

今日は再審開始決定から3年。検察の抵抗による大阪高裁での審理が終わったことから、1日も早い再審開始決定の確定を求めた集会だった。
パンツ一丁で室内の駐車場にガソリン7リットルを撒き、ターボライターで火を点け、火事にして入浴中の子供を殺した、とされたのが東住吉事件だ。
ガソリンを扱ったことのある人ならば、その嘘は、すぐに理解するだろう。ガソリンを撒いたらば、すぐに気化する。7リットルも撒いたらば、もしターボライターで点火すれば、その時点で爆発的な火災になり、「パンツ一丁」でなくても猛火に包まれて焼死するだろう。
この犯人にされた人は「パンツ一丁で放火」して無傷なのだ。なのに、その自白は真実だとして有罪になり、今も刑務所にいる。
今日は、この3年に検察が行ったガソリン7リットルの点火実験など、その抵抗内容を聞いたが、自白通りの点火実験では、弁護団実験と同じに、駐車場にあった風呂場の種火に引火してしまい、「点火」する前に猛火になったそうだ。
当然だよね。科学は弁護団がやろうと、検察がやろうと、必ず同じ結果になる。従って、犯行自白は嘘となった。でも、諦めない検察は、自然発火を否定する検証をやったが、それも無駄な抵抗で、ホンダアクティは、給油口に不具合があってガソリン漏れを起こすことが、各地からの報告で判ったのだ。
真実は強いねえ。
気違い集団の検察は、それでも有罪を求めて頑張っているのだから、この集団に付ける薬はない。
東住吉事件は、この夏までに再審開始決定維持の判断がなされることになるだろうが、改めて気違い集団を矯正する法律を作らなければならないと思った集会だった。
しかも、1家族としては十分な収入も有り(月収60万)、普通に返済していく分には全くもって問題ない。200万程度の借金を苦にして実の子を保険金目当てで殺すなんて動機、全く納得いきません。
私もTVアサヒの検証番組を見ましたが、検証通りパンツ一丁で火をつけたら確実に火傷してしまいますね。
http://www.tv-asahi.co.jp/scoop/update/toppage/060514_010.html
気化したガソリンが充満している室内に火をつけて保険金殺人を企てる????
こんなシナリオを本気で信じ込むのは正気の沙汰では無いです。桜井さんがおっしゃる様に確かに車からの自然なガソリン漏れが原因で火事になったとしか思えません。
再審を大阪地裁が決めたのは当然ですし、これはもう刑の執行停止をして当然の案件です。
この事件で大変不幸なのは容疑者である夫妻が自白してしまった事。警察から強要されたという事ですが、密室の取調室でどの様な取調べがされたのか検証のしようも無い。当時、もし可視化が実現していたらこういう虚偽の自白を強いられる事は無かったでしょう。
現職裁判官のアンケートからの可視化の必要性は伺いしれますし、今日明日にも導入が必要なのに遅々として進まない現状に苛立を覚えます。
http://www.tv-asahi.co.jp/scoop/info/06/060515_sub01.html