アフターデスティネーションキャンペーンの一環で、10月18~19日に快速「SLあきた路号」が奥羽本線・秋田-東能代間で1往復運行される。
蒸気機関車C61 20は、2011年から3年連続この時期に秋田での運行。同区間の運行は2012年以来。ひかれる客車は、2011年は比較的新しい12系、2012年からは「旧型客車」と呼ばれる古いものが使われている。
今年は、10日に「火入れ式」が行われたのが報道された。
11日と12日は、晴天の下で本番と同じ区間・時間での試運転が行われた。
秋田市中央部では、じっくり見られる場所はあるようでいて少ないし、朝の下りは逆光がち。そこで、夕方に戻ってくる上りを見に行った。
場所は、県立秋田工業高校グラウンド近くの旭川を渡るところ。
ここは、見通しがまあまあいい上、キャパシティが多く車が入ってこないので、ゆっくり見物できる。
下りの時間は、旭川の下流側(千秋中島町側)から順光。しかも、晴天だとSLの黒い車体に夕日が当たって輝くのが美しい。
以前、D51 498が運転された時(2002年かな?)にその姿を見て感動し、 C61でも見たいと思って、2012年も見に行ったのだけど期待外れに終わった。
なぜなら、ちょうど橋の上で対向の普通電車とすれ違って、下流側からはさえぎられて見えない可能性が高い(いわゆる「かぶる」)ダイヤだったのだ。
今年は?
ダイヤでは、SLが秋田着16時37分着、下り普通電車が16時32分発。通常の列車だと、秋田駅から旭川までは3分もかからない。SLは時間を多くとっている(土崎→秋田が13分もかかる)し、遅れる可能性もあるから読めない。やっぱり微妙?
土日とも、行ってみた。
過去の本運転時は、数えきれないほどの人数が見に来ていた場所だけど、この土日とも、がんばれば数えられる程度の人数だった。近くの人が多そう。
ネットなどで情報を得られない人であっても、朝に下っていったのを実際に見聞きしていれば、夕方に戻ってくるのは予想できるはずだから、もっと多くのギャラリーがいるかと思ったのに。
JR、委託警備会社、警察の人員が若干配置されていた。
道と線路に高低差があるので、飛び出したりする危険性は高くない場所。川に落ちたりする可能性のほうがあるかも。
以下は、うまく撮れていませんが、12日の模様。
汽笛が近くなってきて、踏切が鳴って、
煙は控えめ(朝の下りは盛大な煙で遠くからでもよく見えた)
茶色い旧型客車、さらに試運転なので余計な(といっては失礼)ヘッドマークがなく、「蒸気機関車の列車」の本来の姿を見ている気にさせられる。
太平山も赤く見えるのは紅葉? 夕日?
黒い車体や大きな動輪が夕日に染まる
濃い茶色の旧型客車も夕日に輝く
客車にはJR社員が少々乗っていて、窓を全開にして手を振っていた。
普段は高崎にいる旧型客車たちは、点検整備を秋田総合車両センター(旧・土崎工場)で受けることがあり、たまに秋田で見かける(1両ずつ)ことがある。古いのにとても美しく整備されていると感心して見ていたが、それが6両連なると、また見応えがある。
蒸気機関車は別として、こんな客車の姿が、昔は普通の光景だった(もっと汚かったけど)のは、かすかに記憶にある。
上りでは最後尾(東能代寄り)の客車だけは、他の車両より小さい(幅が狭い)窓が密に並んでいる。
これが「スハフ32 2357」。
JR東日本の営業用車両ではもっとも古い 、1938(昭和13)年製。ちなみに、C61 20は戦後の1949年、D51 498は1940年の製造。
床やボックスシートの枠が木製で、他の旧型客車よりもレトロ感があって、高崎の旧型客車の中でも人気の車両とのこと。
などと見ていたら、
最後尾が橋の上にいる状態で踏切を塞いで停まってしまった
土曜日は停まらなかったけど。
先方の秋田駅の「場内信号」が赤で、秋田駅構内に入れないらしい。通常の列車でも、まれにある事態。
1分弱ほど停まっていただろうか。汽笛とともにゆっくり動き出すと、
反対側を下り普通電車が通過
例の16時32分発の電車だ。
土曜日は、この下り電車がやや遅れていたようで、SLの2分後を続行する上り普通電車が、場内信号で止められていた。
ということは、定刻ならば、やっぱり旭川付近でSLとすれ違ってしまうのだろうか?
本番前には、あと3回、試運転が行われるはず。(うち1回は、16日・木曜に行われる試乗会)
【17日追記】その後の試運転は、14日・火曜日は台風接近のため中止、15・16日に実施された。
蒸気機関車C61 20は、2011年から3年連続この時期に秋田での運行。同区間の運行は2012年以来。ひかれる客車は、2011年は比較的新しい12系、2012年からは「旧型客車」と呼ばれる古いものが使われている。
今年は、10日に「火入れ式」が行われたのが報道された。
11日と12日は、晴天の下で本番と同じ区間・時間での試運転が行われた。
秋田市中央部では、じっくり見られる場所はあるようでいて少ないし、朝の下りは逆光がち。そこで、夕方に戻ってくる上りを見に行った。
場所は、県立秋田工業高校グラウンド近くの旭川を渡るところ。
ここは、見通しがまあまあいい上、キャパシティが多く車が入ってこないので、ゆっくり見物できる。
下りの時間は、旭川の下流側(千秋中島町側)から順光。しかも、晴天だとSLの黒い車体に夕日が当たって輝くのが美しい。
以前、D51 498が運転された時(2002年かな?)にその姿を見て感動し、 C61でも見たいと思って、2012年も見に行ったのだけど期待外れに終わった。
なぜなら、ちょうど橋の上で対向の普通電車とすれ違って、下流側からはさえぎられて見えない可能性が高い(いわゆる「かぶる」)ダイヤだったのだ。
今年は?
