行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第24節 AC長野パルセイロ戦

2020-10-30 13:26:02 | カターレ富山
ようやくの勝利を挙げて連続勝ちなしを阻止、ホーム3連戦の3戦目にして勝ち点3を獲得した前節。
それから1週間。その勝利がまぐれやラッキーなどではなく、これまでの積み重ねがもたらした成果であることを証明すべく。
長野県はUスタジアムへと乗り込み、2位・AC長野パルセイロと対戦します。
2位と10位、水をあけられてしまっている状態ながらも、勝たねばならない理由しかありません。勝つことでしか、差を詰められないのだから。
シーズン開幕戦となった第1節以来の対戦。
あのときはせっかく先制に成功しながら、追いつかれてドロー。無観客ながらホームでおこなわれた開幕戦を勝利で飾れませんでした。
その借りを返す意味でも。必勝を期して臨み、勝ち点3を持ち帰らねばなりません。

未だ無敗を続けている首位・秋田は別格として。熾烈な2位争いの渦中にある長野。
長野、熊本、相模原の2位集団が同勝ち点で並び、7位鳥取までは僅か勝ち点5差と。
そんな状態で迎える今節。
ただでさえ負けられないホーム戦であるなか、他クラブに引き離されるわけにいかず、勝利のみが求められる状態にある長野。
前々節は八戸を相手に先制を許すも、後半一挙3得点で逆転勝ちに成功。その勢いで連勝を成し遂げたかった前節・福島戦だったものの、スコアレスドローかと思われた後半アディショナルタイムに失点。痛恨の敗戦を喫してしまいました。
そんななかで今節、ホームで10位・富山戦。
すでに上位戦線から落ちこぼれてしまっている富山なんぞに不覚をとるわけにはいかない。連敗なんぞもってのほか、引き分けすらも負け同然。勝利以外に考えられない、という一戦となるのではないかと。リーグ2位の堅守を武器に抑え込み、無失点で勝ちきるべく待ち構えていることかと。
上位キープには、勝って当たり前。そのミッションをいかに着実に遂行するかが課題となる試合、というところでしょうか。

そんな長野を打ち砕き、連敗をプレゼント、すなわち連勝を奪い取らねばならないカターレ。
4連敗から抜け出したかと思いきや、すぐさまに連敗を喫して台無しとなった前回の勝利後を繰り返すわけにはいきません。
ここまで1度しか連勝のないカターレと、連敗のない長野。もしこれがtotoの対象試合であったとするならば、圧倒的大差で長野勝利に支持が集まることでしょう。
それでも。
そんな下馬評を覆し、勝ち点3を奪い取らねばならないカターレ。
前節のYS横浜戦も、結果だけみれば3-0の圧勝のように見えますが、スコアほどの開きはありませんでした。
これがもし上位チームだったらやられていた、という場面や、決めねばならないシチュエーションで決めきれなかったという甘さなど。
ですが。
それでも、勝ちきった。4試合ぶりの勝利をもぎとった。
当然と言えば当然ながら、勝利とそれ以外の結果では、天地の差。
やればできるということを再確認すると同時に、やらねばできないということもまた、再確認する試合であったかと思います。
悪い意味でのいつも通りに試合の締めを誤ってしまっていたならば、同じ結果になったかどうか。
得点を挙げねば勝てない、勝つためには得点が必要ーーーそれを踏まえたからこそ、柳下の思い切った先制ゴールであり、平松のPK成功であり、ダメ押し3点目がもたらされたわけで。
当然ながら、勝ちにいかねばならない今節。
いかに自分たちのサッカーを貫くかに向き合いつつ、それを勝利につなげられるか。
相手が上位だからとか堅守だからとかは関係ない。
得点せねば、勝てない。リードを守り切らねば、勝てない。
そのあたりまえを、いかにやりきるか。
そこには、順位うんぬん、これまでの実績うんぬんを気にして怯むような隙など、あってはならないのだから。

中2日連戦となったホーム3連戦から1週間のインターバル。ある意味、仕切り直しというか。
今節の後には中2日で次節が控えているけれど、それでもなお。現状ベストメンバーで挑むこととなるでしょう。
これまでのターンオーバー編成は、必ずしも成功とは言えなかったけれど。
連戦の備えは必要だとして。いや、だからこそ。
しかし、そのことがまた、やり切らねば勝てないということを実感するきっかけともなりました。
今節のメンバー編成について、なかなか測りかねる部分はありますが。
期待したいのは、昨年まで長野に在籍、凱旋試合となる松原でしょうか。
長野にとって去年までは頼もしい味方であった松原のロングスローが、今度は脅威となって襲い掛かる、それが現所属・カターレ富山の勝利につながるーーーそんな痛快劇を期待したいところ。
実際のところ、堅守を誇る長野を相手には、パターン化した攻撃の一辺倒では、なかなかゴールは奪えないのではないかと。様々なバリエーションで攻め入る姿勢が求められます。
その意味で、松原の代名詞たるロングスローが大きな武器となることは、間違いなく。
勝手知ったるUスタで、その力を存分に発揮し、かつての長野相手に今のカターレ勝利に貢献してほしい。そう願います。

