裁判では匿名が、ある意味、徹底され、ほとんど実名を出さないことになっている。
俺の国賠裁判でも、過去に誤りを犯した警察官と検察官、裁判官の名前さえ、一部しか出さない。、
こんなのおかしい。死んでしまった警察官の早瀬四郎や渡辺忠治、検事の吉田賢治や裁判官の花岡学など、責任はどうなる。死んでも免責にはならないだろう。
俺は、どこでも実名主義だ。
福井女子中学事件では、冤罪作りに関わった横山など、ほとんどが生きているが、もちろん学習会でも匿名だった。横山の証言を教唆された人たちも含めて、YとかM雄とかA美だとか、さっぱり判らない。でも、以前、前川さんから横山の名前だけは聞いていた。だもの、俺は実名だよね。
今では暴力団から足を洗い、市民として生きているらしい横山を思うと、俺は、俺たちを「目撃した」と語り、何も罪を感じないで生きている渡辺昭一を感じて匿名にする気にはなれないよねえ。
もし私が警察官や検察官、裁判官であれば、不正を働く同僚や上司に怒りを込めて抗議して、警察官の風上にも置けぬ奴として冤罪に嵌められていただろう。私が自由業を選んだのは、そんな性格だったからだ。
無実の人に罪を着せてのうのうとしている人はゆるされないねー。