最近読んだ本から
「河北新報のいちばん長い日」河北新報社著 文藝春秋
昔、仙台に引越した時に河北新報を知った。夕刊はこの地元紙しかなく購読を決めた。今から二十年以上前のことである。3.11震災の日から始まった地元紙の行動、対応、そして苦悩が描かれたドキュメントは阪神大震災時の神戸新聞社同様、ブンヤ魂を感じさせる。マスコミ視点ではあるけれど、被災地に最も近く報道のあり方を考えさせられる。
「吉祥寺の朝比奈くん」中田 永一著 祥伝社
学生時代そして若い世代のなんとなくほのぼのとした短編集。表題作も吉祥寺の街風景が描かれストーリー的にも展開があり映画化されたが、他の短編も面白い。「三角形はこわさないでおく」は高校生達の三角関係に悩むラブストーリー。未来へのあいまいさは若者の特権だと思う。
「県庁おもてなし課」有川 浩著 角川書店
「県庁おもてなし課」はフィクションだけど高知県庁に「おもてなし課」は実在するという。出身地の高知を愛して止まない作者の熱意が伝わってきそうな元気が出るストーリー。話に出てくる「パンダ誘致論」もフィクションのようだが、仙台にパンダが来る話もある時代、あながち非現実的でもないのかも。ただ全国にパンダがいてもどうかなと思う。
「河北新報のいちばん長い日」河北新報社著 文藝春秋
昔、仙台に引越した時に河北新報を知った。夕刊はこの地元紙しかなく購読を決めた。今から二十年以上前のことである。3.11震災の日から始まった地元紙の行動、対応、そして苦悩が描かれたドキュメントは阪神大震災時の神戸新聞社同様、ブンヤ魂を感じさせる。マスコミ視点ではあるけれど、被災地に最も近く報道のあり方を考えさせられる。
「吉祥寺の朝比奈くん」中田 永一著 祥伝社
学生時代そして若い世代のなんとなくほのぼのとした短編集。表題作も吉祥寺の街風景が描かれストーリー的にも展開があり映画化されたが、他の短編も面白い。「三角形はこわさないでおく」は高校生達の三角関係に悩むラブストーリー。未来へのあいまいさは若者の特権だと思う。
「県庁おもてなし課」有川 浩著 角川書店
「県庁おもてなし課」はフィクションだけど高知県庁に「おもてなし課」は実在するという。出身地の高知を愛して止まない作者の熱意が伝わってきそうな元気が出るストーリー。話に出てくる「パンダ誘致論」もフィクションのようだが、仙台にパンダが来る話もある時代、あながち非現実的でもないのかも。ただ全国にパンダがいてもどうかなと思う。