Uスタでの試合は、昨シーズンの“ホーム”最終戦以来、11か月ぶり。
県総の改修に伴う使用不可のなかで会場を借り、見事に勝利を挙げたのでした。
長野とのアウェイ戦でも勝利していた中で、同会場で連勝。今節、Uスタ3連勝をかけて臨むこととなります。
普段は立ち入ることのないホーム側スタンドでの応援は、なかなかにレアな体験でしたが。
今節は、あらためてアウェイ側チームとしての対戦。
昨年の会場提供の感謝を伝えるには、プロサッカークラブの本分でもって、勝つことで恩返しをするしかないでしょうよ。
連勝をかけた一戦、力を存分に発揮し、勝ちきること。
上位から脱落云々は、シーズンが終わったあとで、いくらでも反省すればいい。
必勝を期して臨む試合を、勝ちきる。
その強い意志でもって、勝ち点3をもぎ取らねば!!

Uスタ連勝を、成し遂げろ!!
アウェイでも、勝つ!!!
隣県対決を制し、必ずや勝利を!!!

勝たれ!!!富山!!!!!
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久しぶりの複数得点勝利!3得点快勝で雨中の決戦を制す Y.S.C.C.横浜戦

2020-10-26 21:59:14 | カターレ富山
3-0で勝利!
中2日おきのホーム3連戦の3戦目。3戦連続で落としてホームのファン・サポーターの期待を裏切るわけにはいかないなかで。
ただでさえタイトなスケジュールであったことに加えて、試合中降り続いた雨、さらに風の影響もあり、いつにも増して難しいなかでの試合となりましたが。
必勝を期して、皆が集中している様が見て取れました。
いつもであれば日和ってしまっていたであろうシュートチャンスで、しっかりと決めきる勇気をもって、先制。
2回連続で失敗し、それが響いて勝てなかったPK。前の2試合連続で失点につながり、勝利を逃したPK。
しかし、今回こそはしっかりと決めて、その呪いを解くことに成功。突き放す2点目。
さらにはダメ押しとなる3得点目も加え。
守っても無失点に抑え込み。
シーズン開幕当初には続けざまにみられていたものの、最近はパッタリとなくなってしまっていた勝利パターン。
実に2か月ぶりに、会心の勝利がホームのファン・サポーターの前に帰ってきたのでした。

日曜の岩手戦そのままではないにせよ、やはり水曜の八戸戦からは大きくメンバー変更して臨むこととなった今節。
後半途中からの出場だった松澤がスタメンに、という連続出場はともかくとして。
中2日というスケジュールの中で、前節スタメンで途中交代した馬渡が連続スタメン、前節フル出場した戸根が今節もスタメンとなったのは、いささか意外な気もしました。
午前中は止んでいた雨も試合開始2時間ほど前から降り始めて。試合開始時刻頃には一旦青空も見えたものの、再び降り始め、時折強くなりながら、雨の中での試合となりました。
ボールが転がりにくく、さらに風の影響も考慮しなければならない。いつも以上に試合に集中する姿勢が求められました。
そんな状況もあいまって、前半はお互いに探り探りのなかで、鍔迫り合いの展開に。
リスクを抑えつつ、いかに攻撃に活路を見出していくか。
攻撃の不振にあえぐカターレが言うのもなんですが。YS横浜のほうは、「もしこれが上位チームだったら決めてきたんだろうな」という攻撃のように見えました。
しっかりと抑えている部分もある一方で、わかっていても止められない、というほどまでには激しい攻撃ではなかった、というような。
しかし、それでも。
なかなか有効なかたちにまでは繋がらないとはいえ、攻撃の姿勢そのものが消極的であったかといえば、そんなことはなく。
もしこちらが気の抜けたようなプレーをしてしまったならば。隙をみせてしまったならば、一気にやられてしまう危険性をはらんでいるような。
それでなくとも、一旦ハマってしまえば一気呵成にやられてしまうということは、前回対戦の前半だけで3失点という実績が証明済み。ゆめゆめ、油断することなど出来ませんでした。

