多摩てばこ通信

食べもの、祭り、テニス、お酒、こだわりものを中心とした情報発信とひとりごと

今年読んだ本(2022年)

2022年12月30日 | Weblog
今年も年末だ。今年読んだ本の中で私のBEST3を振り返ってみる。
1.塞王の盾 今村翔吾 集英社
2.アルツ村 南杏子 講談社
3.オオルリ流星群 伊与原新 角川書店

1は本当に面白い。歴史小説は好きだが歴史背景やストーリーの盛り上げ方などが渋い。益々歴史が好きになる。
2は認知症の人達の村に紛れ込んだ母子のストーリーだが、認知症大国の日本の未来の警鐘となる問題作だ。
3は青春もの。高校時代のクラスメートたちが今一度青春を取り戻したいという熱意が現状を変える。思い出が少なかったコロナ禍の若者たちにも応援をこめて。

そして、特別賞は
「サウンド・ポスト」岩城けい 筑摩書房
母親を失った幼子を男手一つで育てていく父親。言葉も通じにくい二人が異国の地で生き抜く。娘を立派に育てた父親にエール。

さて、来年はどんな本に出会うだろうか。

私は怒っている!その2

2022年12月30日 | Weblog
事件その2
ある通販の二重請求事件

先月15万円のパソコンを通販で購入。有料設定サービスも終了し一段落。と思いきや、電話がかかりカード支払いの切り直しをしたいとのこと。何でも設定サービスで新旧パソコンのデータ移行、不要と言ったのに設定時に依頼した、金額は変わらないがサービス内容が異なってしまうからという。私は15GB程度のデータ移行はサービスとの記載がある上、それを越えるデータ移行は不要と言ったので、拒否すると回答。だが相手も数日かけて執拗に電話をしてくる。そもそもサービス内容の違いは内部しか分からずどこにも記載がない、説明不足だと突っぱねたら、数日後にご迷惑をかけずこちらで処理しますとのこと。
これで終わらなかった。つい最近カード請求書に15万円を2回、30万円の請求が。確認しますの後、数時間後にミスを認めたが、今から請求は止まらないという。(私もカード会社に事前に聞いていた)後日(1月末)返金手配しますと。つまりこちらで立て替えろということ。年末年始のこの時期にあと10日で15万円は用立てできない。私は金持ちではない。引き落としできなければ他の請求も含め延滞になる。そもそも立て替える筋合いはない。どうすれば顧客に迷惑がかからないようにできるか頭をよく使って考えるようにと諭す。また数時間後に「すみません。15万円を貴方の口座に送金します、土曜日なので月曜日に経理に伝え手配します」とのこと。
さて月曜日。経理と打ち合わせ年内2~3日後に「送金手配」をしますとのこと。また社内都合だ。ミスばかりして信用できないのに、それはない。今日手配して明日「着金」させるべきだという。数時間後にすみません明日着金で手配しましたとの回答がやっとあった。
私はクレーマーではない。当たり前の仕事をして顧客に迷惑をかけないように顧客の身になって考えることができない(対応を小出しする)3流の対応しかできないのをおかしいと言っているだけである。推測だが、二重請求の原因はこちらで処理しますと言って、顧客に黙ってカード切り替え処理をしてマイナス処理を忘れるミスをしたのだろうが(あるいは嫌がらせ?)、複数のミスの上に会社の都合でしか物事を判断できないどうしようもない、かつリスク管理がだめな会社であることだけはわかった。未来のない会社である。
年末の多忙な時期に、つまらない時間を取られてしまった。それだけでも大迷惑である。
事件3は省略。

私は怒っている!その1

2022年12月30日 | Weblog
ここ最近、穏やかな性格の私を怒らせる事件が多発している。記録にのこしたい。
事件その1
電車内トラブルに遭遇

朝の満員電車で初老のおじさん(私と同年代)頻繁に後ろの私を押してくる。百戦錬磨の私は冷静だったが、相手は度が過ぎてきて次の駅に降りる時に振り向き様に私のキャップを撥ね飛ばした上、後ろ足で足蹴りをしてきた。さすがにそれはまずいだろう。私は腕をつかみ逃がさなかった。飛ばされたキャップを探しながらも相手の腕を離さずの状態 。
ホームの駅員さんのところまで引っ張っていく。冷静な駅員さんは、二人の間を丁寧に取り持ってくれた。無理やり謝らせると禍根を残す。警察まで行くと時間がかかる。表向き仲直りし許すことにした。
何が起こるかわからない。少し早く家を出てて良かった。

