらけなんですが、
よくことわざを知っている男ですね。
一話、二話までは、道明寺を冷淡な男に描いてますが、
三話目からいきなりくずれおバカキャラが全開になってきます。
放送中、原作をご存知のブロガーさんたちが、
「3話目くらいまで辛抱して観てください」
と、書かれていたのを思い起こしました。
ほんと、3話目あたりから抱腹絶倒なノリに突入します。
つくしは、最後の最後まで、「道明寺!」と言い、
司も、最後の最後まで、「牧野!」と言い、
花沢類は、最後の最後まで、つくしから「あ!花沢類!」と
フルネームでよばれ、そこのとこはすごく好きな部分です。
このドラマは、F4よりも、「つくしちゃん」のドラマですね。
つくしがオンナの子なのに男前でじつにかっこいい。
鉄拳が飛び出す前のフットワーク、最高でした。
原作は通算5000万部でしたっけ?そんな数でしたよね。
全巻30数巻のベストセラーで、印税を計算するのも恐ろしいです。
脇役のキャラもおもしろいのが揃っていました。
桜子も、ビッチスリーシスターズ(勝手に命名)も、
コミカルさが際立っていて、きっちり少女漫画してました。
とくにビッチスリーシスターズはほんとおもしろかった
お嬢さまの桜子は多重人格のようなやつで、
懲りない少女漫画のキャラを裏切ることなく展開。
そういえば、桜子が、つくしのふりかけおにぎりを見て、
「あ、カビが・・」と言っていましたが、
あれ、あながち少女漫画やドラマ特有の誇張でもないようですよ。
四谷双葉を出た元お嬢さまの友人が、その昔、言っていましたが、
お嬢さま方は、タクアンや目刺しなど、やはり庶民の食べものは
普段ほとんど食べることもないし、その存在もご存じないらしいです。
塾で知り合った「ド庶民」から仕入れる情報に
腰を抜かしたりするのだそうです。
「『タクアン』って、お大根からできてるんですって~!!!」
「ええ~!!!!!」
っという会話が存在したらしいです。
世のなかいろいろ、人生いろいろ、楽しいですね。
道明寺もよく言ってましたよね。「このド庶民がー!!!」って。
いや~庶民ってさげすみの言葉だったなんて知らなかったです
まるで、スネオの「のびたのくせに生意気だぞー!」に近い?かも。
庶民を強調するために「ド」をつけること自体、そのセンスに脱帽です。
「庶民」と「ブス」は道明寺の二大天敵?
それから、あいまあいまで登場する、
団子屋の女将さんの場面も絶対に笑えます。
女将さんの元カレの幅の広さにも驚愕
女将さん、オノ・ヨーコさんだったの?
つくしんちの家族団らんシーンも忘れちゃなりません。
いきなり現れた道明寺、ひとり土足で椅子にふんぞり返ってました。
お前は王様か・・・・・
ああ、ここで、しーちゃん(金八先生でちょんまげだった子)が
弟役ででていてうれしかったですね
しーちゃん、かわいい~
あっというまに終わった全十話でしたので、
腰をすえて30数巻の原作を読みたくなりました。
F4と道明寺とつくしの世界をたっぷり味わってみたい、かも。
台湾の「流星花園」もちらりとのぞいてみたい、かも・・・・
以上、「花より男子」観賞感想文でした。