黒姫Time

登山ガイド・自然ガイド「山音」のブログ
黒姫にログハウスを建て、黒姫山を望みマイペースで活動する暮らしを綴ります。

ようやくシーズンイン

2020-12-19 15:17:50 | テレマークスキー
ここ数日の降雪で周りのスキー場も続々オープン。
本日オープンのタングラムスキーサーカスで
ようやくシーズンイン。
土曜日だけど空いてるゲレンデにテレマーカー多し!
びっくりです。

時折薄日が差したかと思えば降雪と忙しく天気は
変化したけれど、シーズンインにしては雪質Good
で滑りやすかった!
怪我なく今シーズンも楽しみましょう。

黒岳(御坂山塊)

2020-12-18 22:50:29 | 
今日も良い天気、だけど気温は上がらず寒っ!
でも富士山はくっきり。
そんな今日は御坂山塊の黒岳をメインに巡ってきました。


すずらん群生地からすずらん峠、破風山、
黒岳、どんべい峠、府駒山。
朝一は北斜面で登りでも上着は脱げず、手袋2枚、
寒かった〜
スタート地点の駐車場からすずらん群生地へ。
今は誰もいない(笑)

林道と合流。林道は通行止め。
新道峠から稜線歩きをしようと思ったけど
看板を見ると新道峠周辺の登山道が立入禁止。

なのですずらん峠へ登り上げる。

沢を渡るが水は凍ってる!

すずらん峠に到着してようやく太陽を浴びる。

すずらん峠から破風山をピストン。
木々の合間に富士山

破風山山頂は富士山見えなーい


ので、少し先の展望場所へ
富士山、南アルプスも


一旦すずらん峠に戻って黒岳へ。

コゲラが忙しそうに飛び回っては突いてました。

尾根が広くなってきたら山頂近し。
ブナが目立ってきた。

山頂は広い平坦地

200m先が展望台ということで行ってみた。
河口湖と富士山、絵になります。
一昨日のぼった十二ヶ岳も

黒岳のブナ、ミズナラ林はやまなしの森林100選らしい。

下山方向はどんべい峠方向へ。
確かに黒岳の北面はブナとミズナラが多い場所。
黒姫と違ってササがないので林床はすっきり
振り返って黒岳を見てみた。

ミズナラも過去に切られ利用されていた痕跡が多い。
里山の印。

立派なブナがありました。

どんべい峠は林道との合流点
日向坂峠と地図にはあるけれどなんでどんべい?

道路を歩くのも何なんでもう少し稜線歩き。
クマっぽいフンあり(踏まれてたけど😅


府駒山まで行ってから下山。

林道に合流してすぐ駐車場。
朝一は寒かったけれど、富士山の展望も良く
いいお山でした。

シダンゴ山で自然解説

2020-12-17 22:22:55 | ガイドツアー報告
リクエストがあり丹沢で自然解説ガイド。
晴天だけど気温が当たらず日陰は寒〜い日。

シダンゴ山を周回して落ちてるもの、生えてるもの
見分けるところなどなど3時間程度で回れるルートを
丸々1日使って歩きました。

山頂のアセビ畑は綺麗に整備されていて、何と花が
咲いているものも。

山頂からは房総半島まで綺麗に見える展望。
当然山座同定。

途中コナラやクヌギにはカシノナガキクイムシの
入った跡が!結構立派な木もやられて、
すでに立ち枯れが目立ち始めてます。残念😢 


鹿の角研ぎ跡も

落葉の頃なので特徴的な落ち葉から木を知り、
ヒノキとスギの葉っぱの違いを確認し、
鹿の食害を受けていない植物を見て覚え、
香りのする木で匂いを嗅ぎ、
削られた林道の法面から丹沢の成り立ちを想像し、
管理された植林とそうでない植林の明るさを体感し、
管理された茶畑と野生化した茶の木に驚き、
などなど、五感を刺激しながらその場にあるもので
色々お話しさせていただきました。


みなさん、大変お疲れ様でした!

十二ヶ岳

2020-12-16 20:00:44 | 
仕事のついでに雪の降る黒姫から移動して
河口湖と西湖を見下ろす十二ヶ岳へ。

駐車場までの道のりを間違えて右往左往したけど
結果一番近そうな西湖側集落の中の駐車場へ。
集落のお墓への道っぽいルートで尾根上へ。
馬頭観音像が何体かありました。

