広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

GAOのバス/古いバス

2010-11-16 22:43:24 | 秋田のいろいろ
秋田の路線バスの話題を2つ。
●GAOのバス
今年3月から運行を開始した、秋田県立男鹿水族館“GAO(ガオ)”のラッピング広告バス
ドアのある面にはハタハタの写真が、運転席側にはホッキョクグマ(「シロクマ」は通称)「豪太」の写真が大きくデザインされている。

秋田市内を走っているのはよく見かけるが、今まで乗ったことはなかった。
このほど、ついに乗車することができた。(別に乗りたいと思っていたわけでもないけど)

他のスポンサーのラッピング広告バスがそうであるように、車内は普通の路線バスだと思っていたが、多少違う点があった。
窓ガラスに!
窓ガラスに、男鹿水族館の生き物(や“なまはげダイバー”)の写真が貼られているのだ。

バスの窓には、医療機関なんかの広告が貼られていることがあるが、それと同じシール(サイズはやや大きい?)だし、これも「車内広告」の扱いなのだろう。(車外から見える側には何も印刷されておらず、白い)
目に付くが、きれいに並べて貼っているのでうるさく感じるほどではない。水族館行きの専用バスではなく、街中を走る一般路線バスだから、この程度がちょうどいいのかもしれない。
車内には他のスポンサーの広告はおそらくなく、水族館の広告で“独占”する形だが、秋田では珍しい広告手法。

後部はイラスト
ペンギン(よく見るとイワトビペンギンとジェンツーペンギンが区別できる)にアシカ、グレーのは色が濃いめだけどゴマフアザラシのようだ。どれもかわいい絵だ。
でも、左の白い動物はホッキョクグマなんだろうけど、やけにコロコロしていて、鼻がないし目が離れている。だいぶ違うんじゃないかなー

※その後、後部のデザインが変わった(リンク先記事の下のほう)


●古いバス
地方のバス会社の経営は厳しく、古いバスを使っていることがある。
3月に高知に行った時、28年前に製造されたバスが走っているのを見たのは極端な例だが、車齢15年以上はそう珍しくない。
秋田のこのバスも
角張ったボディ、2灯式の丸いヘッドライト、前方の屋根の出っ張りが特徴的な、1980年から1988年までのモデルの「日野レインボー」。(上の水族館の広告バスは新しいレインボー)
人気のあった車種で、かつては秋田でもたくさん走っていたが、現在残っているのはおそらくこの1台だけかもしれない。もう1台ありました
これは首都圏のバス会社から購入した中古車のようだが、少なくともトータル22年は動いていることになる。
 ※ナンバーが「秋田200」と3桁なので、1999年以降に秋田で登録されたはず。
 【17日追記】この車両は、元々京浜急行バスで使用されていたらしい(神奈川県内を走っていたのか? 横須賀や三浦辺り?)。もう1台の同型車と一緒に秋田に来たようだ。
秋田市は海沿いであり、積雪や融雪剤散布の影響もあり、車両の腐食が進みやすい。また、このバス会社はそれほど丁寧にメンテナンスをしていない印象があるのだけど、その中ではこの車両はまあまあ状態がよさそうに見えていた。
でも、いくらなんでも、先は長くないだろうなと思っていた。

ところが、先月見かけると、
行き先表示がLEDに交換されていた!
従来のフイルムに印字した幕式の行先表示より、LEDの方が扱いが楽なので、このバス会社では、比較的古いバスのものもLED化していた。(中型バスの場合。大型・小型は除く)
しかし、廃車が近いような車両は、取り付けの手間もあるだろうから、幕式のまま使われるのが通例のようだ。

このバスが、この期に及んでLEDになったということは、少なくとも、もう数年間は使用し続けるつもりなのではないだろうか。

環境面では問題かもしれないが、使えるモノは大事に使うのはいいことだと思う。
高知の土佐電鉄でも同型車がLED化されていた。こっちは「高22」ナンバーで生え抜き
がんばれ! 昭和生まれのバス!!

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