桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

速い!

2019-01-30 | Weblog

高知での予定を終えて、今日は関西へ。
どうして移動しようかと思ったが、奮発の飛行機。高知空港から伊丹空港は、そう遠くはないと思ったが、アッという間の到着だった。
12時発で離陸は何時だったか?伊丹空港着陸が40分。機内アナウンスが入ったときは、あと30分で伊丹空港!だったから、実質40分あったかどうかだ。
初めて翼に車輪のある飛行機で、かなり騒音を感じたが、眼下の風景は、タップリと楽しめた。
左手に大阪城を見下ろしながら車輪が出た写真を撮った。
今日は大阪の夜だ!

高知の夜

2019-01-30 | Weblog
昨夜は、高知白バイ事件と呼ばれる冤罪事件を体験した片岡さん夫婦と、その冤罪事件の取材をして報道したり、支援もしているライターの柳原三佳さんと4人での飲み会だった。
昨年、最初の再審請求が最高裁で棄却されてしまい、これからの闘いに付いても悩んでいるらしい話を聞いていたので、今回の冤罪犠牲者の会を結成することも含めて会って話そうということでの高知の夜だった。
再審の問題は、どの事件でも新しい証拠だ。片岡さん夫婦も、そこに行き着く手立てに悩んでいた。
闘う意思に迷いはないと言う片岡さん夫婦と判り、俺の考える新しい証拠に付いて話したが、長いスパンで考えれば良いと思うと楽になったと言うので、更に安心した。
荒ぶる心を抱えていた若き片岡晴彦を、私が生き方を変えるという思いで結婚したカヨちゃんだったそうだが、子供が小さいときに子供と晴彦さんの交通事故、息子がバイク事故で相手の親はヤクザで1銭も貰えなか話。更に、晴彦さんの白バイ事件。重なる孫の駐車場での事故死。
まるでドラマのような不運を聞いてビックリだった。
でも、飲んで、食べて、話して、唄って、楽しかったと語る夫婦は、元気を貰ったとも言って、明るく帰って行った。

松戸の狭山活動

2019-01-29 | Weblog
松戸で狭山事件の支援している人に招かれて行って来た。
狭山事件は冤罪のエリートだ。有名だし、多くの支援者がいる。あちらこちらで支援集会も行われていて、松戸でも、毎年、やっていたようだ。
石川さん夫婦も来て訴えをしたが、俺も30分の予定で話と歌だった。
余りにも露骨な証拠捏造は、石川さんが差別された地区に生まれたこと。その差別が警察は露骨な証拠捏造を生んだのは間違いない。
ただ、狭山事件の支援者が「差別裁判」と語るのには同調出来ない。
この集会で石川さんも「差別ゆえに裁判所は勝たせない」ということを語ったとき、差別捜査ではあったが差別裁判ではない、裁判所は、単に証拠捏造を認めない連中だからだ、という反論をした。
狭山事件は差別解消運動の旗印にもなり、それが純粋な冤罪裁判とは違ったを問題を作っても来たが、
石川さんが無実であり、冤罪であることには違いがない。
松戸地区で熱心に、しかも何十年にもわたって支援している皆さんの思いを知って、早く冤罪を晴らしたいと思った。

強いんだなぁ

2019-01-27 | Weblog
昨夜の全豪オープンテニス。見た人が多いだろうが、大坂なおみの優勝は見事だった。
俺は、2セット目の優勝ポイントからギャラリーされたときに、これは負けると思った。
グビトバは自宅で強盗に襲われて手首を負傷。再びテニスラケットを持てなくなるかも知れないと言われての復活だ。強い精神力と力を持つ選手と判るエピソードの持ち主だし、チャンピオンポイントから逆転したとなれば、これはドラマ的なグビトバの優勝になるのが必然なのかと思ったからだ。
それを意外とアッサリ、大坂は勝ってしまった。若い力の成長は戦うたびにあるんだろうな。俺が思っていたよりも、何倍と強い大坂選手なのだと思わさた。

当然!

2019-01-26 | Weblog
厚労省の統計不正はアベノミクスを装うためだったらしいと言われ始めたね。アベノミクスなんて日銀が株を買い支えて好景気を演出してるだけなんでしょ?
俺は経済なんてチンプンカンプン。でもさ、大企業だけが内部留保を増やしているだけの好景気なんて胡散臭いくらいは判るよな。
好景気も含めて、何でも嘘ばかり。こんな国家あるのかなぁ。
厚労省が統計不正をやってるならば、きっと他でもやってるだろうと思ったらば、今度は総務省だってね。
インチキ国家日本、万歳!
そもそも朝鮮での争いに負けた天皇族が、当時の先進文化を持って日本に流れて来て日本列島にいる住民を支配したんだよね。
そんなのを有り難がって神と崇め、神の国とか言って来たことが、そもそも嘘。作り話じゃないか。
宇宙の歴史は百億年、太陽系の歴史は48億年。
なに?紀元は2600年だって!
2600年前に日本列島が作られたなんて、ばぁか!
もう嘘は止めようぜ。
次に統計不正が暴露されるのは、どこだろ?

