多摩てばこ通信

食べもの、祭り、テニス、お酒、こだわりものを中心とした情報発信とひとりごと

日本一の旅館に宿泊するも

2018年02月16日 | Weblog
一昨日、昨日と老人クラブの関係で研修旅行に行って来ました。福島県母畑(ぼばた)温泉の八幡屋さん。何でも昨年プロが選ぶ名旅館として石川県和倉温泉の加賀屋を抜いて第一位になったとか。さすがに食べ物は上手いし温泉も露天風呂を含め良かったし言うことなし。つまりとても凄いと言うことはないまでも、何の不満もない。不満がないと言うことは陰のおもてなしが行き届いていて本当は凄いことなんだと思う。宿泊費も高くない。(お金をかければいいのは当たり前と思う)
さて、旅館には満足したのですが問題は睡眠。団体の辛さ、隣の人のいびきと頭の上の反対側の人の寝言で、午前2時に目が覚めてからは寝られず部屋を脱出、旅館内を夜中にさ迷うことに。大浴場の中の脱衣場の畳でバスタオルを掛けて寝たり、でもやはり少し寒くなり他をあたるも場所はなく、部屋に戻って横になって(おっといびきの隣の人は寝返りで私の耳の方へ寄って来た)‥‥。日本一の旅館だからフロントに駆け込めばきっとなんとかしてくれたのかもと思いながら次第にうとうととしてきて朝が来た。隣の人が朝5時半に起きてテレビをつけたその音で目覚める。仕方なく朝の温泉で目を覚まし、帰りのバスで爆睡となった。
ということで旅館は一流だが寝られなかったという思い出だけが残った。

最近読んだ本(その65)

2018年02月03日 | Weblog
最近読んだ本から 
「さよなら、田中さん」鈴木 るか著 小学館
 とにかく面白い。しかもとても中学生が書いているとは思えない。文学界に驚異の中学生現る!というも書いていたのは小学生のときでは。やっぱりすごい。さらに書いた主人公の母親が凄い。この生活力、というか食い意地力、それを見事に書いているのは呆れるばかり。「もし死にたいぐらい悲しいことがあったら、とりあえずメシを食え。そして一食食ったら、その一食分だけ生きてみろ。」こういう親なら子もたくましくなろう。
「最後の医者は桜を見上げて君を想う」二宮 敦人著 TO文庫
かつての医学部の同期3人は、今や親の経営する病院の副院長福原とその病院の勤務医となった桐子と音山。福原と桐子はいつも対立する。余命半年ならはっきり告知し、延命治療をせず残された日々を大切にという立場の桐子。奇跡を信じ最後まで生を諦めないという立場の福原。重い究極の選択をテーマに、自分が患者ならどちらを選ぶか悩ましい。
「定年待合室」江波戸 哲夫著 潮出版社
最近「定年」という言葉に敏感になっている。この本も表題から手に取ってしまったが、内容は定年を迎えた主人公が飲み屋のママの持ってくる難問題をサラリーマン時代の経験と人脈から解決するという普通の物語。最近の定年問題とは離れている普通の小説だった。