今節もまた、0-0での折り返し。勝負は後半戦にゆだねられることに。
慎重なプレーが求められるのは確かですが、だからと言って守ってだけいても勝てない。
まずは、先制点。それをいかに挙げるか。
その均衡が打ち破られたのが、後半開始から間もない56分でした。
ボール奪取からの速攻で右から駆け上がった柳下が持ち込み、あまり角度のないところだったながらも果敢にシュート!
見事に決まり、先制に成功したのでした。彼の得点パターンのひとつでもある、なんというか、“らしい”ゴール。
中央に椎名が走り込んでいるのも見えていたとのことですが、思い切って自らシュートを選択。
ともすれば、「決まったから良かったものの、自分勝手なプレーでは?」ととられる向きもあるかもしれません。
それでも。「可能性の高いであろう選択をした」という名目でパス、それが単なる得点を決める責任からの逃げにしかならないということも、ままあるなかでは。
勝つためには得点が必要、そのあたりまえのことを、あたりまえにやり切るということ。
そこに責任を持ちつつ、かつ、冷静に状況を判断して自らシュート。それを、しっかりと決めた、と。
あたりまえであるがゆえに、かえって難しく考えすぎ、それがひいては勝利を逃すことにつながってしまうことが続いてきただけに。
「それでいいんだ!」という、チームの目を覚ますようなシュートでもあったように思います。

先制に成功したものの、だからといって盤石、勝利は頂いた!となるかといえば、さにあらず。
つい3日前の八戸戦でも、同じような時間帯に先制。しかしながら、追加点のチャンスを活かせず、追いつかれてのドロー決着となってしまったばかり。
ある意味、「1点はハンデだ」と思っていました。
次の1点を決めきることで、ようやく勝利が見えてくる。そのためにも、追加点を挙げることは必須であろうと。
そんななかで。
やはり果敢にゴールを狙っていく姿勢を期待していた椎名ですが、その彼がペナルティーエリア内で倒されることでPKを獲得。積極姿勢が奏功したかたち。
なんと、ホーム3連戦にして、3試合連続のPKシチュエーション。
違うのは、前2試合が相手側、この試合ではこちら側であったということ。
PKがそのまま勝利を逃すきっかけになってしまっていた、苦い記憶。
さらには、カターレのPKでは、直近の2回連続失敗もあり。
二重の意味で、大きなPK。決めるのと決められないのでは、まさに天と地の差。
キッカーは平松。さすがに、意識するなというほうが無理というものだったでしょうが。
それでも。プレッシャーに負けることなく、しっかりと決めきり。
そのあたりは、伊達にJ通算100試合出場を果たしたわけではないな、と。
これまでのPKに関する嫌な流れを断ち切るゴールでもって、欲しかった追加点を挙げることに成功したのでした。
そして、さらに。
77分、後方から松原が蹴りだしたボールに、オフサイドラインギリギリから飛び出した平松。
そのままドリブルで駆け上がると、抑えのきいた見事なシュートをゴールに突き刺し、この日2点目!リードをさらに広げる3得点目がもたらされたのでした。
降り続く雨の中、最後の最後まで集中力を途切れさせなかったカターレ。
守っても無失点に抑え、試合終了。
4試合ぶりとなる勝利を、雨にも負けずに応援し続けたホームのファン・サポーターに届けることができたのでした。

相手を圧倒する勝利という理想には、まだまだ遠い印象ではあったものの。
それでも、やりきった。勝ち切った。
複数得点勝利は、2か月ぶり。その間、ずっと苦しかった。
けれども、勝った。勝ち切った。
それを成し遂げたのは、勝つためには得点が必要というあたりまえのことを、あたりまえにやりきったからこそ。
この不振のあいだ、ずっと勝利どころか得点そのものが、どうにも勢いのないものに、逆に失点はダメージの大きいものになってしまっていましたが。
この勝利を、きっかけにしてほしいです。
あたりまえのことを、あたりまえにやりきる。それが勝利につながるということを再認識。
それを意識するのとしないのとでは、まったく違うでしょうから。
ホームのファン・サポーターの期待に応えるーーー言葉だけでなく、実践するということ。その意味について、勝ったことで認識も新たにしたことではないかと。
ならば。
遅きに失した、とは言いますまい。
これからも試合は続きます。
まだ、やれることはある。山ほどある。
それを、しっかりとクリアしていくこと。勝ちながらクリアしていくこと。
カターレのポテンシャルは、こんなものではないはず。
この勝利を契機に、今度こそ、上昇気流に乗っていくために。
まずは、次のアウェイ長野戦。
上位相手だから勝てなくて仕方ない、なんてことは、あるわけがない。
それを勝利という結果でもって証明すべく。
次節までのインターバルを有意義に過ごし、勝利の機運を高めていかねば。
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第23節 Y.S.C.C.横浜戦

