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ハードワークを徹底し、ウノゼロ勝利!ホームに歓喜を届ける ギラヴァンツ北九州戦

2024-04-07 12:04:02 | カターレ富山
1-0で勝利!
不本意な戦績となった3月を経て、あるいは実際の期間以上に久しぶりのように感じた4月最初のホームゲーム。気分を一新、巻き返しを図らねば!と臨んだ今節、なかなかスコアが動かないジリジリした展開にやきもきさせられたものの。
前節、後半すぐに失点してしまったことが敗因となっていただけに、今節は改善が求められていたところ。
その後半開始直後、逆に価値ある先制ゴールを決めて、リードを奪うと。
守ってもしっかりと集中し、相手にゴールを許さず。
見事に勝ちきり、勝利。今季2勝目を挙げ、ホームの声援に応えてみせたのでした。

好天に恵まれた、土曜日のホームスタジアム・富山県総合運動公園陸上競技場。
なにか、「本当に久しぶりだ」という気持ちが沸いてきました。
先月20日の金沢戦以来、2週以上開いているという日程の間隔もそうですが・・・その金沢戦も、その前、ホーム開幕戦であった奈良戦も、雪の混じるような寒さのなかでの試合。金沢戦については、祝日とはいえ週の半ば・水曜開催というイレギュラーさもあり。「いつもの週末にホームゲームを楽しむ」という感覚では、やはり無かったので。
なかなか結果が伴わない悔しい思いをした3月を経て。
4月に入った今節を、新たな“開幕戦”とすべく。
巻き返しを誓う今節、どうあっても勝利がほしい。
相手云々ではなく、自分たち自身のチカラでそれを掴み取れるか?
奮励努力が、いつにも増して求められました。

前節からはスタメン6人を変更。戦術的な切り替えという要素のほか、このあと中3日で次節・岐阜戦に臨むこともあり、それも見据えた起用となったのではないかと。
GKは平尾に代わって田川。SBは大迫と安光の2人だったものの、開幕当初とは逆に右に大迫、左に安光というかたちとなりました。右でも対応可能ではあるものの、昨シーズンほとんどの試合で左SBだったという安光にとっては、慣れたほうのサイドでのプレーということにもなったかと。
出場停止の末木に代わって河井とボランチコンビを組むことになったのは、ヨシキ。そしてシャドーの位置には陽次が入り、この3人で中盤を預かることに。
これまでの傾向的には、ヨシキが入るなら前のほうかとも思っていましたが。
陽次にとっては、ホーム開幕戦であった奈良戦以来のスタメン。あのときは用意していたプランと相手の戦術とがミスマッチ、前半のみで交代という不本意な出場になってしまっただけに。起用に応えてしっかりプレーすべく、気合も入っていたことかと。
1トップには、ショウセイ。前回ホームゲームであった金沢戦の決勝ゴールに続き、今節もまた活躍が期待されました。
試合開始前には、河井のJ通算300試合出場記念セレモニーが。
ご家族との記念写真では、とてもいい笑顔を見せていた彼も、いざ試合に臨む頃には、仕事人の顔に。
北九州のスタメンには、FW永井 龍、MF喜山 康平といった、岡山時代のチームメイトが。
互いに所属クラブを変えて、再び相まみえるなかで。より一層、気合も入ったことでしょう。

試合は開始から、双方ともにジリジリとした鍔迫り合いという様相に。
そんななかでも、攻勢に迫力があったのは北九州のほうでした。
J1でも実績のある永井をはじめ、ここまで全試合出場のFW高 昇辰、そしてカターレファン・サポーターにもお馴染み、鹿児島や鳥取で立ちはだかってきた点取り屋・MF牛之濱 拓。それら前線の選手がガツガツと前からプレッシャーをかけてくるところを、なんとかしのぐ展開。
攻撃は前線のメンバーに任せておけばいい、守備は守備でしっかりと対応するぞ、というような割り切り。
今季J3リーグここまでの総得点で、北九州がワーストの3、カターレがそれに次ぐ4。
ただ、カターレがそうであるように、北九州もまた、きっかけが足りていないだけなのだろうな、と。
そりゃ、各クラブ間の戦術や相性の問題もあろうけれども。少なくとも、「こんな拙攻ぶりでは得点力不足も致し方なし」というほどのものでは無かったかと。
そんな北九州に対し、守勢に回る展開でしたが、それでも。
焦れることなくしっかりとチャンスを伺い続け、攻勢に出たいカターレ。
18分にはショウセイのミドルシュートがバーを叩くという惜しいシーンも。
守備にしても、スタメン復帰の田川を中心にしっかりと集中。攻め込まれはしても、失点に直結する致命的な隙は与えず。
30分ごろには北九州のDF坂本 翔が痛んで負傷退場、交代を余儀なくされるという場面も。
前半のうちに予期せぬアクシデントでプランが崩れることには同情するものの。それと勝負とは話が別。不慮の事態でプランが崩れて試合を落とす、という悔しい思いは、自分たちが1週前に味わったばかりじゃないか。
なかなかスコアが動かない展開なら、なおのこと。容赦なく、攻め立てるのみ!
そんな前半も終了間際、CKから河井がダイレクトボレーで北九州ゴールを脅かしたものの、相手GKの体を張ったセーブでゴールならず。さらに大迫がロングスローで放り込み、ゴール前で陽次がヘッドで押し込もうとするも、そこもまた阻止され。
双方ともにゴールならず、0-0で試合を折り返すことに。

