広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

SLあきた路号

2012-10-21 23:25:12 | 秋田の季節・風景
5回の試運転を経て、蒸気機関車「C61 20」による「SLあきた路号」が昨日・今日と運転された。
昨夜から今朝にかけては、風と雨が強く荒れ模様だったものの、運行時間は秋田市内では降ることはなかった。

停車駅各駅ではイベントが行われた。
JR東日本秋田支社のリリースによれば、20日に秋田駅では発車ホーム2番線のすぐ外の秋田支社の駐車場で「秋田市役所竿燈会による竿燈演技」が行われたそうだ。※竿燈参加者の取りまとめ組織である「秋田市竿燈会」ではなく、秋田市役所の職場竿燈「秋田市役所竿燈会」
東能代駅前では両日ともJR竿燈会よる竿燈演技があった。
つまり、JRの自分の竿燈は東能代まで出張し、秋田駅は市役所にお願いしてやってもらったのだろう。
それにしても、各町内竿燈ではなく秋田市役所が出張演技するのって、珍しいような気がする。
【26日追記】他のブログ等で画像を拝見すると、秋田支社前では各町内の提灯・衣装で竿燈演技を行なっていた。やはり通常通り、秋田市竿燈会を通して依頼された各町内が出竿したのであり、資料の「秋田市役所竿燈会」表記は間違いの可能性もある。

また、2日間限定で、釜めし風(?)の運行記念駅弁が秋田駅と東能代駅で発売されたそうだ。


では、写真を少々。
秋田総合車両センター(旧称・土崎工場)横では貨物列車にかぶられてしまったので、ほかに秋田市内で見やすそう・撮影しやすそうな場所といえば、車が入ってこない場所で広々とした工業高校グラウンドの南側・旭川の橋周辺。以前のSL運行の時も、多くの人が詰めかけていた。

そこは朝は逆光になるので、夕方の上りの試運転を見に行った。
試運転にしてはけっこうなギャラリー。近くにJRの社宅があるので、そのツテで試運転の情報を得て見に来たような話をする人がいた。
警察も来ていたが、撮影の邪魔にならないかといったん駐車したパトカーを移動しようとする(これはカメラを持った人が恐縮して固辞していた)など殺伐とはしていなかった。
以前、川の下流側から見ると、黒いSLの側面に夕日が当たって美しかったのだが、今回はなんとなく上流側から。すると、
ここでも反対方向から!
青森行き普通列車と橋の上ですれ違ってしまった。普通列車は短いから、微妙なタイミングで避けられる可能性もあるが、下流側から狙うのはリスキーだったかもしれない。

秋田駅が間近の地点だが、思いのほか煙は出していた。その煙が夕日に照らされてきれい。
「紫煙」

D51よりも若干大型なだけあって、C61は長い

サイドビュー

冒頭の写真のように本運転時は、例によってヘッドマークが取り付けられた。
秋田駅に入線する上り。窓からたくさんの手が振られる
今まで秋田で運転されたSLでは、どれも取ってつけたようなデザインのヘッドマークで浮いて見え、いっそないほうがいいと感じてしまうものだった。
今回は、黒地に金色と白で文字が入ったもの。プレディスティネーションキャンペーンのキャッチコピー「あきたにしました。」も入る。SLの車体に違和感なく溶け込んでおり、かなりいいデザインだと思った。