2020-10-23 17:49:05 | カターレ富山
水曜日に延期されていた第12節・富山‐八戸戦が開催され、ここまでいくつかあった未消化試合がすべてクリアされた今季J3リーグ。これ以降、各クラブ横並びでリーグ戦を戦っていくこととなります。
そんな中で迎える今節・第23節ですが、1試合だけ先んじて土曜日に開催されることとなる富山‐YS横浜戦。カターレにとって、中2日おきに開催されたホーム3連戦の3戦目となります。
ホームで迎え撃つ側とはいえ、カターレの側だけが中2日となる試合。八戸戦はほぼ総入れ替えで、“Bチーム”として臨んだことで、今節は日曜の岩手戦に出場した“Aチーム”メンバーを起用することとなりそうですが。
それでもやはり。圧倒的に準備期間が短いという不利は否めません。
いかに“Aチームが八戸戦を切り分けてYS横浜を想定したトレーニングをしていたとしても、監督、コーチらが同時に見られるわけでなく。
しかも、八戸戦を勝っていたならば、また違ったのでしょうが・・・モチベーションをしっかり上げて臨めるかも、不透明なのではないかと。
それでも。
泣き言を言っている余裕など、ありはしません。
失望させてしまっているホームのファン・サポーターを、これ以上裏切り続けるわけにはいかないのだから。
むしろ、ピンチをチャンスに変えるべき。
準備期間が少ないことをマイナスと捉えず、余計なことをゴチャゴチャと考えずに集中するには好都合、というように。
今度こそ、勝利の歓喜を届けるべく。最大集中で臨まねば。

YS横浜との前回対戦は、今シーズン開幕直後の第2節。無観客のなかで行われた試合でした。
前半のうちに3失点を喫するという、あまりにあんまりな展開でしたが。
しかし、そこで屈することなく勝利を追い求め。
後半だけで4得点を挙げる大逆転で、今シーズン初勝利を挙げるとともにYS横浜戦不敗記録を更新した試合となったのでした。
現在4勝8分け10敗の15位と、どうにも振るわないYS横浜。2巡目に入っても2分け3敗と苦戦が続いているようで。
とはいえ。
同じ10敗であるカターレが、あれやこれやと揶揄することなど出来ないでしょう。
引き分けが8という多さが伸び悩みにつながっているということのようですが、それだって。勝ち切れない一方で、負けなかったともとれるわけで。
実際、前節は上位の熊本を相手に23本ものシュートを浴びながらも、無失点で切り抜け、スコアレスドロー。首位・秋田を相手にも引き分けて勝ち点1を得ていたり。
劣勢でも耐え凌ぐ粘り強さと捉えたならば、ドローもそこまでネガティブな要素とは言えないでしょう。
むしろ、カターレは4分けと比較的少ないドロー決着ながら、それが3戦連続逆転負けなどに見られるような、こらえきれずに敗戦につながっている事例の多さを思えば。
我慢比べの展開となった場合、果たして勝ち切れるのか。予断を許しません。
それでなくとも、YS横浜にとっては3点リードをひっくり返されて敗れた前回対戦のリベンジマッチ。
今度の今度こそ、我慢比べで負けるわけにはいかない!と、あるいはいつも以上に気合を入れて乗り込んでくるやもしれません。
先の八戸戦にしても、先制しながら追加点を奪えずにいるうち、追いつかれてしまい。そこから突き放す強さを見せられませんでした。
メンバー総とっかえであろう今節ですが、その無念はしっかりと共有せねばならない要素。
我慢比べで負けるわけにはいきません。首尾よく先制し、さらに突き放す強さが必要。
今回は3失点を抜きに4得点、あるいはそれ以上を挙げて勝利するーーーそんな気概をもって挑まねばなりません。

期待したいのは、椎名。
中盤戦以降の不振のなか、ともすればシュートそのものに消極的になってしまっているきらいのあるチームのなかにあって。ペナルティーエリア外だから、遠目だから、相手守備陣が立ちはだかっているからーーーいろんな理由で積極性を欠いたプレーになってしまう選手が少なくないなかで。
いい意味で、空気を読まずにしっかりゴールを狙っていけるーーーここまでの3ゴールがいずれもそうであったように。今のカターレにあって、あるいはいちばん相手に向かっていく姿勢を体現できる選手ではないかと。
だからこそ、今節もゴールを期待したいところ。
忖度抜きに、遠慮なしに。チャンスを逃さず、しっかりとモノにしてほしいです。
そしてもうひとり。末木の活躍に期待。
ルーキーイヤーながら、いまやチームの中心メンバーのひとりとしてプレーしている彼ですが。
だからこそ、現状のままならない戦績に忸怩たる思いも抱えていることかと。
もうひとつ、このYS横浜戦については。
前回対戦の大逆転劇は、自身が武と交代で試合を退いたあとでのこと。
もちろん勝利は喜ばしかったことは間違いないでしょうが、その一方で。自分が出場している時間のうちに、もうすこしなにかできたのではないか?という思いもあったのではないかと。
今節は、ある意味リベンジマッチ。今度こそしっかりと自分の役割を全うし、胸を張れる勝利を成し遂げるべく挑んでほしいところです。
あのときは、まだプロ2戦目。その後、経験を積んできた今であれば、同じではないはず。その培ってきた力を存分に発揮し、勝利に貢献してほしい。そう願います。