尾根上は始めはアカマツ林、結構倒れてます。

中腹の広い平坦地で長浜集落からの合流

毛無山直下はつづら折りで登ります。
富士山、河口湖の展望の毛無山山頂は広めの休憩適地。

さて十二ヶ岳へ向かって。
毛無山からすぐに一ヶ岳、アップダウンで二ヶ岳
そんな感じで三ヶ岳、四ヶ岳


段々エグい感じにアップダウン
岩だけならいいけど乾いた土の上に石車で滑りやすい
ロープが付いてます。そんな感じで五ヶ岳、六ヶ岳。
七ヶ岳はピークっぽくないけど、八ヶ岳
北面は結構ストンと落ちてます。


九ヶ岳、十ヶ岳はピークはふまず巻いて。巻道も微妙。
十ヶ岳のプレートはあったけど何故かピークでない。

十一ヶ岳へ岩場を登り、目の前に十二ヶ岳への登り。

十一ヶ岳からの下りは一気に
そして吊り橋、この手の吊り橋は苦手。。。

無事に吊り橋を通過して若干脆い感じの岩場登り。
霜柱もあって岩も冷たい

登り切れば分岐点、古い案内板は木に埋もれてます。

分岐から程なく十二ヶ岳の山頂
あまり広くはないです。小さい祠が二つ。
一つは石で、一つは朱塗りのもの

朱塗りにはお酒と木の枝がお供えされていました。

分岐まで戻って桑留尾へ下ります。
上部は急斜面でこれまた滑りやすいところが多くて気を抜けない。

斜面が緩くなってくると毛無山から十二ヶ岳への稜線
が木々の合間に

モミの林、ヒノキの林を抜けて下ります
シカの害も

シモバシラ
シソ科の多年草で枯れた茎に霜柱ができます。

十二ヶ岳を仰ぎ見て、一気に降りてきた感あり。

緩めの尾根を降りていくと文化洞トンネルとの分岐

トラバースしながら駐車場の方へ戻ります。
通学路の文字、通学路なの?


集落が近づくと石垣も。
旧根場通学路の看板。調べてみると
「昭和36年に西湖北岸道路が開通するまで西湖地区と
根場地区を結ぶ通行路だった。特に根場地区の児童が
西湖小学校に通うための通学路として利用されたことから
旧根場通学路と呼ぶ」とありました。

集落に合流して駐車場へ。
ちょうど周回できるいいコースでした。

尼厳山

2020-12-12 16:40:29 | 
買い物がてらサクッと松代の里山、尼厳山へ。
中腹には岩場があってクライミングエリアです。

玉依比賣命神社の鳥居から

神社の脇から登山口
こんなチラシは今まで見たことなかった。。。

コナラとクヌギの緩い尾根を登っていくと
イノシシゲート

その先に天王山古墳跡

古墳跡を過ぎて北尾根への分岐
そのまま登る尾根は南尾根

沢地形をトラバースしながら北尾根に登ります。
途中に石仏あり、頭がないものもあるので
廃仏棄釈の影響かな。

北尾根はアカマツの倒木が多いけれど、登山道は
しっかり整備してあります。

だんだんと勾配が出てきた正面に石積み
山城の遺構かな
そして尾根の南側に岩場が

尾根上も岩場登り。
ロープや鎖がついてます。
落ち葉がたくさんあるので足元の岩や根が
隠れていてちょっと注意。

岩場から見下ろす皆神山

クヌギやコナラにカシノナガキクイムシが。。。
木屑が根元に。

間もなく堀切を渡って山頂まで曲輪、堀切がいくつか。

山頂は長野市内が見渡せる展望。

下りは南尾根方面で。
山頂直下はカシワの木が多い。

辰巳岩から皆神山とあんずの里、そして奇妙山

岩沢集落との分岐から岩場の下を通ります。

岩場脇をトラバース気味にしばらく下ります。
南尾根に乗り上げて尾根下り。
冬枯れの林に目立つウスタビガの繭

北尾根との分岐で登りルートと合流して
玉依比売命神社へ下山。
寒くもなく、暑くもなく歩きやすい日でした。

太郎山〜虚空蔵山〜和合城跡

2020-12-10 21:05:32 | 
今日はガイド仲間で里山縦走へ。
上田市の太郎山表参道登山口から太郎山、虚空蔵山、
和合城跡と上田市と坂城町との市町村境を歩いて
坂城町の鼠宿へ。
太郎山神社からは大展望!でした。


車を下山口にデポして太郎山表参道登山口から登ります。
駐車スペースはないので路肩に縦列駐車。
丁石の祠が太郎山神社まで一丁ごとにあります。

尾根に登り上げると花小屋城跡の標識。
ここも山城跡かぁ

途中に石の鳥居

勾配が緩やかになってくると分岐

そして朱塗りの鳥居。
すぐ脇にバイオトイレもあり。ありがたいです。

社務所の前から大展望。
荒船山、両神山、甲武信ヶ岳、金峰山、瑞牆山、
富士山、八ヶ岳、甲斐駒ケ岳、北岳、間ノ岳、
仙丈ケ岳、車山、美ヶ原などの百名山、二百名山から
独鈷山、夫神岳、子檀嶺岳、大林山などの里山
上田市街地、塩田平、千曲川などなど


