桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

岡山

2018-11-29 | Weblog
一昨日から岡山に来ている。
狭山事件関係での獄友上映とトークだと思っていたらば、解放同盟の定期集会で、その分科会での上映とトークだった。
石川一雄さん、袴田秀子さん、菅家利和さん、それに俺が舞台に上がって話をした。
4人が順番に話すのだから、そう長くは話せなかったが、それでも俺が1番、長く警察や検察、裁判の問題点を話した。
最後の質問コーナーでは、「桜井さんみたいな人が国会議員になって欲しい」と言われたから、きっと司法の欠陥と それを正したいと願う俺の思いは伝わったのだろう。

武蔵境上映

2018-11-26 | Weblog
昨日は武蔵境駅前をスイングホールでの獄友だった。
来客数に不安があると聞いていたが、140名の会場に、午前午後ともなや80名ほどの人が来てくれた。
何時も通りに上映後、監督とトークをして唄った。
グッズなどの売り上げも良かったし、俺のCDも売れたし、皆さんの反応は良かった。
今回の上映は、大変に若い人が協力してくれたが、辺野古基地反対運動にも参加しているとか語る若者の言葉は、頼もしいと同時に力を得る思いだった。

野球納会

2018-11-25 | Weblog
昨夜は水戸ベースボールクラブの納会だった。
俺は、初めて参加したが、46名が参加。ワイワイと楽しく飲んだ。
我がチームは、熟年、還暦、古希と3チームがある。でも、50歳は仕事もあり、6名ほどだとか。
たまたま熟年監督の隣に座ったから、熟年選手と話したが、古希は選手層も厚くて出番がないから熟年に入れて!と話したらば、「桜井さんならば2番、セカンドでお願いします!」と言ってくれた。
俺の俊敏、俊足は熟年でも認めて貰っていたと嬉しかったなぁ。
来シーズンは、本気で熟年にトライしてみる気になった。
元警察官が、何人もいると知った納会だったが、親しくなっ人も出来て、楽しい、楽しい納会だった。
この写真はチームで80歳になった林さんに祝いの品をプレゼントしたところ。

ゴーンショック

2018-11-25 | Weblog
日産自動車のゴーン逮捕、解任事件は、祖国フランスでも、大きな問題になっているらしい。
今朝のテレビ番組では、その事件に関して日本司法の問題が国際的に非難の対象になる可能性と話していた。人質司法と呼ばれる弁護士立ち会いも無い23日にも及ぶ取り調べと否認者に対する懲罰的な保釈拒否、長期拘束だ。
先進国では、まず長くて2、3日だ。
これからどうなるか判らないが、日本司法の異常が世界的になるのを避けたい検察は、きっとゴーンは、簡単に保釈するのだろうな。
腐れ検察のやり方、見ものだなぁ。

防寒

2018-11-24 | Weblog
連れ合いの実家は寒い。
東京よりも水戸は寒い。3度くらいは低い気温になるのが普通だ。
千葉刑務所から水戸刑務所に異動した看守が、俺が第1次再審で何日か水戸刑務所に移送されたとき、「水戸は寒くて定年前に辞めるかも知れない」と言っていたのを覚えている。
それから月日が過ぎて俺が水戸暮らしだが、慣れたせいか、そう寒いとは感じなくなった。でも、連れ合いの実家は違う。
毎年、年末年始を過ごしてみると、その寒さは身に沁みる。
水戸よりも確実に2、3度は低い気温になるだろ。
連れ合いの母親は草花が好きで、沢山、育てている。水遣りは日課。庭にある水道は、何もしなければ冬は凍結して3カ月は使えなくなる。
それで俺が防寒対策をしているが、今年は、新しくやり直した。
今年は保温になるテープを買って、昔、水道工事をしていたときの要領でやったが、イマイチだった。
これで凍結しなければいいけどなぁ。

干し柿作り

2018-11-24 | Weblog
今年も干し柿作りをした。
連れ合いの実家には柿の木が何本もあって、豊作だと持てあますほどに成る。しかし、昨年に続いた不作で、今年は実を付けなかった木が2本。3本は付けたが、時期を逃してしまい、1本は落下したり、鳥に食べられたり。2本だけ、何とか百個ほど、取れたが、それでも熟し過ぎて干し柿に出来ないのが10個ほどになってしまった。

