ぱんくず日記

日々の記録と自己分析。

「空が変だ」

2013-09-26 22:40:05 | 
病院に行く前にじじ宅に寄る。
植物に水遣りしないとそろそろ干上がる頃だ。
洗濯物はまだ生乾きだから明日。


これから出掛けるけど・・・
出かけようと思って外に出たら。


北東の空が。
                 


時間押しているのでタクシーに乗ったら運転手が言っている。


「何か、空が変じゃないですか?」


うん、変だよ。
10年前に見たのと同じ雲だ。


じじ宅に来た。
やだなぁ。
なんちゅう空なんだよ。怖)


東。
                 

北東。
                 

北西。
                 

西。
                 

南西。
                 


植物に水遣りする。
誰も見ていない部屋で空色の朝顔が咲いていた。

                 

                 

                 


早めに屋内退避させといてよかった。
おかげで種もついている。
家主さんがこの空色の種を欲しいと言うので出来るだけたくさん種を採って
差しあげる予定なのだ。


17:00の時報が鳴った。
                 


日が落ちる。
何ちゅう雲や。
西の空に見入る。

                 

                 

                 

                 

                 

                 


沈んだ。

                 


出かけようとしてバルコニーから東方面を見る。
空が変だ。


南東。
                 

東。             
                 

北東。
                 

北。
                 

北西。
                 

西。
                 

南西。
                 


綺麗だけど、見とれているどころではないかも知れない気がして
非常持出袋を点検した。
じじが在宅の時に万一災害が起こった時にヘルパーが持ち出せるよう用意したものだ。
乾電池類は2年前のもので未開封だからまだ大丈夫。
非常食のチョコやカロリーメイトや飴類も大丈夫。
持ち出し用の紙オムツはじじが不在のため不要。
あとは飲料水。
これは新しいのを用意しておかないと。
買って来よう。


わぁ東の空、気持ち悪いなぁ。
何だこのざらざらは。

南東。
                 

東。
                 

北東。
                 

北。
                 

北西。
                 


とりあえず、ペットボトルの水2Lを4本買って来た。
万一ライフラインが止まったら当面の飲料水として使おう。
あと衛生材料、予備で手付かずのものがあるけど明日整理しておこう。
万一の時に持ち出し出来るように。
すぐ出せるように用意しておけばご近所で怪我人が出た場合応急処置に使える。


10年前にM8震度6が来る1ヶ月以上前からこんな空の状態が何度か見えた。
その度に誰もが頭上を見上げて、空が変だ、空が変だ、と言っていた。
実際に揺れる10日くらい前に、私は今日のような頭上を横切る雲を見て
「綺麗だな」などと言って阿呆のように暢気に眺めていたのだった。
震度6を体験したせいか、それらしい予兆のような空模様を見ると緊張して
身構えてしまう。


用意出来る事はしておいて、結局何も起こらなければそれでめでたし。
一年後には非常持出袋の中の水と食料は普通に使って新しいものと取り替えればいい。
それよりも、もし新しい職場で勤務中に大きな揺れが襲って来たら、
慣れない職場で自分はちゃんと避難誘導や安否確認を適切に出来るだろうか。
それが一番の不安であり恐怖である。


すっかり暗くなった。
模様が見えなくなっただけで同じ雲は依然として頭上にある。

                 


ともあれ、珈琲店でサンドイッチ食べて出かけよう。
じじに面会した後、今夜は教会の聖書研究会に参加するので今のうちに夕食。
珈琲店に行くと、奥さんが「さっき空が変だったよね」と言った。
常連客達が「空が変だ」と言うので一緒に見ていたらしい。


「あらー綺麗ねーとか言って見てたけど、さっき空が変だったよね。」


野菜サンドを頬張って完食し、タクシーで病院に向かう。
運転手が言った。


「さっき、何か空が変でしたよね、気持ち悪い縞模様みたいで。」


そうでしたね。
空が変で気持ち悪かった。


じじの病院に来た。
病棟に入って挨拶すると、介護職の人が声をかけてきた。

「さっき、空が変だったよね。」


うん。
空が変だったよね。

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