最近読んだ本から。
『熱源」川越宗一著 文藝春秋
第162回直木賞受賞作。樺太(サハリン)のアイヌ人ヤヨマネフクとポーランド人ブロニスクフ。日本人にされそうになった者とロシア人にされそうになった者が樺太で出会い、明治初期から太平洋戦争の終焉までの壮大な歴史が繰り広げられる。金田一京助の「あいぬ物語」が題材との様だが、そのスケールの大きさに圧倒される大作だ。
「超入門 失敗の本質」鈴木博毅著 ダイヤモンド社
名著「失敗の本質」の解説本。8年前の刊行だが当時から読みたかった。いかに日本軍がずさんな敗北を帰したか、その反省に立ち現代人は昨今ビジネス書として本書を持ち上げた。しかし過去の反省ではなく、同じ過ちが今も繰り返されている。「愚かなリーダーや意志決定権者の中には耳に痛い情報や都合の悪い可能性を警告する人物を遠ざけるという、極めて危険なことを行ってしまうケースがあります」あれ!最近似たようなことがあった気がするのは、私だけかしらん。
「ツナグ~想い人の心得」辻村深月著 新潮社
ツナグの続編。死んだ人との再会を望む人と死者とをつなぐ使者(ツナグ)。真意を確かめたい人、伝えたいことがある人、とにかく会いたい人。それぞれの人に色々な人生と別れがある。再会の思いが叶うのはフィクションの世界だけなのかなあ。
『熱源」川越宗一著 文藝春秋
第162回直木賞受賞作。樺太(サハリン)のアイヌ人ヤヨマネフクとポーランド人ブロニスクフ。日本人にされそうになった者とロシア人にされそうになった者が樺太で出会い、明治初期から太平洋戦争の終焉までの壮大な歴史が繰り広げられる。金田一京助の「あいぬ物語」が題材との様だが、そのスケールの大きさに圧倒される大作だ。
「超入門 失敗の本質」鈴木博毅著 ダイヤモンド社
名著「失敗の本質」の解説本。8年前の刊行だが当時から読みたかった。いかに日本軍がずさんな敗北を帰したか、その反省に立ち現代人は昨今ビジネス書として本書を持ち上げた。しかし過去の反省ではなく、同じ過ちが今も繰り返されている。「愚かなリーダーや意志決定権者の中には耳に痛い情報や都合の悪い可能性を警告する人物を遠ざけるという、極めて危険なことを行ってしまうケースがあります」あれ!最近似たようなことがあった気がするのは、私だけかしらん。
「ツナグ~想い人の心得」辻村深月著 新潮社
ツナグの続編。死んだ人との再会を望む人と死者とをつなぐ使者(ツナグ)。真意を確かめたい人、伝えたいことがある人、とにかく会いたい人。それぞれの人に色々な人生と別れがある。再会の思いが叶うのはフィクションの世界だけなのかなあ。