多摩てばこ通信

食べもの、祭り、テニス、お酒、こだわりものを中心とした情報発信とひとりごと

最近読んだ本(100回記念)

2023年02月19日 | Weblog
最近読んだ本から……の感想ブログが、100回目となった。250冊以上の本の書評に加え書いていない本を含めるとすごく多くの本を読んできたなと思う。
私は読むのが遅い方なので厚い本は苦手。昔、吉川英治著「三國志」は読むのに3年がかりだった。
これからも色々な感動できる本を読み続けていきたい。今回は宇宙の話……。

「プロジェクト・ヘイル・メアリー」(上)(下) アンディ・ウィアー著 早川書房
この本は凄い。人類の存亡を賭けた不可能なミッションに挑む宇宙飛行士を描くエンターテイメントの大作だ。アメリカではベストセラーだったようだが、日本では書店で探してもなかなか見つからないのが悲しい。
目を覚ました主人公グレースは今自分が誰でどこになぜいるのか分からない。そこから記憶を頼りに少しずつ状況を掴んでいく。どうやら宇宙船にいて、眠っている間に太陽系を離れた宇宙にいるらしい……。
主人公の技術的なレベルの高さ、状況判断の的確さ。フィクションだけどとにかくストーリーの中にあっという間に引き込まれる。出会い・挫折・驚き・感動…。プロジェクトを遂行する宇宙船ヘイル・メアリー号は任務を遂行できるのか。そして主人公グレースは地球に戻れるのか。ぜひ映画化して欲しい。

「なぜ宇宙は存在するのか」 野村泰紀著 講談社ブルーバックス
私たちの宇宙は約138億年前に生まれ、太陽系は46億年前に天の川銀河の中に生まれた。私たちの銀河系は約40億年後にアンドロメダ銀河と衝突、一つの大きな銀河になるという。宇宙の未来が分かっても、諸行無常のわかる私たち日本人にはむしろ自然なものに感じられるかも。   
   

トルコ地震への支援を!

2023年02月16日 | Weblog
トルコ南部のシリア国境近くで、2月6日に最大震度7.8等の複数地震が起こった。一週間以上が過ぎても被害拡大報道が続いている。
親日国で知られるトルコだが、1985年イラン・イラク戦争の最中、突然のイラクの空域閉鎖に際し、トルコが日本人のテヘラン脱出を支援してくれた。後日トルコ大使が、「1890年の和歌山県沖のトルコ軍艦エルトゥールル号海難事故の救助以来、トルコは親日だ」とのコメントから、一躍日本とトルコの関係が顕になる。
東日本大震災でもいち早くそして多くの支援を送ってくれた。私たち日本人は今回、最大限の支援をしなければと思う。しかも地震災害は他人事ではない。
今教えている高校一年生の英語教科書にちょうどFriends over timeとして掲載されている。時を越え語り継がれる大切なことを実践すべき時と思う。