桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

ゆ党

2009-10-31 | Weblog
今日の産経新聞に、与党の立場を失った公明党が民主党に擦り寄る姿勢を見せる代表質問をしたと揶揄する記事が載ったらしい。与党でもなければ野党でもない、「ゆ」党だと。なかなか面白い指摘だよね。今朝のテレビが、民主、社民、自民、公明各党の議員を参加させての番組で取り上げていた。
公明党の結党からの経過を見れば判るが、常に与党でいたいのは、それでしか上部組織を守れない危機意識があるせいだろうね。日蓮宗の宗教団体は沢山あるが、諸外国でカルト集団認定されるのは創価学会だけである危機意識。しかも、宗教団体として東京都にしか認可されない脆弱な足場の上、今では日蓮宗からも破門されて宗教団体としての足場さえも失っている。
それらを考えれば公明党が政治権力に近づきたいのは判る。判り過ぎるほどに判る。
善人で社会的に弱い人たちが集う創価学会。その下部組織である公明党は、本来ならば社会的弱者のために戦ってほしいのだが、無理なのだろうかね。
この論議のとき、「ゆ党は公明党ではない。野党になり切れない自民党がゆ党だ」と評論家が言っていたが、毎日系はじめマスコミは、印刷物の請負で兵糧攻めが怖くて発言の口が封じられているとも聞くし、日本の政治問題として、再び公明党・創価学会問題が政教分離で俎上に上る日が来ると思わせる今朝だった。


武蔵野線

2009-10-30 | Weblog
仮釈放で帰って来たとき、新座市の松尾さん方に仮住まいした。だから、どこかへ行ったり、地元に帰るときなどは武蔵野線を利用した。
たった2週間ほどの新座市住まいだったが、空気が煌めくような自由の世界を最初に味わった場所のせいか、懐かしく思い出す。
もう利根町住まいなってからでも、この12月になれば13年だ。武蔵野線を利用するのも三多摩守る会総会と新年会くらいしかなくなったが、これを利用するたびに、あの煌めいた空気に躍った心が蘇り、社会で積み重ねた幸せばかりの時を感謝する思いになる。

三多摩守る会総会

2009-10-30 | Weblog
今日は三多摩守る会総会。第19回目になる。
俺たちがシャバに帰った13年前に会に顔を見せて下さった方たちも、かなり年齢を重ねられたし、亡くなられた方もある。
長い月日を重ねて、いよいよ最高裁の決定だと思うと、このご支援があればこその感慨がある。
三多摩は松川事件の闘いをされた方が中心だから闘いには厳しい。オヤジが生きていたときに来て、親としての姿勢を問われ、追及されて泣いたらしいが、今日の総会も片鱗があった。
何を行って最高裁に働き掛けるか。楽観、油断、戒め。気持ちが籠もっていた。有難い限りだ。
この皆さんの思いのために、一日も早く勝たなければの思いも強くした。

プチ定年暮らし

2009-10-30 | Weblog
俺は、まだ自分が働かないで暮らすイメージが持てない。年金も無いのだから働かないでは暮らせないけど、何時かは働けなくなるし、そうなるだろう。
この三日間、仕事の予定だったが、会社では手が余ってるみたいだから、何時も勝手に休む者としては、来てとの要請がないのては行きにくい。それで休み、家にいたが、庭掃除などをしてノンビリ過ごしてみると、俺は働いていた方が楽しいと感じたり、毎日が休みは性に合わないとも感じた。でも、時間があれば自然と家のこともやりたくなるもので、これで仕方ないと思っていた手入れの行き届かない総てが気になり始めた。
長い独房暮らしのご利益で家に籠もるのも平気。料理も平気。掃除洗濯は、もちろん平気。庭は毎日掃いているから綺麗だし、俺の定年暮らしは、意外と楽しいかも知れないとも知った。闘いが終わった後、どんなことが待っているか判らないが、どっちにしても俺の明日はルンルンだね。
三日間の休暇が終わり、さて、何時になれば決定が届くものやら。