「ハーフタイムには前節の反省を生かして後半の入りを大事にしようと呼び掛けた。 」という小田切監督。
せっかくリードして折り返しながら、後半開始早々のイエロー→累積退場といったバタバタでプランが崩れ、逆転負けを喫した前節の悔しさを思うならば。
押され気味であった試合展開を、一旦リセットすることができたこと。そして、再起をかける後半に向けて。
その入りこそが重要。チーム全員の共通認識であったかと。
そんななかで。
後半開始すぐに、積極果敢にショウセイが北九州ゴールを強襲。
惜しくもオフサイド判定でゴールとはならなかったものの、それでも。
その意気や良し!
そう、後半にギアを上げて点を獲りに行く、その姿勢こそが大事なんだ!
すると、その直後。
48分、自陣深くからのロングボールが、前線を走るショウセイにつながると。
タメを作って仲間の上がりを待つ中で、そこに駆け込んできたのは、本職と言える左サイドから来た安光。
ペナルティーエリア外の距離もあったなかで、迷いなく蹴り込んだシュートが見事に決まり、待望の先制点!ついに、スコアが動くことに。
開幕前の金沢とのオープニングマッチでダメ押しとなる4点目のゴールを決めていた安光。そして昨シーズンはほとんどの試合で出場していたこともあって。この得点が安光にとってのJ初ゴールというのは、意外な気もしましたが。
「後半の入りの時間帯で、仲間たちとも思い切ったプレーを心掛けようと話していた。ボールが転がってきた時はシュートを打つことしか考えていなかった。 」という、まさにしてやったりのゴール。ピッチとスタンドとの距離がある県総にして、迷わずゴール裏方向へと駆けだし、スタンドを煽ってみせました。呼応し、湧き上がるファン・サポーター。
3試合ぶりの勝利に向けて、まずはその要件を満たしてみせたのでした。

結果から言えば。この日も、追加点は奪えずじまい。得失点差は+1に留まりました。
それでも。
勝利の道筋をつけた後も、誰ひとりとして気を緩めることはなく。交代選手たちも含めて、各々がやるべきプレーをやり遂げました。
追加点こそ奪えなかったものの、足の止まってきた相手を攻め立て、アグレッシブな姿勢は失わず。
守っても、相手を上回る運動量で駆け回り、ピンチの芽を摘むプレーを貫きました。
そして、試合終了。
今シーズン2勝目をかけた対戦を制し、勝ち点3を積み上げたカターレ。
守ってもしっかりとクリーンシートを達成。ホームゲーム3試合目ながらも、3試合とも負けなしを継続することが出来たのでした。

お隣の金沢が松本を相手に6-1などというゴールラッシュ。そのせいで、勝利したにも関わらず順位で抜かされるという状況になっていたり。
課題の複数得点は、今節もまた改善されず。得失点差は、未だマイナスのまま。必ずしも満点と言える内容の試合とはなりませんでした。
しかし、それでも。
ショックの大きい敗戦を喫した前節であったものの、それを引きずることなく、連敗しなかった。
なによりも、ホームのファン・サポーターの期待に応える勝利を挙げてみせた。
まだ課題は多いけれど、それでも勝った。
勝つことこそが、不振脱却に向けてのなによりの薬であることは、疑いようがありません。
4月に入り、気持ちも新たに反転攻勢を仕掛けねば!というなかで迎えた今節。
そこでしっかりと勝ちきってみせたこと。その価値の大きさは、言うまでもなかろうと。
次は中3日でアウェイ岐阜戦、そこから中3日ホーム鳥取戦と続くことになりますが。
もちろん、狙うは連勝。
今節で再確認した、勝つことの意義。それを、連勝をもってつなげていかねば。
まだまだ、これから。
まずは、2連勝を目指して。
今節の勝利を足掛かりとして、逆襲に転じていかねば!
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