ダイヤでは、SLが秋田着16時37分着、下り普通電車が16時32分発。通常の列車だと、秋田駅から旭川までは3分もかからない。SLは時間を多くとっている(土崎→秋田が13分もかかる)し、遅れる可能性もあるから読めない。やっぱり微妙?
土日とも、行ってみた。
過去の本運転時は、数えきれないほどの人数が見に来ていた場所だけど、この土日とも、がんばれば数えられる程度の人数だった。近くの人が多そう。
ネットなどで情報を得られない人であっても、朝に下っていったのを実際に見聞きしていれば、夕方に戻ってくるのは予想できるはずだから、もっと多くのギャラリーがいるかと思ったのに。
JR、委託警備会社、警察の人員が若干配置されていた。
道と線路に高低差があるので、飛び出したりする危険性は高くない場所。川に落ちたりする可能性のほうがあるかも。
以下は、うまく撮れていませんが、12日の模様。
汽笛が近くなってきて、踏切が鳴って、
煙は控えめ(朝の下りは盛大な煙で遠くからでもよく見えた)
茶色い旧型客車、さらに試運転なので余計な(といっては失礼)ヘッドマークがなく、「蒸気機関車の列車」の本来の姿を見ている気にさせられる。
太平山も赤く見えるのは紅葉? 夕日?
黒い車体や大きな動輪が夕日に染まる
濃い茶色の旧型客車も夕日に輝く
客車にはJR社員が少々乗っていて、窓を全開にして手を振っていた。
普段は高崎にいる旧型客車たちは、点検整備を秋田総合車両センター(旧・土崎工場)で受けることがあり、たまに秋田で見かける(1両ずつ)ことがある。古いのにとても美しく整備されていると感心して見ていたが、それが6両連なると、また見応えがある。
蒸気機関車は別として、こんな客車の姿が、昔は普通の光景だった(もっと汚かったけど)のは、かすかに記憶にある。
上りでは最後尾(東能代寄り)の客車だけは、他の車両より小さい(幅が狭い)窓が密に並んでいる。
これが「スハフ32 2357」。
JR東日本の営業用車両ではもっとも古い 、1938(昭和13)年製。ちなみに、C61 20は戦後の1949年、D51 498は1940年の製造。
床やボックスシートの枠が木製で、他の旧型客車よりもレトロ感があって、高崎の旧型客車の中でも人気の車両とのこと。
などと見ていたら、
最後尾が橋の上にいる状態で踏切を塞いで停まってしまった
土曜日は停まらなかったけど。
先方の秋田駅の「場内信号」が赤で、秋田駅構内に入れないらしい。通常の列車でも、まれにある事態。
1分弱ほど停まっていただろうか。汽笛とともにゆっくり動き出すと、
反対側を下り普通電車が通過
例の16時32分発の電車だ。
土曜日は、この下り電車がやや遅れていたようで、SLの2分後を続行する上り普通電車が、場内信号で止められていた。
ということは、定刻ならば、やっぱり旭川付近でSLとすれ違ってしまうのだろうか?
本番前には、あと3回、試運転が行われるはず。(うち1回は、16日・木曜に行われる試乗会)
【17日追記】その後の試運転は、14日・火曜日は台風接近のため中止、15・16日に実施された。
家は新屋で、窓もきちんと閉めていたのですが、そんな状態でも聞こえるものなんですねぇ。
ちなみに起きる直前までSLに乗る夢を見ていましたから、夢が外の音の影響を受けたとすると、かなり長いこと警笛を鳴らし続けていたものと考えられますね。
SLはその内乗ってみたいとここ数年思っているのですが、毎年仕事でなかなか機会が訪れません。来年はおそらく来ないでしょうし…。残念です。
秋田駅から大曲駅まで乗ると2回トンネルを抜ける所為か煤で下着まで黒っぽく汚れました。
奥羽線で客車を牽引していたのはC57だったのかな?
湯沢市あたりで1973年の秋頃に貨物を引いていた蒸気機関車を紅葉を見た帰りの車から見たのが最後でした。
客車牽引引退は早かったものの貨物はしばらく牽引していたようです。
雄物川を越えても、汽笛が聞こえるのですか!
8時半は、車両センターから駅に入る頃ですね。僕はこれが聞こえたので、試運転が行われる確証を得ました。
間近で聞くと迫力があり、遠くで聞くと旅愁を誘うような、独特の音です。
年に1回の運転だと、指定券の確保からして大変でしょうね。外から見るほうがいいかもしれません。
磐越西線とか釜石線とか、ほぼ通年で運行される路線もありますが、そちらのほうがきっぷを取りやすく、車内外のイベントがあったりして楽しめるかもしれません。
>あんなかさん
僕は旧型客車には1~2度くらいしか乗ったことがありません。電気機関車牽引の。
北海道でSLに乗りましたが、冬だったので窓から煙が入る経験もなく(窓が開かない客車だったかも?)。
当時からすれば今のほうが快適でしょうが、今からすれば経験しておきたかったとも思います。