行く末遠ければ

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地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第11節 松本山雅FC戦

2024-04-27 14:31:37 | カターレ富山
PK戦までもつれた決戦を制し、格上のJ2・清水エスパルスを撃破したルヴァンカップ2回戦。それから中3日、準備期間としてはみじかいものの。チームにとって一番重要なところである活力・モチベーションというものは、間違いなく充実した状態で迎えることが出来ることでしょう。
やれば、できる。不可能なんて無い。
アウェイの地で、勝ち点1差の松本山雅FCと対戦する今節。
カターレ同様に開幕からしばらくうまくいかない期間があり、躓いていた感のある松本山雅ではありますが。それでも、最近は徐々に持ち直しの傾向を見せ。
元々がJ3離れしたクラブ規模のチームであり、持てるポテンシャルが十二分に発揮された日には、苦戦は免れないと言っていいかと。
それでなくとも、松本山雅にとっては、昨シーズンの富山戦はシーズンダブルで敗戦。さらに一昨年から3連敗中というならば。勝つことで浮上に向けての弾みにせんと、リベンジを期して待ち構えていること請け合い。
上位追撃に向けて、勝利がなによりも必要だというのはお互いさま。
カターレにとっては、これまでまったく勝てていないアウェイ戦という流れを断ち切るためにも、どうしても勝たねばならない一戦。
互いにリーグ戦連勝をかけて臨むことになりますが、それを成し遂げられるのはどちらか一方のみ。
もちろん、それがカターレでなくてはならないことは、言うまでもありません。

やはりJ2復帰を目指すクラブながらも、今シーズンここまでの松本山雅は、どうにも不本意な状況。
シーズン開幕戦が宮崎、続く第2節が琉球と、いきなり遠方アウェイ2連戦を強いられたり。ルヴァンカップ1回戦はJ2山口を相手に勝利したものの、リーグ戦初勝利は第5節・岩手戦まで待たねばならなかったりとか。
なんというか、同じく日程の不利で躓いたカターレとしては、なんとも同情を禁じ得ない。まったく他人事とは思えません。
松本山雅の場合、その序盤戦の躓きの決定的シーンとして、第8節・アウェイ金沢戦が挙げられます。
まさかまさかの、6失点を喫する惨敗。耳を疑ったものでした。
ただ幸いだったと言えるのが、そこから中3日ですぐに第9節につながっていく流れであったはずのところ、リーグで唯一別の日に設定され、後日に回されたこと。
他クラブが連戦であったところ、1週ぶんのインターバルを置いて、第10節の奈良戦は2-2のドロー。
ルヴァンカップ2回戦は前回大会王者・福岡と対戦。PKまでもつれて敗れはしたものの、格上を相手にも奮戦、実質ドローは、得難い良い経験を積めたというところかと。
そして、先送りされていた第9節の試合が行われた4月第3週、讃岐戦に勝利。5試合ぶりの勝ち点3を手にすることに成功しています。
2週連続ホーム戦で、連勝を狙う今節。ホーム開催であることに加え、1週ぶん空いていることで、中3日の富山よりもアドバンテージがあると見てよい、ということならば。
ここでしっかりと勝ちきり、復調傾向を確かなものとしていきたいーーーそういう思いで今節に臨むことでしょう。
昨季から続投の霜田監督の下で、ここまでの出遅れの反省をいかに巻き返しにつなげていくのか?
出遅れを巻き返したいのは、カターレも同じ。ここ数試合の復調傾向を確かなものとしたいのもまた、同じ。
松本山雅と比較して、日程的な不利はあるかもしれませんが、それでも。
ルヴァンカップ2回戦でPK戦までもつれる死闘を演じた、という部分は両チームとも同じながらも。
敗れた松本山雅に対し、勝利したカターレ。そこは、同じではありません。
モチベーションの低下が無いどころか、上がってすらいるであろうカターレにあっては。
日程的不利など、なんのその。シーズンダブルを達成した昨シーズンに続き、対松本山雅戦4連勝を目指すにあたっては。
中3日連戦であるからこそ続く高いモチベーションをもって。連勝を期して挑みかかることでしょう。