最近読んだ本(その99)

2022年12月30日 | Weblog
最近読んだ本から。
「両手にトカレフ」ブレイディみかこ著 ポプラ社
「僕はイエローでホワイトで、ちょっとブルー」の著者がノンフィクションの形で書けなかったティーンたちのことを小説の形で書いた問題作。ロンドンの下町の団地、14才のミアと弟のチャーリーは母親と同居はしているもののいわゆるヤングケアラー。生活は苦しく毎日の生活がやっと。クラスメートからラップの作詞で声かけされるが、そんな余裕はない。そんな時見知らぬおじさんからある本を薦められる…。現代の日本でも他人事ではない子の貧困、ヤングケアラーをどうしていくのか。対策が急がれる。 

「空をこえて七星のかなた」加納朋子著 集英社
七つの短編集だが、星をテーマに綴られている。どうやら母親は宇宙飛行士のようだ。星が好きで星に導かれた人々を結ぶ絆はどこから来るのか。読後の清々しさが印象的だ。

「先祖探偵」 新川帆立著 角川春樹事務所
主人公は先祖探偵をしている。自分の先祖を探してほしいというクライアントの依頼で戸籍をたどっていく。昔NHKであった「ファミリーヒストリー」に近いのかな。私も仕事でお手伝いをする事があるが、戸籍をたどるのは大変だ。本人の委任状があるとはいえ、古い戸籍を読みこなし、さらにこの主人公は現地調査もする。ストーリーとして面白いし素材に事欠かないが、実際は主人公レベルはかなり難しいなと思う。人探しはしていないので探偵業には当たらないというが、届出等は微妙かななど考えたりして。   
   

虹の架け橋

2022年12月15日 | Weblog
一昨日、雨上がりに大きな虹が見えました。地面から半円を描く大きな虹が、自宅マンションのエレベーターを上がったところで目の前に大きくできていました。今まで時々虹を見た経験はありますが、これほどの虹は例がありません。副虹や地面近くまでの虹も見えました。
空気中の水滴が太陽光に反射してできるものですが、光の中の色の波長により屈折率が異なるため七色に別れる。もちろん太陽は円の反対側にある。中国では蛇や竜に例えられるので虫偏だとか。気象現象と解明されたのは11世紀ごろで、それまでは生き物と見られていたようだ。
空にいきものが浮かんでいる、生き物が現れるという感覚は現代では想像がつかないが、人工的に虹が作れることがわかるまでは信じられていたというのは、電気も無いような時代では常識だったのかも知れない。

最近読んだ本(その98)

2022年12月09日 | Weblog
最近読んだ本から。
「赤と青のエスキース」青山美智子著 PHP研究所
エスキースとは、絵画を書く前の下絵とのこと。遠くオーストラリアの異国で出逢った二人。描いてもらったエスキースの流浪の旅とともに二人はどのような人生を歩んだのか。「木曜日にはココアを」同様、オーストラリアと日本をテーマにしたストーリーに人の繋がりを楽しむ。 

「サウンド・ポスト」岩城けい著 筑摩書房
三歳の娘メグを残し妻エリースを失った崇。友人の瑛二の助けを借りながらオーストラリアの地で、男手一つで娘を育てていく。娘がしたいというバイオリンを通じ、英語がわからない父と日本語がわからない娘。異国環境のなかで娘を立派に育てた父親に拍手したい感動の書。サウンド・ポストとは、バイオリンのエフ字型の穴から少しだけ見える小さな柱のようなもの、魂柱のことらしい。

「店長がバカすぎて」 早見和真著 角川春樹事務所
書店員とその店長、先輩後輩社員、社長、営業担当、小説家、お客様。いい人もいるけれど、◯◯の方も当然いる。特にうちの店長は飛び抜けて◯◯らしい。架空の武蔵野書店吉祥寺本店の書店員が叫ぶどうしようもなく◯◯な人達との戦いの日々。書店員にウケて2020年本屋大賞ノミネート作品。