岩手、八戸、そして今節のYS横浜。相手を格下扱いして増長するなんてのはおこがましい話ですが。けれど、ここまでの戦績を見ても、いずれもカターレよりも下位のチームであることもまた、事実。
ホーム3連勝を成し遂げなければならなかったところ、最良の結果で1勝1分け1敗の五分とすることがやっと。勝ち点9を積み上げなければならなかったところ、最大でも4、それが1にとどまる可能性もあり得る話で。
目先の勝ち負けに一喜一憂するべきでない、とは言いますが。それでも。
目先の1勝を大事にしてこれなかったのが、実質的に昇格戦線から脱落という現状につながっている・・・それを思うとき、なんともやるせない気持ちになります。
なかなか勝てずにいるなかで、メンタル面の弱さがクローズアップされていますが。
このブログでも、何度となく・・・それこそ、しつこいくらいに書いてきた言葉を、今一度、改めて書こうかと。

「勝つことでしか、自信は身につかない」

苦境にあっても、それを跳ね返す力を引き出すための、心の寄る辺となる部分。
今節で言えば、前回対戦で3点ビハインドという絶望的な状況に追い込まれながらも諦めることなくプレーした結果、大逆転に繋げられたという“事実”。
なかなか思うように勝てない中でも。
決して、自分たちに悲観せねばどうしようもないわけではない。それを、忘れてはいけません。
ホーム3連戦の3戦目。いかに苦しくとも、それでも勝利を信じて期待をかけるファン・サポーターの存在を、ゆめゆめ軽んじてはなりません。
消極的なパス回しなど、相手ゴールに向かわない言い訳じみたプレーなど、繰り返すわけにはいきません。それは言語道断というもの。
万難を排し、勝ちに行く。
見せねばならないのは、そんなプレーぶりです。

2015年のカターレにとってのJ3初年度以降、いまだ無敗のYS横浜戦。
今節もまた勝つことで、例外なく無敗を貫かねばならないのは必定。
もちろん、勝てる保証などというものはありません。
前回対戦であざやかな3ゴールをくらってしまったように、その真価を発揮したYS横浜に屈してしまったとして、それは番狂わせなどとは言えないでしょう。そうなったとしたら、それはおそらくこちらの消極性やらからの不手際による敗戦かと。
無論、そんなのは願い下げ。
相性というものがあるなら、それを今節もまた継続するまでのこと。言うまでもなく、全身全霊をもって勝ちに行く姿勢を示し、その結果として勝利を得る、と。

2ヵ月以上にわたって、会心の勝利というものから遠ざかってしまっているカターレですが。
いつまでも続けてしまっていいわけでは、断じてありません。
いつ改善するか?
今すぐ!
目先の勝利に一喜一憂して、なにが悪い!
中2日の強行スケジュール、それでも言い訳になど出来ない状況。
だからこそ、ゴチャゴチャと余計なことを考えず、ただ勝利のことだけを考えて突き進め!
ピンチはチャンス。気を抜くことなく、雑念を捨てて引き締めて臨むことが出来る絶好の機会と知れ!

欲しいのは、ホーム戦勝利!快勝からの勝ち点3!

勝たれ!!!富山!!!!!
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泥沼からの脱出ならず。先制実らずドロー決着 ヴァンラーレ八戸戦

2020-10-22 23:12:55 | カターレ富山
1-1でドロー。
「あの日の忘れ物」を取り戻すための試合でもあった、延期開催。
あのとき、もし予定通りに試合が開催されていたならば。
あるいは、両チームにとって、受け入れ難いレベルの低迷には見舞われなかったかもしれない。
だからこそ、勝たねばなりませんでした。
勝って、呪いじみた負の連鎖を断ち切る必要がありました。
けれども。
待っていたのは、せっかくの先制ゴールがフイになってしまうドロー決着。しかも、3日前の試合の敗因でもあるPKが、またしても足を引っ張るかたちで。
勝てる試合、勝たねばならない試合を落とし、またもホームのファン・サポーターの期待を裏切ってしまったカターレ。
一方、6連敗という悪しき流れにストップをかけることには成功したものの、勝利には至らなかった八戸。しかも試合中のアクシデントで選手が救急搬送という非常事態にも見舞われ。
J3上位戦線には何の影響も及ぼさない、あるいはスルーされていたのでは?という試合でしたが。
それでも、当該チームにとっては重要な一戦であった・・・にもかかわらず。
結果、どちらにとっても喜ばしい結果にはならず。
深刻な低迷をもたらす呪いがかけられていたのでは?という状況を打破する勝利は、どちらのチームも得ることが出来ずに終わってしまったのでした。