アナタたちに言われたくない

2009-10-30 | Weblog
自らのアタマの蝿を追えないで他人を批判する奴、いるよね。昔の俺は、正にそれだった。批判するのは楽だし、また他人の欠陥は見えるんだよね。良く判るから、つい言ってしまう。
鳩山さん、自民党の批判に言い返したのが、アナタたちに言われなくない、だった。自民党、ぐうの音も出ないだろう。
今、民主党が必死に予算を組もうとしているが、膨大な借金国家になってしまい、財源も厳しくて難儀している。いの一番にやるべき後期高齢者医療制度の撤廃は先送りだし、肝炎患者の救済も手付かず。苛立つ人も多い。
だけど、まだ二ヶ月だからね。命に係わることは早急にやるべきにしても自民党は言う権利がないだろう。成長のビジョンとか言ってるが、自民党の成長ビジョンが、どんな国家を作って来たと言うのだ。必死に働いても生活さえ出来ない若者たちを作り、会社だけが儲けを溜め込んで来た自民党政治の経済政策は、もう終わるときなのだ。
成長なんていらない。国民が命を楽しんで生きていける社会になれば、成長も儲けもいらないのだ。
自民党には言われたくない!鳩山さんの言葉は胸がスカッとしたね。

新記録

2009-10-30 | Weblog
今朝は7時キッカリに家を出て散歩に行った。
視界2、3キロほどのアサ靄が出ていたが、しっとりと濡れた空気が気持ち良かった。時間の関係か、廃パチンコ屋レモンを曲がってから人に出会わず、ノンビリ歩く二人に会っただけで利根川堤防に着いた。途中、何時もすれ違う女子中学生の一人が、おはようございます!と爽やかな声を掛けてくれた。
川面に岸辺の樹木が写り、乳白色の風景と重なって美しかった。堤防上には、全く人がいなくて、役場の中を通り過ぎるまでに会ったのは、ジョギングの女性二人に追い越していった男性ジョッかー一人だけだった。
新聞代支払いのために町会議員の高木さん宅まで、行って戻り、セブンイレブンでスポーツ新聞を買って自宅に着いたのが8時7分だった。
多分、普段よりも1キロは長く歩いたと思うから、今日は7キロ近いはず。1時間と7分だから新記録だ。汗が流れて一仕事をした感じだった。

時速80キロ

2009-10-30 | Weblog
先日、どこかのテレビ局が警察密着番組を放映して白バイの活躍を流していた。各局が、必ず放映するけど、あれって警察のPRだよね。実録ならば裏金を作らせる手口なんかも流して欲しいけど、それは適わぬ望みかな。
白バイが違反車を追跡して捕まえる、格好いいよね。車を運転する俺は、多少身に覚えのあることで捕まる人を気の毒にと思うだけだけど、先日の番組では、もっと正確にやれ!と思ったよ。
猛スピードの車!ってから、さて何キロオーバーと思えば、19キロ。しかも40キロ道路だった。
運転をしている者らば判るだろうが、今の道路は整備されたから、すぐに60キロや70キロになってしまう。我が家の前の交番は、利根川を渡って坂を下って来る車を狙って、良くスピード違反狙いをやっていた。40キロ規制だったから、バタバタと捕まっていたものだが、今は50キロ規制になったせいか、余り取締まりをしていないみたいだ。40キロ道路の19キロオーバーなんて、放送のコメントは、お気の毒に!にして欲しいよね。
今度、道路によっては最高速度を80キロにする報道があった。良いことだが、警察のやることだから裏があるように思えてしまう。何しろ、警察は交通違反金も予算的に年度の目標がある。減っては困るはずだから、今度の改正も違反金徴収増加を狙っているのではないだろうか。
80キロ規制道路に続き、いきなり40規制道路を作り、その境目で取締まりをする!バタバタ捕まるよね。違反金もガッポリ!まさか違反金は裏金には出来まいが、この考え、俺の邪推かな。それとも裏金作りの公金詐欺常習犯、警察のやりそうなことかな。どっちだろう。

