広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

続・関根屋/土崎生鮮市場

2012-07-01 23:41:55 | 秋田のいろいろ
●意外と早く関根屋復活!
先週の記事で、秋田駅の「関根屋」の駅弁を扱う店舗が減ったことを紹介した。
今日、中央改札口外の「NEWDAYSミニ秋田1号」を覗いてみると、
あるじゃん!
ショーケースの左半分が、関根屋商品で占められていた。(今度はNREの商品がないような??)
定番の「特製・牛めし」や、ごはんがおいしい「あきたこまち弁当」(実質的に幕の内弁当)も健在!

あっけなく、元に戻ったようだ。まあ、よかったです。
中段右端が牛めし、下段左端はあきたこまち弁当
ところで、関根屋の「キングサーモン弁当」というのも販売されていた。(牛めしの左隣)
掛け紙に釣りキチ三平のイラストがあるので、釣りキチ三平弁当シリーズのようだ。
キングサーモン(マスノスケ)って、基本的にはアラスカやロシアの輸入物が食べられるそうだが、釣りキチ三平との関係って…
前のきのこ弁当も同じだけど、釣りキチ三平は中身とは無関係の単なるキャラクターってことか。「ハローキティの人形焼」みたいな。
ともかく、2009年の映画公開時に出たもの昨秋の「きのこ編和牛入り」に続く、釣りキチ三平第3段がキングサーモン弁当になるのか、と思って関根屋のホームページを見ると…
ん?
なぜかきのこ編が「第一弾」、キングサーモンが「第2弾」にされている。
最初の三平弁当も、ページの下の方に「販売終了」として掲載されてはいるのだが…(きのこ編も“販売終了”のはずだけど…)※この後、2024年の釣りキチ三平の駅弁について


ちなみに、泉秋軒製のコンビニ弁当風(プラスチック容器と透明なフタ)のものが「日替わり弁当」として500円で売られていた。


●生鮮市場 ん?
秋田市に「生鮮市場」という、生鮮食品を中心とした小規模なスーパーが2店舗ある。
正式には「秋田生鮮市場」といい、運営する企業は「ジェイアールアトリス」。
同社は東日本旅客鉄道(JR東日本)秋田支社の子会社で、ほかにも一部駅(羽後牛島、新屋など)の駅業務、一部のNEWDAYSの運営(上のミニ秋田1号は違う)、用地を駐車場にして貸したり、JR本体の社員研修をしたり、いろんな業務をやっている。
札幌周辺では、JR北海道の関連会社が「JR生鮮市場」というスーパーをやっていて、「生鮮市場」の書体が秋田のと酷似している。関連はあるのだろうか? ※長野にも生鮮市場があった。この記事後半にて。

秋田生鮮市場の2店舗は、「保戸野(ほどの)店」と「土崎(つちざき)店」。
保戸野店は保戸野原の町の秋田大学附属学校の北側にある。
秋田生鮮市場 保戸野店
15年ほど前までだろうか、以前はここにJRの社宅(国鉄時代は「国鉄官舎」と言っていた)があった。アパート形式のが5棟ほどあったかと思う。
JRの社宅といえば線路際にあるイメージだが、ここは離れていて(JR貨物の秋田貨物駅には遠くはないが近くもない)ぽつんと浮いている感じだったし、だいぶ老朽化していた。
それが取り壊されて、跡地が生鮮市場とその駐車場になった。

なお、ここは以前は「泉字下ノ町」という所在地で、泉地区の最南端であった。
それなのに、泉小・泉中学区ではなく、保戸野小・秋田東中学区であった。そんな事情があってか、1999年(生鮮市場開店と同じ頃か?)に泉地区の住居表示が実施された際、保戸野原の町に編入されている。
【2014年11月9日追記】2014年11月7~10日に、生鮮市場で「大創業祭」が開催された。その折込チラシに「秋田生鮮市場開店14周年!」とあることから、2000年11月頃にオープンしたと考えられる。

以前ちょっと取り上げたけれど、この辺りは昭和時代には、ト一屋、Aコープ、うえたなど、いくつかのスーパーがあった。
しかし、21世紀になると軒並み撤退し、後発の生鮮市場だけが残ることとなった。

そんな立地のためか、食品中心の小規模スーパーとはいえ、けっこう賑わっていると思う。野菜や果物を見る限り、「生鮮市場」というだけあって、品質も値段も悪くないと感じる。
また、最近はSuica決済が可能になり、しかもSuicaポイントがつく(200円につき1ポイント。ポイントを貯められるSuicaには条件あり)。
生鮮市場独自のポイント制度はないので、ちょっと得した気分
恩恵に預かる人はあまりいないと思うが、僕はうれしいです。
Suicaに対応したのは保戸野店だけで、土崎店は未対応のようだった。


