桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

浦和

2022-08-31 | Weblog
今日は救援会埼玉の主催する映画とコンサートだった。
午前中は80名。午後は、その3倍くらいの人が来てくれた。
俺は話が長い。今日も準備した曲を3曲、残してしまった。
でも、その話が良かったという感想があるそうで、皆さんに喜んで貰えて一安心。
今日は体調は悪かった。疲労感、倦怠感。
1時間を立っていられなくて椅子に座ってしまったほど。それを心配した主催者が送るということで、わざわざ浦和から水戸の我が家まで、送って貰えることになり、大喜びだ。有り難いなあ

照る日曇る日

2022-08-29 | Weblog
それなりに大病である癌との日常は、日毎に変わるような体調だ。直腸がんだから、当然に癌が肥大すれば排便に困難をきたすことになる。「便が詰まって救急車で運ばれないでくださいよ」と医師に言われたのは、もう3年ほども前になる。
その医師の忠告通りに便が出なくなった時期がある。コーヒーエネマーと呼ばれる腸洗浄手段で、その時期を乗り越えて、今は普通に出るようになった。と言っても、日毎に状態は違う。
昨日は柔らかめのが大量に出た。でも、その後に痛みが残り、かなり辛い状態が続いていた。
今朝は、かなり立派な硬さのが、普通に出てビックリだし、それなりに出たのに痛みもない。
外科的な医学で処置した訳ではない食事療法などでの対処は一気に回復はしない。毎日、毎日痛みなども含めて状態が違うし、それに耐えて行くのは、かなり大変だ。
今日の状態の良さが明日も続くとは限らないが、小さな変化に良化と回復を感じ、信じて過ごすのは、何だか29年の獄中生活に似ているようだ。
時には投げ出したくなるときもあるが、そこを乗り越えて、もうすぐ3年目。照る日曇る日の続く今日は、また回復への確信の朝だね。

音合わせ

2022-08-28 | Weblog
今日は北海道ツアーのミニコンサート用の音合わせだった。
伴奏はしたことがないと言う通り、音が固いというか、メロディに流れるモノがない。個々の音が切れているようで、凄く違和感があったけども、段々と慣れて来て、最後には、普通に唄えるようになった。
合わせるのは大事だね。 
闇の中にと言う曲があり、俺自身も好きなのだが、彼女は「闇だから低い音にした」と勝手に音を低くしたのは、本当に唄い辛いと言うか、唄えなかったのにはビックリ。
少し音が違うと唄えなくなるんだね。
最後には、何とか唄えるようになり、これで安心して北海道へ行けるぞ🎶

今日は55年前

2022-08-28 | Weblog
昨日、明日の28日には、何かあったなぁと思ったが、特別のことを思い出さなかった。
今朝になり、そうだ、布川事件と呼ばれることになる殺人事件か起きたのが今日。55年前になるんだと、東京へ行くために連れ合いに送って貰う車の中で思い出した。
あれから55年。
実にドラマチックで面白い歳月だった。
苦しみと悲しみの中で死なせてしまった両親には申し訳ないが、人として満ち足りた歳月でもあった。
そう成し得たのは俺を支えてくれ、人としても生き方を教えてくれた支援者のお陰だし、弁護士さんのお陰だが、俺自身の努力もあった。
あの世などは存在しない、神や仏は尽きる命の儚さと生きる苦悩を抱える人間の脳が創り出した幻でしかない。俺は親になれなかったか、もし子供がいたならば幸せに生きて欲しいと願うと思うし、その思いは総ての親の思いだとも思う。
だから、人として満ち足りた歳月にし得たことと、今を幸せな思いで生きていることは、最高の親孝行だと思って自分を慰めている。
そんな今日は北海道ツアーでのコンサートのために音合わせ。
55年前の今ごろは、確か成田回りで上野に行き、やることもなく地元の布佐駅に帰った時刻だろうか。