嘉手納基地

2009-10-30 | Weblog
戦争の遺物であるアメリカ軍基地は、日本が統治を奪われた沖縄に、今も集中して残っている。俺は沖縄に行っていないので現状を見ていないが、町の中央に居座った基地は、沖縄県民の生活の障害になっているようだ。
民主党政権になったので、自民党が合意した基地移転が問題になっている。
嘉手納基地に集中して欲しいと言う民主党に対して、アメリカ政府は反対していると、今日のニュースになっている。一つの基地では作戦の実行に支障が出ると言うのが理由らしいが、美しい沖縄の海を埋め立てて軍事基地にするなんて、そもそもおかしいのだ。もはやアメリカ軍の世界的な行動はアメリカにいても可能なことは、その兵器の性能から明らかなこと。アメリカが日本の沖縄に居座り、しかも二つの基地に拘るのは、日本から出ている思いやり予算、金が目的ではないのか。
そもそもアメリカは日本を守るのか。本当は日本の国土を使ってアメリカを守るだけではないのか。
日本の軍事費、防衛予算は世界の五本指に入る。それだけ使ってアメリカに守ってもらわなければだめな軍隊なんて、あり得ない。
アメリカ軍が日本にいるのは、それが利益になる人が日本に多いと言うことだ。
もうアメリカ軍にはアメリカにもどって戻ってもらう時期だと、俺は思うね。

なぜだろう

2009-10-30 | Weblog
また夜中に目覚めてしまった。でも、身体的には夜中の感覚では無くて、充分に寝た朝のようだ。
熟睡を忘れてしまって長い月日が過ぎたが、今の状態は、また違った精神の尖鋭化を生んでいるのだろう。土浦で勝ったとき、東京で勝ったとき、何れも熟睡が戻った。だから、もうすぐ昔のように眠れるようになるだろうと思うが、もし短い睡眠に身体が慣れてしまっていたとしても、そのときはもう、今のような重荷は無いだろうから、今夜のようなことも無くなるとは思うが、果たしてどうだろうか。
大きな精神的負担が無くて熟睡出来るのも良いし、今夜のように目覚めて尽きない思索に惑うのも良いと思っているから、それはそれで良いのだが、決定後にはどうなるか、楽しみの一つだ。

特別公務員暴行陵虐罪

2009-10-29 | Weblog
警察官や刑務官などが暴行事件を犯すと、そう言う名前の罪になる。でも、余程のことが無い限り、連中は実刑にはならない。執行猶予でちょん!一件落着だ。
検察官も裁判官も、そう言う連中にシンパシーを感じてることもあるが、まあ仲間意識だよね。警察官も刑務官も、我が手下。大事な仲間、みたいな気分かな。
名古屋刑務所で受刑者を殺した刑務官、どうなったか知らないが、あれはいくらなんでも執行猶予とは行かないから、どこかでお務めし、もう社会で生きているだろう。その仲間の一人は無罪になり、また不正事件を犯したと、この前の新聞に出ていた。
今日は、広島少年院で暴行した向井義元首席専門官が「無罪」を主張したとある。良く「殺す」と口走る少年を戒めるために、首にシーツを巻いて遺書を書くように指示したと弁明したらしい。
微妙だね。なかなか巧い弁明だけど、どうだろうか。
俺も刑務所を経験したから、口では判らない奴がいることも承知している。でも、少年だものね。刑務所で悪いことを覚えるように、少年院でも覚えさせてどうするの。力が総て、力があれば何でも出来る、許されるとね。
それに首席専門官のすることではあるまい。部下が真似て同じようなことをしていたと指摘されたことは、この首席専門官の暴力的行動は日常的であったのではないか。向井被告の罪は重いと言わざるを得ない。
この人は、もし無罪になった少年院に戻ったらば、きっと教育だと称して同じことを繰り返すだろう。