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桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

まあ、この程度だな

2015-05-03 | Weblog
最高裁の寺田長官が、憲法記念日を前に記者会見をした中で「裁判員制度は、おおむね円滑に運営されている」と発言したと言う。
裁判官職は真実を見抜く目を失わせる職業だ、と俺は感じているので、最高裁長官ともなれば、ほとんど裁判の実態を認識しないだろうは思うが、予想通りだったねえ。
裁判員になりたくないと思う人が、国民の8割。裁判員として選ばれたのに辞退する人が6割。そんなに国民に「やりたくない」と思われている制度が、なぜ「おおむね円滑に運営されている」と言えるのか!!誤判を重ねて反省しない裁判官ならばこその認識だよねえ。
なぜ8割もの国民が裁判員になりたくないと思うのか、今の裁判にある裁判村の非常識を変えない限り、早晩、再び裁判批判の嵐が巻き起こることは必定だろう。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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裁判の国民参加の重要性が理解されていない (Tri)
2015-05-07 09:02:02
これまで裁判官だけに背負わせてきた人を裁く事の責任と負担を、普通の国民が背負わされるのは確かに気が進まないでしょうし、できれば辞退したいと思うのは仕方のない事だと思います。

なぜ、重大事件の刑事裁判に国民が参加しなくてはならないのか、その理由と意義について時間をかけて認知される様に各所で努力しないといけないでしょう。

学校教育とか、現実の裁判員裁判に忠実なドラマや映画を作る、といった事が必要でしょう。司法に対する関心とリテラシーを高めない事には始まらないと思います。

個人的には、裁判員制度は支持しており、できれば民事の分野へも広げていくべきだと考えています。桜井さんが頑張っている国賠訴訟だって、もし裁判員制度で実施できればかなり話が違ってくると思いますよ。
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裁判員制度には反対です。 (益男)
2015-05-07 17:00:52
 国民の負担が重過ぎます。
忘れ去られる制度になると思います。
民事裁判員は良いですね。
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