展望を満喫して太郎山神社の本堂へ。
厄除の小さい鳥居を潜ってみた。

神社の裏へ進んで太郎山山頂。
こちらも良い展望。
三角点があるはず、、、、と探したけど見つからず。
ふと見ると他の方がバーナーの台にしてた😅 


縦走路に向かうとすぐにエビの尻尾がパラパラと
落ちてました。
山の南面はポカポカなのに北面は風が冷たく寒い!

雑木林の尾根を進むと野生化したクワの森。
視線を感じた方向を見るとカモシカがこちらを
じっとみてました。

ところどころ振り返ると歩いてきた縦走路。

行く先に三つのピーク。
村上連珠砦の亀井城跡、積城跡が現れ、
そして岩場を登って虚空蔵山。
雲が出てきたけれどこちらの展望もまずまず。

今日の相棒、律ちゃん、すぎちゃんと

虚空蔵山城跡はなかなか規模が大きい


さて虚空蔵山からは結構急な坂を一気に下ります。
滑りやすいので注意!一応ロープが設置されてます。

途中にクヌギに作られたクマ棚

コルまで降りて振り返る。

登り返して鳥小屋山、こちらも山城跡

その先にも高津屋城跡

こんなところを下ったり、

クマの爪痕か。。

道標がしっかりとしてる

急坂にロープ

下り切ると下山口への分岐。
下山口へ下る前に尾根の突端にある和合城跡へ。
大堀切に降りて

その先に四段の段郭あり。
主郭からの展望も良いです!

分岐まで戻って下りへ。
急斜面のつづら折り、石ゴロの足元なので注意しながら。
最後はお墓の脇を通って無事下山。
変化のある縦走路に山城跡満載、楽しめました!



クライミング研修

2020-12-07 22:15:38 | 
伊豆へ来た本来の目的はクライミング研修。
久々のクライミング、楽しかった!

まずは城ケ崎海岸の説明を受けて出発。

つり橋からみる今日のゲレンデ

クラックなのでテーピングをしてハンドジャムの
やり方、支点の構築などを講習。

あとはトップロープで登る登る。

最後にボルトについて説明を受けて終了。

今年もありがとうございました。

天城山&大室山

2020-12-06 20:50:50 | 
伊豆半島の最高峰、天城山へ
毎年伊豆に来ているものの素通りだった
天城山へようやく。
縦走したいところですが、車の関係もあって
周回コース(シャクナゲコース)を。


天城高原ゴルフ場の入り口に登山者用の駐車場は
トイレ、靴洗い場もあります。

駐車場の入口向かいが登山口。

結構ドロドロな感じの登山道

四辻が周回コースの分岐

ミヤマシキミやアセビが目立つ森の中。
シカのいるエリアなのでシカの食べない植物が旺盛です。

雪国では見ないヒメシャラは綺麗

登りをこなすと緩やかになって万二郎岳。
海側は少しガスっていたけれど万三郎岳は姿を
見せてくれていました。

万二郎岳からはアップダウンの稜線歩き。

滑りやすい下りは注意。

枝ぶりのいいブナの原生林

アマギシャクナゲのトンネル。
花の時期ならきっと綺麗だろうなあ


万三郎岳は樹林帯で展望は無し。

少し降りると縦走路と周回コースとの分岐

周回コースへ向かいます。
まずは傷んだ階段の滑りやすい急坂を一気に
おります。
そのあとは急な斜面をトラバース気味に沢、尾根
を越えて進みます。
苔むした大岩など雰囲気があるエリア。

斜面が緩くなってきたら四辻まであと少し。

ぐるりと巡ってきたら登山靴はドロドロ(笑)
靴洗い場のある駐車場はありがたい。


続いて移動してリフトを使って大室山へ。
笹原の景観維持のためリフトでしか登れません。


なかなかの展望。
雲はあるものの房総半島がうっすら見えました。
伊豆大島、利島、新島、式根島も

富士山、万二郎岳も雲の中に少し

山頂部は火口を中心にぐるりと回れます。
しかも舗装(笑)

約4000年前に大室山から流れ出した溶岩が
伊豆高原や城ヶ崎海岸を作り出した様子が
パネルで解説されています。


さらに「伊豆の瞳」と呼ばれているという一碧湖と
沼池へ。
こちらは約10万年前の噴火でできた火口湖とのこと。


どちらも周回できる散策路があり、まだ紅葉が
見られました。