誰の責任かなぁ

2019-01-25 | Weblog
今日は国賠裁判終了後、すぐに帰る予定だった。
裁判は、午前11時半開始。まあ民事裁判は短時間だから、長くても昼には終わる。そう思っていた。
思っていたのに、昨夜、帰りのチケットを確認したらば「金沢発9時24分」となってる??!!
なぜ?
滅多にチケットの確認などをしない俺が、昨夜に限って確認したのも不思議だが、午前9時24分金沢発なんて、理解不能だ。
俺がチケットを頼むときに言い間違ったのか、それとも駅員さんが間違った?
何しろ俺だからなぁ。
判らない!

アタマの良い馬鹿!

2019-01-25 | Weblog
今日は金沢地裁での国賠裁判。
検察官が無いと答えて出さなかった検察官調書があるのを発見したので「証拠隠しの違法行為だ」と訴える裁判だが、今日も驚くことがあった。
裁判官が「見たい」と望んだので、検察官が作った調書は「無い」と隠した女性から警察官が作成した調書を弁護団が提出した。
これに対して、口で代理人として法廷にいる、多分、何れは検察庁に戻った男が「これは証拠の目的外使用の問題がある」などとクレームを付けたのだ。
はあ!でしょ。
つい大声を出したかな。馬鹿じゃないの!とも。
検察官が所持する証拠開示を広げる法律を作ったとき、この開示証拠の目的外使用を処罰するとした法律が加えられた。
でもさ、本来と裁判は公開が原則でしょ。ならば、その公開法廷に提出された証拠は、国民総てが閲覧し、検討して良い物になるんじゃないの。それに、そもそも税金で集めた証拠に対して、検察官が「こう使え、ああ使うな」と介入すべきものなのかね。
裁判官は「そういう問題はない」とか言ったが、当たり前だ。
検察官に裁判を任せて来た日本の司法は、その根源から誤っていたと、改めて感じさせる出来事だった。

金沢の夜

2019-01-25 | Weblog
昨日は、最後の裁判所要請だった。
俺は要請には参加しないが、その後、参加した皆さんと冤罪犠牲者の会の件を話し合った。
当日、どんなことをするかなど、かなり見えて来たことにホッとして、俺は冤罪仲間の国賠裁判支援で金沢行きだった。
長野辺りから雪景色になり、新潟県になると真っ白だったが、金沢には、全く雪は無かった。
でも、寒い。
夜飯は、丁度、誕生日の俺と青木恵子さんを祝うということでご馳走になった。
蟹!
以前、天橋立に行って蟹を食べたときに、量が多くて暫く食べたくない思いをしたが、あれ以来だったせいか、美味かったぁ!
もう1軒!という誘いを断り、金沢の夜は10時前に終わったけど、嬉しく感謝の夜だった。

これでいいのかねぇ

2019-01-24 | Weblog
厚労省が統計調査不正を行っていたと報道され、どんな結末になるのかと思っていたらば、事務次官は訓告だってね。
訓告ってのは、訓示を告げるだけ。事務次官に上り詰めるた人物には、痛くも痒くもない罰だ。
役人で仕事ってのは、こういう統計とか、計算とかを正確に行うことじゃないの。
運転の下手な人は運転手をしていいの。野球の下手な人が野球選手になれる?なれないでしょ。
長年に亘り、統計調査不正を重ねて国民が受け取るお金を少なくしていたらしい、今回と不正は、少なくした金を自分たちに使おうとしたのではないとしても、その能力のない連中が公務員をしていたと明らかになった事件だ。
こんな連中は解雇だろうが。
屁にもならない処罰をして一件落着。こんなことばかりしているから公務員による不正は消えないのだ。
日本は腐れ国家だぜ、全く。

犯罪として

2019-01-23 | Weblog
今、最高裁に係属する仲間の再審事件には、大崎事件、湖東記念病院事件、北陵クリニック事件がある。
その中で、昨年3月に宮崎高裁支部で再審開始決定が維持されて検察の抵抗を受けている大崎事件は、そろそろ最高裁の判断が出るものと思っていたらば、今まで何も反論をしなかった検察が、つい先日、反論書面を提出したらしい。
しかし、その書面に添付された御用学者の鑑定は、もう5カ月も前に作成された鑑定書だったとか。
これ、おかしくない?
なぜ5カ月前に出さないのだ!
あれは何時だったか、再審無罪が確定した足利事件のとき、最高裁は弁護団が書面を 提出した直後、棄却決定を出した。弁護団の提出した書面を見ないで判断したと感じる事件は、ときどきあるが、検察の書面となると最高裁はぐずぐずする。
大崎事件の原口アヤ子さんは、もう90歳を超えて自分の意思を示す言葉を失っている。弁護団は、原口さんの命あるうちに再審無罪の結果を届けたいと懸命に努力しているが、検察には人の命に想いを致す義務はないとでも言うのだろうか。
いかに有罪と信じていようが、訴訟を速やかに進行させる義務は法曹が一様に背負うはずだ。そして、検察には真実義務もあるはずだ。
既に高裁段階で否定された内容を蒸し返して、ただ審理時間を引き延ばすだけの意味しかない書面を、今にもなって提出するのは、原口さんの命の火が消えるのを待つ手段としか思えない!本人が亡くなれば検察の過ちを責める社会の批判が薄まるとでも思っているに違いない。
こんな腐れ人間たちを信じて存在する法律は変えるしかない。検察が誤った行いをしたならば、殺人事件と同じように時効なしで責任を負わせる法律を作るベきなのだ。真実をねじ曲げる検察の行為を犯罪として裁かなければならない!