中2日での連戦、しかも次の試合までも中2日という強行スケジュール。
大幅なメンバー変更があると目されていましたが、まさにターンオーバーというか。
GKの岡以外の全員を変更するというスタメン編成となったのでした。
岩手戦で途中出場だった武や花井あたりは想定内として。
これまでもコンスタントに出場してきた碓井、大野、池高、ユウスケらもまた、同様。
これまでのターンオーバー編成における“Bチーム”でコンビを組んでいたルーカス、戸根のCBだとか。
トピックとしては、馬渡が今季初スタメンとしてSBで出場。
そして、ケガから復帰の陽次が名を連ねることとなりました。
平日水曜日のナイトゲーム。3日前の岩手戦では今季最多の2592人の動員だったのに対し、わずか676人。
致し方ない部分もあるとはいえ、どうにも寂しいスタンドとなってしまったなかでの試合となりました。

試合中止となった8月29日以降、3勝7敗のカターレと、2勝8敗の八戸。
なんというか、「そんな感じ」という印象。
3日前に戦った岩手に比べても、攻撃の迫力というものはいまひとつ、といった感じがした八戸。それでいて攻め込まれて、あわや!という場面もあったりするあたり、カターレの側も大概ではあるのですが。
それでも・・・そういったシチュエーションにおいて、「これが上位チームだったら、ガッツリとやられてしまっていただろうな」と。
他所をとやかく言う資格がないのは承知で、やはりそういった印象だったかと。
以前、試合ごとに大幅なメンバー変更をすることのデメリットとして、チームとしての芯となる部分が確立できていないようだ、ということを認めていた安達監督。
今節にしても・・・やはり、試合勘という面で、選手によってばらつきがあった印象は否めません。
そんななかで、不安定さを露呈してしまったのがルーカス。持ち味であるところの縦に速いパスも見せる一方で、明らかにパスミスといったところも目立ち。最終ラインを任せるには不安ということか、ハーフタイムに交代という憂き目に。
一方で。
ケガから復帰で久々の出場となった陽次ですが、それを感じさせない躍動ぶり。
ストロングポイントであるところのスペースへの抜け出しを、復帰戦でも披露し。とかく滞りがちであった、中盤から攻撃に繋げるパイプ役として、その役割をしっかりと全うしていた印象です。
また、“Bチーム”編成にあっては、出場するからには気張らねば、ということもあったのでしょう。
“Aチーム”のそれに比べて、「とりあえず後方でボール回し」という場面も明らかに少なく。その差が、しっかりと見て取れたのでした。
もっとも、それが相手を積極的に押し込むだけの推進力につながっていれば言うことがなかったのですが、そこまでは至らず・・・。難しさというものを感じさせられました。

前半37分、八戸の河津 良一が接触プレーで頭を打ってしまい、交代を余儀なくされるアクシデントが。数分にわたって試合が中断、のちに救急車で搬送される事態に。
すくなからず動揺が走るようなシチュエーションではありましたが。
それでも。もちろん故意であったわけでなし、起こり得る事故。
同情はしても、容赦をする必要は無し。むしろ、そこで気持ちが途切れてやられてしまうリスクも少なくなかっただけに。
それはそれ!と跳ね返すだけのメンタルの強さが求められもしました。
そんなことがありつつの、0-0で折り返した後半勝負。
さらに重要度が高まった先制点を挙げたのは、カターレでした。
54分、左サイドからユウスケが上げたクロスに頭で合わせたのは、武!
ストライカーとしての本領発揮!といったゴールで、後半開始早々にリードを奪うことに成功したのでした。
先の岩手戦、その前の0-3で敗れた鳥取戦と、ホームゲームでは無得点試合が続いていた中で。ようやく、ゴールシーンにスタンドが沸くという、あたりまえの光景が戻ってきたのでした。
それでも。
3戦連続逆転負けなどの苦い経験が、「1点ではセーフティリードではない」との認識をもたらし。
次の1点が大事と、気を引き締めなおすことに。