以前、連戦にもかかわらず前の試合からスタメン変更なし、ということもあったため、今節のメンバーがどういう編成になるかは定かではないものの。
清水戦に出場のなかった吉平や末木、脇本、大迫らが入れ替わりで出場となる可能性も高いかとは思いますが。そのあたりは、相手の松本山雅との相性、採るべき戦略との兼ね合いもあるかもしれません。
先のルヴァンカップ2回戦では、格上・清水に対しても無失点に抑え込むことに成功した守備。普段のJ3クラブのクオリティでは収まらないレベルの攻撃に晒されたものの、しっかりと対応して得点を許しませんでした。
J3のなかでも抜きんでた規模である松本山雅、攻撃陣でも油断ならぬ選手を揃えてはいますが。
清水戦の経験、そして手応えをリーグ戦にフィードバックし、さらなる成長につなげていくためには。今節は、まさにおあつらえ向きの相手とも言えるかもしれません。
清水相手にも無失点に抑えられた自分たちが、松本山雅であろうがやられるものかよ!と。
一方で。
やはり、課題は攻撃面であろうかと。
清水戦にしても、なかなかうまい具合に攻勢に出られず、チャンスも多くなかったものの。それでも、守備一辺倒でまったく得点のにおいがしなかった、とかではなかったはずで。
これまでも、相手ならファウルをとられているであろうところをとられなかったり、ノーゴール判定が本当に妥当だったのか?というシーンもあったり。10試合で8得点という不本意なスコア、それ以上にやりきれない思いも抱えていたりはしますが。
勝つためには、得点が必須。それは間違いないのであって。
先の鳥取戦では、課題であった複数得点をクリアしてみせた。ならば、今節もまた、果敢に課題クリアに取り組まねばならないところ。
期待したいのは、ショウセイ。
清水戦ではスタメンを外れて途中出場。延長終了間際にはポストに嫌われてゴールならず、という惜しいシーンもありました。
チャンスがありながら、それをモノに出来なかったというもどかしさ。
そして・・・最終的には勝ったから良しではあったものの。
そういうことも十分に想定内、気にせずに切り替えるべき、とは知りつつも・・・PKの失敗は、やはり悔しさがあったのではなかろうかと。
まだ、発展途上。これからの成長次第で、任せておけばゴールを奪ってくれるという信頼に足る選手に、さらには、相手にとってはヤバい選手とわかっていながら決められてしまうような選手になっていくはず。いや、なっていくべきで。
決めるべきところで決められなかったという無念。その苦い経験。
なにくそ!という反骨心でもって、乗り越えてほしいです。
このままチャンスを活かせずじまいの選手で終わってなどなるものか!うまくいかなかった経験は、一皮むけて成長を促す燃料と、糧とせねば。
最初からなにもかもがうまくいく者など、いるものかと。
飛躍のための、予備動作として。バネは、縮んでこそ跳ね上がるもので。
ピッチ上での失敗は、ピッチ上でしか挽回できない。
松本山雅さんには恐縮ながらも、八つ当たりの相手になってもらうよ、と。
なんなら、先の6失点の悪夢再来コースでも可。
これからのカターレ攻撃陣をになっていくべきショウセイにあっては。
勝ち点差1で逆転を狙う松本山雅を引き離す、蹴落とすゴールをもって、カターレを勝利に導く。そんな活躍を願います。

3月の最終試合であった琉球戦で、3失点という苦い敗戦を喫した状態で迎えることとなった4月の試合。
北九州戦では連敗することなく勝利をおさめ。
岐阜戦では終了間際に先制しながら追いつかれるという悔しすぎるドローとなるも。
鳥取戦で、課題克服の2得点、そして無失点で持ち直し。
格上の清水にも敢然と挑み、集中力を切らすことなくプレーを続け、遂には勝利した。
ここまで無敗の4月。ならば、その締めくくりとなる今節・松本山雅戦にも勝利して、負けなしで終えねばならない。それは間違いなくそうしなければ!
開催が保留となっていた試合が消化されたことで、J3の全クラブの足並みがそろったかたちとなりましたが。
そのなかで、未だ無敗を続ける首位・大宮との差は・・・正直言って、大きいです。
まだ先は長く、焦る段階でもないことは、そうなのですが。
先のことばかりを気にして、目の前の試合をおろそかにするわけにはいかない。それもそうなのですが。
それでも。
カターレが、優勝を狙うクラブであること。その意識は、常に持っていなければならないものです。
ならば、差を意識するのも、当然と言えば当然のことであり。
一足飛びに差を詰めることは、できない。
けれど、優勝のためにやるべきことをやり続ける、それを常に意識していかねばならないはずです。
さしあたって、今節の松本山雅戦。
勝てば順位が入れ替わる!というモチベーションで待ち構えている相手に、逆に突き放す勝ち点3を奪わねばならない。したたかに、勝利をもぎ取らねば!

課題克服、次は、ここまで勝てていないアウェイ戦での勝利を!
そして、勝つべき試合を勝つ気概を、シーズン初の連勝へ!
隣県対決、勝ち点1差対決を制し、さらに上へ!

勝たれ!!!富山!!!!!
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