昨日の上り列車では、なぜか
最後尾の窓にもヘッドマークが?!
今日の上りでは、
出ていない模様
車内にあったのは、どうも乗客の記念撮影用のプレートらしい。


昨日・今日も、老若男女多くの人が沿線でSLを迎えた。
上記、旭川の橋には本運転時には行かなかったが、聞いた話では100人以上(数百人?)いたとか。
【11月7日追記】旭川近くの県立秋田工業高校グラウンドでは、生徒(野球部員?)が整列して列車に手を振ったとのこと。
【22日追記】線路沿いのお宅では、2階の窓から1階の屋根に出て見物する人も。
それに応えるべく、列車の乗務員も乗客も、ずっと窓から手を振ってくれていた。おつかれさまでした。
運転台の運転士(国鉄式の言い方では「機関士」)さんたちも、手が空いていると前方を注視しつつ、手を振ってくれる。
秋田駅ホームに入るところ。後ろの炭水車の石炭はけっこう残っているようだ
秋田には蒸気機関車を運転できる人はいないようで、機関車とともに高崎から来た運転士が運転や投炭し、秋田の(電車や気動車の)運転士が添乗して信号や安全確認を行なって運行していると思われる。蒸気機関車の運転には、その資格のほか、ボイラー技士の資格も必要だそうだ。
C61は動輪(=3つの大きな車輪)がとても大きく、直径175センチもある(D51は140センチ)
10年ぶりに秋田をSLが走り、41年ぶりに秋田に“里帰り”したC6120。町中に汽笛が響き渡り、多くの人が心をときめかせた。
また秋田を走ることはあるだろうけれど、差し当たって来年のデスティネーションキャンペーン本番は何からやらないの? ということになってきますが…
できれば、秋田着がもっと明るい時間だとうれしい。日の長い季節に運行するとか。

今回、SLあきた路号が運行された名目は、プレDCのほか、秋田・土崎・追分・大久保・八郎潟・鹿渡・森岳の7駅が今年開業110周年を迎える記念イベントでもある。しかも、その開業記念日が、今日10月21日。
秋田駅中央改札口には横断幕
ちなみに、臨時列車などで珍妙な表示が見受けられる中央改札上のLED発車標において「SLあきた路号」は、「快速SL  9:09 東能代 2」「あきた路 9:09 Higashi-Noshiro 2」だったようだ。列車名を英語にしたり、1度に全部表示する気はないのね。



最後に、最近の東北のJR東日本の話題から3つ。
・JR東日本4両目のSL復活。「C58 239」を2013年冬以降から釜石線を中心に東北地方で運行する計画
釜石線の勾配での補助兼客車として、JR北海道から中古の気動車(ディーゼルカー)を購入して、改造して使うというのも珍しい。(その気動車自体、客車から改造されたという珍車)
秋田を走ることもあるかもしれない。

・11月に秋田車両センターでE6系の見学会(事前申込み・抽選制)実施。“送迎”付きコースも
見学会には2コースあり、1つは現地集合・現地解散。
もう1コースは、秋田駅集合・解散で、センターまでは電車で移動(「体験乗車」という名目)するのが目新しい。アクセスが悪いので、その対策か。
田沢湖線の普通列車用車両「701系5000番台」を使用するそうだが、通常の一般公開の時にも、ぜひやってほしい。

・583系電車による臨時寝台特急「あけぼの」が上野−弘前間で運行
年末年始に1往復だけの運行。下り81号が12月29日、上り82号が1月3日始発駅発。
つまり、従来運行されていた「ふるさとゴロンと号(寝台はセットするが寝具類の提供がないので、寝台でない特急指定席扱いで運行)」を、そのまま特急化【22日訂正】寝台化したものと考えてよさそう。
再掲
別の見方をすれば、JR化直後の昭和末期からしばらく、同じような583系による「あけぼの81・82号」が運行されていた(当時は山形経由。やっぱり弘前止まりだったか?)ことがあり、その復活とも考えられる。
JRにしてみれば、指定席特急料金のゴロンとで運転するよりも、寝台料金がかかるあけぼので運行したほうが収入増にはなるけれど、今になって突然3段式寝台特急を走らせることになったのが唐突な感じ。

583系電車の寿命、寝台特急あけぼのの列車自体の行く末を考えると、「さよなら列車」的なものになってしまいそうな気もしてしまう。

583系の小さなヘッドマークに、あけぼののイラストマークが表示されるのは見てみたい。
でも、時間的に秋田は上下とも暗い時間の通過になるし、年末年始は寒波による運休もあり得るし…
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