しかし。
その次の1点は、失点によるものでした。
75分、馬渡がペナルティーエリア内で倒してしまい、PKを献上。それを確実に決められてしまい、同点に。
正直、またか、と。
つい3日前、PKが敗因というかたちで敗れてしまったばかり。
2戦連続でPKのチャンスを外してしまったこと。他方、PKのピンチは1度もしのげていない中で、それが勝利を逃すことに直結してしまっていること。
本当に・・・またか、と。
それでも、ここにおいてはあくまで同点であり、引き離す勝ち越しゴールでもって再びリードを奪うことさえできれば問題なかった・・・はずだったのですが。
最終盤、最後まで攻勢に出てはいたカターレであったものの、ついにスコアは動かせず。
結果、ドロー決着。また、勝てませんでした。

不振にあえぐチーム同士の対戦。それでも勝利し、活路を見出さねばならなかった試合。
けれども、双方ともに勝利は得られず。
結果、延期となってしまって以降にかけられた呪いを解くことは、出来ませんでした。
八戸にとってみれば、ポジティブに考えたならば、予期せぬアクシデントは痛手としても、そこで挫けなかった。流れからの得点ではないPKとはいえ、しっかりと追いつき、連敗を阻止。アウェイで勝ち点1を持ち帰ることに成功。
一方で、カターレ。
せっかくの先制ゴールがフイ。また、PKが足を引っ張るパターンで勝利を逃し。ホーム連戦という優位を活かせず、またもやファン・サポーターの期待に応えられず。
負けなかったから良しとはならない結果。
さらに、中2日ですぐに次の試合。ホーム連戦とはいえ、コンディション的不利は否めず。

いまだ、反転攻勢は成し遂げられず。
苦境は、続きます。
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第12節 ヴァンラーレ八戸戦(開催延期分)

2020-10-21 09:50:26 | カターレ富山
失意の敗戦を喫した岩手戦より中2日、同じくホームでヴァンラーレ八戸と対戦します。
本来は8月29日に開催されるはずであった試合。
当日も観客が入場していたどころか、試合開始に向けて選手たちがピッチ内でアップまでしていたというなかで。
雷雨の影響で、急遽試合中止が決定。他のクラブよりも消化試合数が少ない状態のままに、ここまでシーズンを進行してきました。
今シーズン、他のクラブでも開催中止からの延期というケースはいくつかありましたが。この富山‐八戸戦の開催によって、ようやくすべての試合消化状況が揃うこととなります。
それはすなわち、この厳しすぎる現状を直視せねばならない、ということにほかならないのですが。
ただでさえ過密スケジュールである今シーズン、それをさらに助長するようなこの一戦ですが。
ここであえなく敗れて連敗するようなことがあれば、いよいよもって救いがない。
過密日程でベストなパフォーマンスを発揮できない、なんて言い訳は、通用しません。
それでも!と立ち上がる気力があるか?勇気があるか?
なにより、勝利への意志はあるか?
良くも悪くも、今シーズンのカターレ富山の真価が問われる試合でもあろうかと思います。

ことに「勝負ごとにはIFなんて無い」とはよく言われますが。それでも、と思えてしまうのは、たぶん仕方ないこと。

もし、あのとき予定通りにホーム八戸戦が開催されていたならば。

そう思わずにはいられない、現状。惨状と言ってもいいかもしれません。
その当時のカターレは4位。
もったいない取りこぼしもあった一方で、勝つときには複数得点でがっちりと勝っていたり。
その八戸戦に至るまでを見ていても。
ホーム相模原戦で3得点無失点で快勝。アウェイ鹿児島戦では苦戦を強いられるも、試合終了間際の起死回生ゴールによってドロー。初対戦となったアウェイ今治戦ではやはり3得点を挙げて見事に勝利。
そして迎えた八戸戦。
昨シーズンは唯一2連敗を喫してしまった相手だけに、リベンジに賭ける鼻息も荒く。
とりわけ、前の試合の今治戦の勝利が大きかった。昨シーズンの“初物”であった八戸に敗れていただけに懸念もありましたが、それを払拭する勝利。前年の躍進の立役者・大谷にも今季初ゴールが生まれたとあっては、そりゃ、期待も膨らむというものです。
さぁ、八戸にリベンジ、そこからさらに躍進だ!
・・・そう、思っていました。

それが、一気に暗転。

その後、3勝7敗と急降下。勝った3試合にしても、ほぼ負け試合かというなかで辛うじて拾ったに過ぎない内容で。
勝つときは複数得点で圧倒!などという勢いなど、もはや見る影もありません。
逆に、3試合連続逆転負けなど、勝負弱さは加速。改善には全く至っていません。
前節にしても。
PKによる失点そのものは、不運な部分もあったかもしれません。
けれども。
問題は、そこから奮起できないということ。なんとしても2点以上挙げて逆転勝ちしてやるぜ!という気概を前面にだすようなプレーが出来ていたかと言えば、出来なかったとしか言いようがありません。

