先日来、森光子の放浪記2000回に引っ掛けて、三門の駅からの三部作を書いておりますね。林芙美子の放浪記、梅屋庄吉と孫文、そして森鴎外の鴎荘。
写真を追加でアップしようと思っておりましたが、梅屋の別荘跡は、井戸の後に麗々しく井戸の跡という大きな碑が建っているだけで何も残っていません。
そばには別荘の分譲地が開発されています。
2-3階建てにすれば海一望の別荘が建つのでしょうね。
お金があれば欲しいな~ってつくづく思いますけど、私の懐では、、、
鴎外の別荘はお孫さんのお家になっていて、そのままではちょっと掲載をはばかられます。
ということで今日は日在のラグーンの写真。ここに建っている家のなかに鴎外の別荘もあります。
ここはかっていすみ川だったんですけど、川が流れを変えたためにいまではラグーンとして残っているだけです。
ごらんになるとお分かりのように、ちょっと日本離れした、ヨーロッパの別荘地帯みたいな雰囲気がここには残されています。
今はまだ自然が残されていますけど、はたしてこれがいつまで残されるのかどうか。
ここは北限の海亀の産卵地で、鳥などの産卵も多いので、地元の方々の熱心な努力は耳にしますけど、、、、、
やはり一つには水がきちんと流れていないことも大きいかもしれませんね。
昨日、私のブログをすし屋の江戸勘で検索してきた方がおられました。
私のお気に入りのすし屋ですので、何が書いてあるのかなってその方のブログを拝見していたら、飯野晴子というかたの記事へのリンクが貼ってありましたので飛んでみました。
その中に、
「住人がこんなに町のこと考えてるのに、自治体の意識が日本一低いエリアは「千葉県いすみ市」でございます!」って書かれていて、思わず笑ってしまいました。
先日来、災害などでの情報発信がまるでできていないって役所のサービスに文句を書いています。
いすみは大雨などでは洪水はがけ崩れなどが頻発するところなのです。でも、あの防災のアナウンスは雨や風でまずそんなときには聞こえない。普通のときにも山に反射して何を言っているのか分からないのですから。
しかもテレビの電波は山にさえぎられて届かないところが多いのですね。
災害の時には正確な情報をって、政府も役所もやっきになっていますけど、ところがいすみのHPでは、それが唯一の住民への有効な情報源であるのにもかかわらず、そんな危険があるときにもうんともすんとも、ほかの町では避難場所情報などがどんどん出されているのに、、、、
人命の危険があるときでさえこの調子ですから、自然保護や文化の保護なんてことはまずどうにもならないレベル。おそらく飯野さんがいわれているように日本で一番低いエリアなのでしょうね、、、
だからこそ住民が活性化してきたのでしょうか、
自治体と仕事をしてきたときに、住民に火をつけて、役所は、それを手助けするって形でやっていきましょうよなんてよく言っていましたけど、なら、いすみ市の対応も決して悪くはないのかな、、、、とは、思えないのが残念ですね。。。。
鴎荘。
もっとアップになった写真もありますが、それは個人の住宅ということで遠慮しました。
土着の人たちばかりなら、その程度の住民サービスで事足りでいたのでしょうが、これからの時代は情報開示・発信をしていかないと。ましてや首都圏や他地域から移り住む人たちが増えれば、色々な意見に耳を傾けないといけないと思います。いすみ市の市長さん、職員の皆さんはどう考えているのでしょうね。
でも、土着の人、市会の議員さんにも同じような不満を感じている人はいるんですよ。
それでも、何も変わらないというのは不思議なのですけど。
ただ、私のような弱小ブログでぶちゅぶちゅ行言っていても、いすみの行政に何ができるかというと、確信を持って、何も影響力はないって言い切れるのですね。
だから、無駄なことなのでしょうけど、、、
多分ほとんどの人がそう感じているなら、みんながそれぞれ声にして言わないと何も変わりませんよ。
ただ誰かを使って何かを変える、というのは時として気の遠くなるような忍耐力が必要で、ほとんどの人はそこで諦めちゃうのですよね。日本の政治も一緒か??
でも、歳をとってくれば、それがなんの役に立つなんて思いもあります。
今、先日録画していた「命のバトン」の1,2を見ながら、なんとなくそんな思いに駆られています。