広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

動植物の話題2016

2017-01-05 00:18:15 | 動物・植物
2016年の日本の科学分野では、新元素ニッポニウム、オートファジー研究でノーベル賞受賞が二大ニュースか。
動植物関係を中心に、個人的に気になったものを記録しておく。

・4分割と絶滅危機
これまで「種(しゅ)」としては「キリン」1種で、その中で地理的に隔離されるなどしたバリエーションの「亜種」が9~12あるとされてきた。日本の動物園では、そのうち「アミメキリン」または「マサイキリン」が飼育されている。

それが、DNAの解析によって亜種をグループ分けして種に格上げして、4つの種に分割することが提唱された。現行のアミメとマサイは、それぞれ単独で種として独立することになる。
学会での合意形成などもあるだろうから、結論はまだ分からないのかな。

年末にはそのキリンが「絶滅危惧種リスト(レッドリスト)」に入った。


・東西分割
ニホンアマガエルは、東日本と西日本で遺伝的な違いが大きく、別種とするべきではないかという発見。


・攻撃的
北海道とロシアで、自分の殻を動かして(振り回して)外敵の昆虫を撃退するカタツムリを発見。


・長生き
大西洋や北極海にいる「ニシオンデンザメ」というサメに、約400歳のものが見つかった。セキツイ動物としては最高齢。
ちなみにこれまで知られていたのは、211歳のクジラだそう。


・ニャーと鳴く
「探偵ナイトスクープ」に「ニャーと鳴くウシガエルがいるらしい」という依頼。
実験用に大量にウシガエルを扱う業者に行って107? 匹を調査し、103匹目がほんとに「ニャー」と言った。
「200匹に1匹くらい」はいるらしい。

【2021年9月12日追記】2021年9月12日放送のテレビ朝日「ナニコレ珍百景」でも取り上げられたが、ニャーと鳴く理由の説明がナイトスクープと異なった。
広島大学 両生類研究センターの教員が「いわゆる「苦痛音」とよばれる、ストレスを感じた時に出す鳴き声」「ウシガエルは警戒心が強く、苦痛音を出す前に逃げてしまうことが多い(ので撮影できたのは珍しい)」と説明。


・絶滅危機
2015年末辺りかららしいが、バナナに絶滅危機説。「新パナマ病」という病気が蔓延しているため。

実際には、品種によって病気の抵抗性が違い、国によって流行度合いが違っていて、すぐに全部のバナナが絶滅するというわけではないらしい。日本のスーパーでも、昨年の一時期は値上がり傾向だったものの、今はいくぶん落ち着いた印象。
【9日補足】2014~2015年頃にはフィリピンで干ばつが発生し、2015年には日本への輸出量が8割に減っていた。病気よりもこれが値上がりに影響したのかも。
でも、単一の品種が多く栽培されているのは、こういう時が怖い【7日追記・「怖い」だけでなく、利用させてもらう人間としては「選択の余地が狭まって、つまらない」】。ソメイヨシノしかり、ダイコン(「耐病総太り」品種)しかり。こういうのこそ「ダイバーシティ(多様性)」が必要かも。


・絶滅はしないけど
北海道の大雨で、地域によっては農作物に甚大な被害。他地域の悪天候もあったのか、中でもニンジンはとても値上がりした。
以前はM~Lサイズ1本30円とか3本1袋98円とかで買えたのが、1本80円や小さいのが3本で170円などに。現在は1本50円程度まで戻ってきている。
青森県はニンジン産地だけど、秋田には期待したほど流通してこなかった。秋田県産ニンジンなどほとんど見なかった。秋田でもっと作れば、こういう時にいいのでは?


・鳥インフルエンザ
野鳥から感染したと考えられる鳥インフルエンザが各地で発生。
養鶏場のほか、秋田市大森山動物園と名古屋市東山動植物園でも発生し、大森山では冬期開園を中止。

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2 コメント

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生き物といえば (りお)
2017-01-05 17:38:10
絶滅したと思われていたカタツムリが、高知県で生きている(生きていた?)姿で見付かったというニュースもありましたね。

というコメントを打ち込んでいたら、「いきものがかり」が活動休止というニュースが流れました。タイミングがいいですね。
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知らなかった (taic02)
2017-01-06 00:26:54
高知のカタツムリは知らなかったです。12月のニュースなんですね。
絶滅したのは昨日今日じゃなく、化石でしか残ってなかった種だそうで、人知れず生き延びていたのでしょう。

「放牧」という名の活動休止ですか。ソロとしては継続。
最初から3人だと思っていましたが、聖恵さんは後から入って、しかも生き物係ではなかったんですね。
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