偲ぶ会

2018-11-22 | Weblog

松川事件を被告として闘って勝利し、その後は法律事務所の事務局長として務めた岡田十良松さんは、今年92歳で亡くなられた。
今日は国立で偲ぶ会だった。
十良松さんは布川事件の闘いにも多大なご支援をくださった。
お蔭様で三多摩守る会が結成されて、長くご支援を頂いたが、今日は、その方々にもお会いして久方振りのご挨拶をした。
皆さんのご挨拶を聞いて、岡田十良松さんが生きて戦った月日を知ったが、若いときは「6人の花嫁候補がいた!」と語っておられたらしい。
会場に飾られた若い写真を見れば、確かに、俺が22年前にお会いしたときとは違う風貌で、6人!が判る気もした。
人は死ぬ。死んだ後に残るのは、周りの人に、何を残すかなのかも知れないな。
岡田十良松さんに親しく会えた感謝を込めて、今の俺、これからの俺を報告して来た。

八柱朗読会

2018-11-22 | Weblog
布川事件の熱い支援者だった堀川静雄さんが主宰して始まった八柱での朗読会は、昨夜で80回目。
その記念日に堀川さんは居なくなってしまったが、その想いを引き継ぎ、引き継いだ方の味わいが加わった朗読会は30名ほどが参加した。
齢90歳になられた方の抱腹絶倒の紙芝居、伊藤左千夫の野菊の墓。朗読、俳句選評、発表など、色々。
俺の冤罪の実態を高知白バイ事件や日野町事件の例で話した。
終わった後の懇親会も楽しくて、次回からも冤罪報告で参加する。

狂ってる

2018-11-20 | Weblog
今日は盛一さんの国賠裁判。前回は来られなかったが、ビックリする展開になっていた。国の主張、つまり検察の弁明が気違いじみて来たというか、人間技を超えたものになって来ていた。
盛一さんは覚せい剤の犯罪に問われた。その犯罪を証言したマスヤマとかいう女は警察官調書を作った。色々とあって弁護士は「検察官調書もあるはずだから提出して欲しい」と求めた。
「存在しない」と検察官は回答した。
しかし、盛一さん自身が閲覧権を使ってマスヤマの検察官調書を発見したので、「検察官の調書隠し、証拠隠しだ」と訴えたのが、この裁判だ。
我々の一般常識で考えれば、存在する調書を存在しないと言えば嘘。偽証になる。正義や真実を旗印に活動する検察官だから、誰が考えても「間違いました、ごめんなさい」と詫びると思うだろうが、違う!司法試験に合格する頭脳は、一般常識では理解し難い言い訳をする。
その言い訳は「開示請求を受けた文章等が証拠開示の対象となる証拠の範囲内に含まない場合には、通常、当該文章等が世の中にも物理的にも一切存在しないのかは検察官にも不明であるから、開示対象範囲内に当該文章等が存在しないという趣旨で、単に存在しないと回答しているのである」と言う。
判るかなぁ?
さすがに司法試験に合格する頭脳は難解な言い回しをするもので、俺には理解不可能だ。言葉の言い回しで事実を誤魔化そうとしているのだろうが、この言い訳は前段と後段で繋がるものだろうか。
この裁判で検察は「マスヤマ検察官調書は盛一さんの犯罪証明とは無関係だから出さなかったし、存在しないと回答した」と弁明する。
この弁明は、調書内容が無関係なことと存在するかしないかは違う問題だとしても、一応は判るよね。
でも、「開示義務で範囲外の証拠である場合」に「その証拠が世の中にも物理的にも存在しないのかは検察官には判らない」とは、どういう意味だろう。判るだろ。自分が参加を持ってるんたもの。だよね。
これを書いた人物は正気なのだろか。
盛一さんは裁判記録の閲覧権を使い、自分の刑事裁判記録を見て「マスヤマ検察官調書」を発見したんだよ?
ということは、この記録は検察官が持っていたのさ。
開示対象の証拠であるとかないとかは犯罪者の弁明。嘘の上塗りだよ。
「存在しない」と回答したのは、「私が考えるところの開示請求権の範囲内には存在しない」という意味なんだってさ。
バカヤロー!
裁判を舐めてるじゃないよ、社会を舐めてるんじゃないよ!
腹が立つよなぁ。
こいつら、こんな言い訳をして税金を浪費してる。
こんな弁明をしても裁判官は、どうせ検察の手下、召使い、どうとでもなる!と思ってているから、どこの国賠裁判でも、こんな態度を取るのだ。
腐れ検察官の嘘を犯罪として裁く法律を作らない限り、こいつらの犯罪行為は止まない。
盛一さんの国賠裁判、ぜひご注目ください!

えげつないなぁ

2018-11-20 | Weblog
カルロス・ゴーンが給料を誤魔化して申告した罪で側近と共に逮捕された。
この5年間での誤魔化しが50億円だって。良く「ゴーンは便所に行ってる時間でも何百万円になる!」と言われていたが、内部告発での逮捕らしいのは、余りにも遣り口がえげつないためにの結末だ。
正直に申告したって困る訳じゃないだろうに、その上に会社で金も不正に使用していたと報道されているから、人間、もっと、もっと!になるんだなぁ。
奢れる者、久しからず!だ。