広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

押ボタンカバー

2014-12-17 23:39:13 | 秋田のいろいろ
今年の夏、秋田駅近くの押しボタン式信号の「押ボタン箱」がボロっちくなっていたのが、新品に交換された。

それから2か月弱、
こうなっていた

(再掲)設置直後の様子
以前の記事でも触れたが、設置時には、本体にある本来のボタンそのものの上にラバー状のキャップというかカバーが被せられていた。横断者は、ボタンを直接ではなく、カバーを介してボタンを押す形。
2か月後には、そのカバーの円形の押す部分が引きちぎれたように取れてなくなっていた。カバーの外周の縁だけが残っている。

このカバーは、本体のボタンより2回りくらい大きく、縁も赤いので、目立ちやすいようにすることや、ボタン本体の可動部分を覆うことにより、着雪や凍結時に固まって押せなくなることを防止する目的なのだと思う。
押しやすさ(押す時に必要な力)については、一概に何とも言えない。カバーの厚みの分、かえって押しこむ力が必要な気がしなくもない。中央部ではなく縁寄りの隅のほうを押してしまうと、構造上ボタンに届かないし。

こういう物体が全国的にどの程度普及しているのかネット上で見てみると、見当たらない。(一見似たものがあるが、それはタッチ式ボタン)
秋田県警オリジナル品なんだろうか? というわけで呼称が分からないので、ここでは「カバー」とします。

秋田市内では、カバーがないボタン箱も少なくないが、わりと最近(ここ数年?)、秋田市中心部各所の押しボタン箱(交通弱者用を含む)に後付けで被せられた。この場所の先代ボタンにもあったのだが、いつの間にかなくなってしまっていた。
近隣の交通弱者ボタンでは、前のカバーがそのまま残っているようだし、ここの押しボタン信号の横断歩行者の多さからすれば、イタズラなどでなく、あまりに押されすぎて劣化して取れてしまったと考えられる。先代のカバーも、同様に短期間で壊れたのだろう。
残ったカバーをよく見ると、斜め右上から力が加わったように見える。設置位置からしてその方向から押す人が多いはず
昼間はほぼ常に横断者がいるから、1日に100回以上は押されるだろう。
でも、たった2か月で壊れて取れてしまうとは、屋外用公共物としては耐久性が低すぎるんじゃないだろうか。

最近は、押しボタンではなくタッチ式のボタン箱もあるが、秋田市内では見かけない。低温や凍結時の信頼性は、メカニカルな押しボタンには及ばないのかもしれない。
だからこそ、押しボタンをより使いやすくしようとカバーを付けたのだろうが、この状況では残念。秋田県警内部だけでなく、他県警や警察庁、メーカーとも連携して、より使いやすくて長持ちする押しボタンを作り上げていただきたい。
【2016年1月6日追記】記事アップ時点でも、秋田市郊外にはタッチ式ボタンが設置されていた。その後、秋田市街地にも設置され始めた。

【22日追記】たかが消耗品のことなので、このことを警察に伝えようか迷っていた。
でも、あまりに短期間で損耗するのは考えものだと思い直し、記事アップ前に県警に伝えておいた。
すると、22日にカバーが新しいものに交換されていたのを確認(19日では未更新)。以前と同一のカバーに見えるが、どれくらい持つだろうか。
※2015年1月17日および2月18日現在、中央部に少し傷がついて黒ずんできているが、破損はなし。→3月9日ついに破れたのを確認。上の写真と同じ状況。
※2015年6月20日には、片側のボタンは残っていた周囲というか側面の部分も取れてなくなっていた。交換の気配はなし。
コメント (1)
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