夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

Gakeの上のエドワード

2013年08月05日 06時50分34秒 |  岬な日々


岬にGakeというカフェがあります。海と空しか見えない崖の上の小さなカフェというキャッチコピーそのままの崖の上の、180度海しか見えないところ。(こちらもFBのほうがデータが新しいかな) カフェと古本や骨董、そして貸別荘や、撮影用のレンタルハウスなどを開いています。この作品はそのカフェの庭に海を背に、山を向いているエドワードの雄姿。
  追記;作家は佐々木雅人という人だそうです。HPをお持ちではないので、Gakeのブログへリンクを貼っておきます。

岬に住み始めて、周りを探索し始めたころ一番気になったのがこの家でした。そのころはまだGakeはオープンしてなかったのですけど。とにかく私にとって、唯一のネガティブな要因は潮風でこの家がどれだけ持つのだろうというくらいでしたから、もし売家のサインでも出ていたら、悩んだでしょうね。
それが、ひょんなことからここの新しいオーナーと知り合いになり、開店前のライバル店の調査(なんて、、大それたことじゃなくって、私にとってはレストランめぐりですけど)に御一緒させていただいたり、家やその周りのことで困った時には便利屋さんを紹介していただいたり(ずいぶん前の日記でアメリカ人の二人組の便利屋さんのことをかいておりましたけど、彼らもその仲間)していたんですけど、その割に、開店してからは、かなり長い間、ご無沙汰。だって、私にとってレストランやカフェは、夜中になって、「もうこんな時間! ご飯作るの面倒くさいから外飯にしよう」の存在なんですね。残念なことにGakeは5時までしか開いていない。それでは行けなかったのです。

最近、近くにコインランドリーがオープンし、中を覗いてみたら、なんと羽毛布団でもOKなんて書いてあるんです。洗濯機も乾燥機も大きいのがずらっと並んでいて、これは便利とばかりに通い始めました。なんせ週に2度ほど、寝具などの大物に着ているものを合わせて持って行けば洗濯はそれで完了なんですから便利なんです。待っている間の時間、そこを起点にお昼のカフェめぐりが始まったのです。もちろんGakeはその筆頭ですけど、Cafe 923とか、豚シャブのお店とか、この辺にはいろいろあるのでね。

先日、ここをお訪ねしたときに、アーティストの方を紹介され、裏に作品が展示してあるから見て来てねっていうので、拝見いたしました。実はその時のことを例のエッセーの原稿に仕立てたんですけど、はたして出版までこぎつけるでしょうかね。出版社からも、「これで終わり?」って聞いてきて、「終わりにしようって言われなければ、いつまでも書き続けますよ」なんてお答えしていたけど、報告書とか、講演の原稿なんて言うのはいっぱい書いてきたけど、エッセーというのは初めて。その時その時に思いついたことを、PCに向かって打ちこんでいるだけだから、起承転結もないし、序破急もないし、はて、終わりはいつになるんでしょうね・・・。この日記を見ればわかりますよね、生きている間はなにか感じているんだから、いつまでも終わらない、困ったもんです。
なんてのは別にして、このエドワード君、もちろんシザーハンズのエドワード君ですよ。いつも出てくる生意気な赤い髪の毛の女の子、「名前なんかどうだっていいなんて書いてある本を見たけど、そんなのウソっぱちよ。バラがヘクソカズラだったら、あんなに芳しくはないわ」なんてのをご紹介してますけど、あのプリンス・エドワードではないんです。

またまた、蛇の足がでちゃった。もとい。
その原稿の中にも、現代ものをやる可能性と言うのは田舎の方がベターじゃないかなんて書いていたんです。大都市だと展示スペースを借りるのにも大金がかかる。見つかり難いスポンサーも大変。お金を出す方も、企画に協力してくれる方も、リスクが大きいから、どうしても大きな名前やコンサバ的なものになってしまう。(そのほうが見返りが計算でき易いのですよね) でも田舎だったら、スペースはいくらでもあるし、面白がって協力してくれる地主さんも、企画に協力してくれるスタッフも求めやすい。お金もかからない。一番いいことは、作品によっては田舎の環境が、作品を生かしてくれる可能性が大きいのです。
一番の問題は、情報の発信。それさえきちんと押さえれば何も都会で企画することないのですよね。
なんてことは、田舎のおっちゃんの私が言っても仕方ないことでした。はい。


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2 コメント

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うわぁ (芝桜)
2013-08-07 17:43:50
すごい、下から眺めると圧倒されてしまいそうですね。どれぐらいの大きさなのでしょうか?
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Unknown (赤い風車)
2013-08-08 10:59:26
海をバックに、そそり立っていますので、いいロケーションを得たと思いますよね。
可能なら太陽の光がもう少し低いところで、針金の陰影をだして、もっと広角でって。
これを撮った時にはないない願いでしたけど。
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