山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

焚き火の効能

2024-03-04 22:29:43 | 農作業・野菜

  2月末から3月初旬にかけて、毎日のように防獣柵の補修に追われた。同時に、柵に絡まっていた周辺のツル植物等を除去していく。その草取りの方が時間がかかった。ツル植物のアケビ・ボタンヅルをはじめクサイチゴ・ススキ・コセンダングサ等に手こずる。普通なら、除去した雑草は肥料として活用もしたが、放置していると逆襲にあってしまう。その結果、火あぶりの刑を執行せざるを得なかった。なにしろ、その積んだ残骸が1m50cm近くの山になっていたからね。

   

 それらの植物の上に剪定した太い枝を乗せておくと舞い上がる火の勢いを抑制することができる。焚き火はこのところ直火ではなく、半切りしたドラム缶でやっている。すると火の安全上でも管理がやりやすくなるのがわかった。いつもだと、火の有効利用として定番の焼き芋ができるはずだったが、サツマイモの確保を忘れていたので、火を七輪に移して「クサヤ」を焼き始める。

  

 さらに、燃え残った火でハブ茶の原料になる「エビスグサ」の焙煎もフライパンで行う。香ばしい匂いが出てきたらOKだ。それをお茶パックの袋に入れてヤカンに放り込む。それとミルサーで粉砕したハトムギもパックに入れる。つまり、野生化したエビスグサとハトムギのミックス茶の出来上がりだ。ハトムギは買えば高価だが、こうすれば予算ゼロで雑味はあるものの効能は確保できるという算段だ。

 燃やした灰はドラム缶いっぱいとなった。これをひっくり返せば、水を掛けなくても数日後には自然冷却され、畑へと追肥される。こうした循環によって、困っていた野草を処理し、肥料代も節約できるし、焼いた食材を食べられるうえに、竹などの支柱や剪定した木の枝などの残骸を処理し、それらのことで畑もきれいになるという一石五鳥となる。

 焚き火をやるときは、できるだけ雨が降った後の湿っている日にする、風力を天気予報で確認して風力2未満くらいの日にする、最初に燃やすものは落ちている杉の葉とか個人情報のある郵送物の紙などから燃やす、など気を使っているのだ。   

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 児雷也の妖術の出番だ | トップ | バイオトイレが止まった!! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

農作業・野菜」カテゴリの最新記事