1年前

2022-08-27 | Weblog
昨年の今日、東京高裁で国賠裁判の判決があり、俺の闘いは終結したのだったが、昨日、親しい方から「1年前の明日ですね」とメールがあるまで、すっかり忘れていた。
そう、もう1年前になるんだね。
連れ合いは母親の介護があり、とても余裕がなかったと言っていたし、ゆえに俺と同じに忘れていたようだが、1年前が、何だか遥か遠くに思える。
総てが決着して俺の成すべきことも、そう多くはないが、俺のしていることは、あの判決前も今も変わらない。きっとこれからも同じように生きて行くだろう。そして、成すべきことを成すだけ。

こんなモノかな

2022-08-27 | Weblog
再審法改正で、自分の弁護する大崎事件を闘いながら大車輪で活動される鴨志田弁護士が腎盂炎で入院されたとのこと。
東奔西走とは鴨志田弁護士のためにある言葉のように、ホントに凄い活動をされているので、きっと無理が身体に現れたのだろう。
休むのも大事。ゆっくリ休んで、またお元気になって欲しいが、俺の体調は、このところ身体の中から悪いモノが出ているようなことが続いている。
尻の痛みは前立腺からのモノだと言われているが、尻には褥瘡のようなモノが出来ている。これが車の運転で座っているのが辛くなるような痛みを生む原因の1つになっている。
それに目が爛れて来た。
褥瘡と爛れも、何か身体の中から悪いモノが出来ているかのように感じるが、これが良いのか悪いのか、それは判らない。まあ癌患者としての体調ならば、こんなモノかも知れない今日かな。

島津製作所もだって

2022-08-25 | Weblog
今度は島津製作所の不正行為が報道されたね。
医療機関の中にタイマーを入れて故障したように止めて修理代金だって。
詐欺だよね。
ホントに凄い国家になったものだなぁ。
金にさえなれば、何をしても構わない企業。平然と嘘を語り続ける統一協会に関わる政治家たち。
岸田は、全国の原発を再稼働させる方針を公表したが、次の大災害で再度の原発事故を起こして滅びるのも似合うかもなぁ。

架空だってさ

2022-08-25 | Weblog
日野自動車のデータ不正が明らかになったけど、今度はフジテレビと産経の世論調査が架空だったとか。 
まあフジ産経グループならば、権力ベッタリで、何でも有りの報道姿勢だし、それもあるだろうなと思うのは、オレ一人だろうか。
内閣支持率などの調査をしていた下請けの架空調査らしいけども、そもそもフジテレビや産経新聞がやっていることは自民党政権や権力機構に対する擁護報道が中心だもの、五十歩百歩だね。
しかし、ここに来て色々なことが明らかになるなぁ。
安倍晋三の死がパンドラの箱を開けた感じだ。
戦後、宮内庁も資料の焼却を行ったそうだが、そこで燃やされなかった資料が出て来たとかのニュースもあるし、隠蔽国家日本、誤魔化し国家日本が、漸く精算される時期に来たのだろうか。

猫も色々

2022-08-23 | Weblog
昨年、2匹目の猫を飼って以来、その性格の違いに驚かされている。
先輩猫のクーは、子供のときから大人しかった。それでも最初はカーテンに駆け上がったり、色々な場所のボタン的なモノを取ってしまったり、カーテンフックの布を噛んでしまったり、そのイタズラに悩まされたが、2匹目のヒメに較べれば優しいモノだった。
とにかくヒメは運動能力が高くて、やることがクーよりも派手だ。
それに甘え方が違う。
足元に纏わりつくし、可愛い声で鳴いて離れないし、腹の立つことも多いけど、ヒメは、誰に飼われても愛されたと感じる。
もちろんヒメも可愛いいが、俺の姿を見ると小さな声で鳴いて横になり、撫でろ❗と請求するクーも、何とも愛らしいな。
ヒメは変なところが好きで、今はトイレの水洗器の中で寝るんだよなぁ。
ホントに猫も色々だね。

花マル

2022-08-23 | Weblog
癌の診断以来、直腸がんだから排便に支障が出ているが、それが改善され始めて、良かったり悪かったりが続いている。
快調に出る日、普通の日、余り出ない日。
もう宣告されて3年になるから良し悪しで一喜一憂することはないが、少しずつ普通に戻り始めていることだけはハッキリしている。
今日は花マルの日だ。