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今朝の地震速報は誤報

2011-03-15 13:05:37 | 地震
今朝(3月15日)7時29分に「秋田県沿岸北部で震度5強~震度6強程度」などと、秋田沖を震源とし、秋田県内などで大きな揺れが発生するという緊急地震速報が発信され、放送や携帯電話のメールで流れた。
しかし、実際には、そのタイミングで福島県浜通りでマグニチュード4.3の地震が発生した(最大震度3=緊急地震速報の対象外。秋田では震度観測せず)。
つまり、緊急地震速報の誤検知・誤報だった


緊急地震速報は元々完璧なシステムではない(誤報が起こり得る)し、特に現在は気象庁のホームページ(http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/EEW/kaisetsu/index.html)に「お知らせ ~ 的確な緊急地震速報(予報及び警報)の発表ができない状態が続いていることについて~」として掲載されているとおり、地震が多発していることによって「データを適切に分離して処理できず、的確な緊急地震速報(予報及び警報)の発表ができない事例が発生しています。」「改善方法については検討を進めていますが、直ちに対応することは困難な状況です。」とのこと。

それにしても、テレビやメールでは誤報だったことの告知がされなかった(されたけど他の情報に埋もれた?)ようだし、速報システムの精度低下など僕も知らなかった。
そのため、未だに「今朝の速報の地震がこれから起こるのでは?」と不安を抱いている人がいるようだ。


緊急地震速報は、「地震予知」装置ではなく、発生直後に地震の揺れが届くより前に情報を伝えるシステム。
だから速報が出てから何分たっても地震がなければ、その速報はなかったことと解釈していい。

緊急地震速報は、完璧でないとはいえ、被害軽減に非常に有効なシステムだと思う。
それに、今後、秋田で大きな揺れがないとは言えないし、用心するに越したことはない。
対象地域となる速報が出たら、直ちに身を守って火を消すことは続けたい。

なお、誤報を含む過去の緊急地震速報については、気象庁のサイト内「緊急地震速報の発信状況」(http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/EEW/kaisetsu/joho/joho.html)で分かります。

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