土崎店は、土崎港東三丁目。
保戸野店とそっくりな店構え
土崎駅から遠くない、土崎中学校の南、JR東日本秋田総合車両センター(旧・土崎工場)の向かいにある。
おそらく昔からJR用地だったのだと思うが、今も隣にはJRの社宅(宿舎)がある。開店は保戸野店と同じ頃のはず。(若干遅かったかも)

昔は、土崎工場内にJRの購買部みたいなのがあった(外部の人も利用できたはず)けれど、それはなくなったようなので、土崎店はその代替の目的もあるのかなと思っていた。(ちなみに購買部は秋田駅そばにもあったが、それはデイリーヤマザキになった


前置きが長くなりました。ここからが本題です。
その秋田生鮮市場土崎店が、閉店してしまった。おそらく6月末で。
今日の時点では、駐車場に何台か車が停まっていて、閉店した店内には照明が点いていた。
中で後片付け中?
ドアに張り紙が
「リニュアルオープン」ですって
7月4日にリニューアルオープンするという。
で、その店の名前は…
生鮮いちばん! 土崎店」!!(既に外の表示はすべて新しくなっていた)
なんか「生鮮市場」に「ん」を足したような店名…
それにしても「生鮮いちばん!」という店は初耳。「土崎店」の表示は生鮮市場時代のものを残したのだろうが、土崎店以外の店はあるのだろうか?

保戸野店には、こんな看板がある。
「暮らしのパートナー JR東日本グループ」
土崎店にも同じ物があったのだけど、それは、
「暮らしのパートナー       ープ」
「JR東日本グル」を白いテープで隠してしまっている。(キャラクターが着ている赤いはっぴも「生鮮/市場」から「いち/ばん」に変わっている。)
ということは、「生鮮いちばん!」は、ジェイアールアトリスでも、他のJR東日本グループでもない企業の経営なのだろう。JRから譲渡されたことになる。

こうなる予定があったので、土崎店ではSuica決済が導入されなかったのだろう。
土崎店は、そう遠くない場所にスーパーが2つあるから、競争が激しかったのかもしれない。でも、工場の向かいで社宅の隣という、JRと関係の強そうな立地にある店が、そういうしがらみのない保戸野店より先になくなってしまうとは意外でもある。
孤高の存在になった保戸野店には、ぜひがんばってほしい。

土崎店周辺をうろうろしていた数分の間に、2組の人が閉店を知らずに訪れ、張り紙を見て帰っていった。

※続きはこの記事末尾

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5 コメント

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ありましたね~ (のりぽん)
2012-07-02 00:39:15
国鉄の社宅、Aコープ、ト一屋。
今はないですね。
食堂「田んぼ」もなくなったみたいだし・・・
昔の面影がまったくないですな。
返信する
Unknown (時計)
2012-07-02 07:00:58
えーー、生鮮の土崎店がそんなことなってるとは・・
全然知りませんでした。
四日に行ってみるかな。
返信する
コメントありがとうございます (taic02)
2012-07-03 00:19:22
>のりぽんさん
食堂田んぼもいつの間にかなくなりました。もう10年くらい経つかもしれません。
タクシードライバーがよく立ち寄り、近くに住む人曰くおいしいとのことでしたが、行ったことはなかったです。
秋銀や片岡医院も建物が新しくなりましたし、変わってしまいました。
広い道路ができる前、まだ小川のような水路が流れていた光景(昭和50年代後半)が懐かしいです。

>時計さん
店頭の掲示にしても、ひっそりと交代したような印象ですね。

ナイスといとくに挟まれて、厳しい環境なのかもしれません。
どんな店になって、どう太刀打ちするのでしょうか。
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Unknown (もんも)
2012-07-04 22:39:33
秋田ストア、家では(ぶっしぶ)と呼んでいました 暮れになるとよくお茶を包んでもらって配っていました JRはお茶(お茶の水上)に力を入れていますね

向かいのツルハ…どうでしょう?いつもラジオがんがん流れています

旧サンウエーブショールームの向かいに珈琲店ができたので気になります(はんこやの後ろ)
返信する
物資部 (taic02)
2012-07-04 23:58:13
「物資部」ですね。おそらくそれが正式名称だったかもしれませんよ。
土崎も中通も一度も入店したことはなかったですが、いろんなことをやってたんですね。地元の一般住民が買い物する姿も見かけたので、親しまれていたのでしょう。
今のJR社員の皆さんは、イトーヨーカドー→ザ・ガーデンでよくお買い物をされているようですが…

ツルハドラッグは保戸野店の向かいですね。すぐ近くの新国道にもツルハがあるし、小さい店だし、果たして必要なのか…と疑問に感じていました。むしろコンビニでもあったほうが近隣の人はうれしいかもしれません。
あのへんも店の入れ替わりがあって、把握しきれません。ずっと空き店舗よりはいいのですけれどね。
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