もし、あのとき予定通りに試合が開催されていたら。

目論見どおりに勝利し、前年連敗の八戸にリベンジ、今季初連勝を成し遂げていたとしたら。
IFは無い。
わかってはいます。けれど、それでも。

一方で、対戦相手の八戸。
アウェイ戦として富山まで来たにもかかわらずの中止は、ホームであるカターレよりもたちが悪かったという部分もあろうかと。
そして・・・カターレと同じく、何か悪いものがとり憑いたのか?という状況に置かれているようで。真相はわかりませんが、そうだと言われても納得してしまうような戦績。
同じ期間で、カターレのそれをさらに下回る2勝8敗。現在6連敗中だと。
図らずも、「こんなはずじゃなかった」というチーム同士の対戦となってしまいました。
前節は上位の長野を相手に首尾よく先制ゴールを挙げるも、逆転負けを喫し。そこから中2日、アウェイ連戦として乗り込んでくることに。
きついスケジュールでアウェイ連戦の八戸、一方のカターレはホーム連戦。ただでさえ条件的に有利、しかも下位の相手ならさすがに勝てる?

そんな楽観など出来ようはずもありません。それが、今のカターレ。
そもそも。
前回、中止となったときも、そのあとホーム連戦でした。
実力チームの熊本が相手とはいえ、その熊本はアウェイ連戦。一方のカターレは中止もあってホームで休養充分。
にもかかわらず、負けた。そこからおかしくなった。
そして、下位チームだからといっても。
それまで1勝しか挙げられていなかった最下位・セレッソ大阪U23に2勝めをプレゼントしてしまったのは、どのチームだと。
加えて言うなら、昨シーズンに連勝、富山に対して苦手意識もないであろう八戸。
前節は悔しい逆転負けを喫したものの、上位につける長野が相手のこと。先制ゴールを挙げるなど収穫もあった。
たしかにコンディション的には苦しいかもしれないけれど、落ち目の富山ごときに勝てなきゃしょうがないだろ!ここは確実に勝ちにいかねば!そんなところではないかと。
卑屈になりすぎ?いや・・・そう思ってしまっても仕方ないだけの現状を踏まえたらならば。
ホームだろうが下位相手だろうが、油断、慢心して良い要素など、微塵もありません。
むしろ、決死の覚悟でもって必勝を期して臨まねば、待つのは更なる暗闇のみです。

前の試合から中2日、そして連続ホーム戦とはいえ、やはり中2日で次節を迎えます。
さすがにまったく同じメンバーとは考えにくく、大幅変更となることでしょうが。
期待したいのは、大谷。
もし、の話で。あのとき、予定通りの八戸戦。そこで2試合連続ゴールを挙げて勝利に貢献することができていたら。
実際は、2試合連続どころかその期間で1ゴールも挙げられていないのですが。むしろ、出場すら不安定。
更なる躍進をきたいされた今シーズンにあって、あまりにも寂しい実績としか言いようがありません。
このまま、「1発屋」で終わっていいのか?
いいわけがない。
けれど、奮起できないままでは、本当にそうなってしまう。いつ奮起するのか?今でしょ。
遅きに失したなどとは言いますまい。
けれど、やるかやらないかで、やらないままならば、なにも変わりはしない。悪化こそすれ、良化は決してありません。
あの時決めるはずだったゴールを!そして、あのとき飾るはずであった勝利を!
そして、あのとき輝くはずであったヒーローになってほしい。切に願います。

落ち目のクラブ同士の対戦。同じJ3のチームにすら、「あれ?今日は試合があったんだっけ?」くらいに忘れ去られているような対戦かもしれません。
けれども。
消化試合などでは、決してありません。
厳しい現状を踏まえたならば。覚悟もなくいい加減に試合に入ってしまったりしようものならば、まず負けます。先制されようものなら最後、まず逆転できないでしょう。
信じる信じないじゃありません。これまでのダメ実績を踏まえての、当然の帰結。
そんなことを、サポーターに懸念させないでほしいです。
やるからには、勝つ!
そのあたりまえの気概を、あたりまえに勝利に結び付けてほしい。望むのは、シンプルにそれだけなのです。

もし、あの試合中止によってなんらかの呪いにでもかかったとでもいうのなら。
この八戸戦の「本来得るはずであった勝利」でもって解呪する以外に、ないでしょうよ。

だったら、勝て!!!
あのとき以前にみせていたような、「勝つときは複数得点」でもって、勝利を!!!

勝たれ!!!富山!!!!!
コメント
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