行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

未熟さを露呈し痛恨の敗戦。ホーム無敗が途切れる ガイナーレ鳥取戦

2021-09-27 18:30:32 | カターレ富山
0-2で敗戦。
前回ホームゲームで長野に快勝、リベンジを果たして意気も上がっていたところ、よもやの八戸戦開催中止。
それでも、とカターレファン・サポーターは県総に集ったはずです。
朝方の雨もなんの、必ずや、長野戦にも勝るとも劣らない気概を見せて、見事に連勝を成し遂げてくれるだろうと。
しかし。
その期待は、裏切られることに。

試合開始から僅か2分足らずで、いきなり先制を許してしまい、リードを奪われることに。しかも、相手の上手さというよりは自分たちの拙さが原因という、苦い失点によって。
先の沼津戦の敗戦は、前の藤枝戦の課題でもあった試合の入りがなっていなかったが故に失点、さらに追加点を奪われてのもの。
その反省をもとに集中して臨んだ長野戦では、逆に早い段階で先制に成功。その後も相手にペースを渡すことなく圧倒し、完勝と言える勝利を挙げました。
であるならば。
やるべきことは、火を見るよりも明らかであったはず。
隙を見せることなく集中して試合に入り、早い段階で先制して主導権を握ること。それに尽きたはず。
にもかかわらず。失敗を繰り返すかたちで、相手に優位を奪われ。

いや、事の本質は、別のところでしょうか。
ことサッカーに於いて、得点・失点は水物です。どんなに苦戦を強いられていても、ふとしたタイミングでチャンスが舞い込んで得点が生まれることもあれば。逆に、どんなに気をつけていたとしても、100%完璧に無失点というわけにはいかず、痛い失点を喫することもあるでしょう。
今回にしても、そう。
試合開始早々の失点は、確かに痛すぎるものではありましたが。
それでも。
もし、先の沼津戦の敗戦というものを、本当にしっかりと反省して次以降の試合、それこそ今節を含む試合にフィードバック出来ていたならば。
もちろん、同じ失敗はあってはらなないこと。けれど、その懸念を無くすことはできない。
ならば、どうするか。
失点したらしたで、どう対処するか。
先の敗戦の反省を本当に活かすというならば、すぐに反攻への態勢を、チームとして気持ちを入れる必要があったのではなかったかと。
ショッキングな失点ではあったにせよ、その時点で負けが決まったわけでもなんでもない。それを、どう勝ちにつなげるかのアクションを起こさねばならなかったところ。

しかし。
「先制されたからって、なんだ。すぐにでも同点、逆転につなげてやるからあわてるなよ」という気概を見せつつプレーせねばならなかったのに。
せっかく先制したからには勝つ!と気合が乗っていた鳥取の頑張りもあったでしょうが、それでも。
それでも、どうしても崩せない、反撃に転じられないほどに鉄壁なディフェンスをされていたわけではなく。
なのに・・・焦りや動揺もあったということか。もし十全に力を発揮したならば手に負えない相手では決してなかったであろうところ、自分たちのプレーのクオリティが至らず、どうにも得点につながるチャンスをつくれず。
ハッキリ言って、未熟としか。
先の沼津戦でもそうであったろうに。自分たち自身の自信なさ故か。どうにもこうにも、「なっていない」プレーが続き。
そして・・・そんなプレーのツケを払わされることに。
前半のうちに同点、逆転が叶わないならば、せめて0-1で折り返さねばならなかったアディショナルタイム。
しなくていいファウルで相手に良い位置でFKのチャンスを与えてしまい。
そのキックは壁に当たるかたちで防いだものの、その緊張のエアポケットとでも言うように。
直後、ちょうどいい具合に相手選手の前に跳ね返ったところを蹴り込まれ、痛恨の2失点目。いずれも嫌なタイミングで決められた失点により、2点のビハインドを負うこととなってしまったのでした。

2点獲られても3点を獲り返すサッカーをしろ!
その願いも虚しく、後半になっても思うようなプレーが出来ずに時間が進み。焦燥感のようなものがついて回る雰囲気というものが、振り払えないままに。
長野戦と同じスタメンで臨んだ試合でしたが・・・その時の良いイメージがあったぶんだけ、逆に今節の精彩を欠くプレーぶりが浮き彫りに。
高橋や久々の出場となる戸高らを投入するも、それまでの流れを一変させるには至らず。むしろ、途中出場の花井が僅か15分ほどで交代してしまうなど、ちぐはぐさが目立つばかり。
一方の鳥取にとっては、事前に用意していたであろうブロックをつくってしっかりと守り切るというミッションを着実に遂行していくだけで。それを打ち砕く、揺さぶって崩すといった力強さは、どうにも発揮しきれず。
今節もまた献身的にボールを追うなど必死のプレーを続けていたマテウスの頑張り、報われてほしいと願いましたが・・・叶わず。
4分あったアディショナルタイムにもスコアが動くことはなく、タイムアップ。
開幕からのホーム無敗記録が途絶え、今季2試合目の零封負けを喫して敗れてしまったのでした。

「勝負は時の運」「勝つ試合もあれば負ける試合もある」「うつむかず、切り替えて次に頑張ればいい」
・・・本当に、それでいいのでしょうか?
敗戦という苦い現実から、目を背けるようなことは、あってはなりません。
なぜならば、カターレは優勝を目指すクラブだから。
優勝を目指すクラブが、そんなどのクラブでも構わないような一般論に甘んじてしまっていいのでしょうか?いや、良くない。
次に頑張る?次っていつだ?
今節は、前の試合、その前の試合から見た「次の試合」であったはず。
そこで、勝利という結果を残せなかったということ。反省を活かせず、同じ失敗を繰り返してしまったということ。
言うまでもなく、リーグ戦は連続性に基づいたものです。
立場が人をつくる。立場がチームをつくる。
もちろん、試合開始時点で最下位であったからといって、それだけで鳥取に勝てるかというと、そうではなく・・・実際、敗れてしまったわけですが。
それよりも。
2位であったカターレが、それにふさわしいだけのパフォーマンスを発揮できていたのか?・・・実際、出来ずに敗れてしまったわけですが。
連続性というものに、ちょっと認識が甘くはないか?と。
よく、「目先の試合にいちいち一喜一憂しない」と言いますが。
それはあくまで、それまでの積み重ね、連続性に基づいた上での話であって。
積み上げてきた評価というものが、そんな簡単に崩れていいものかと。
もちろん、最下位のチームが2位のチームに勝つアップセットというものは、あるでしょう。
けれど、それを「勝負は時の運」とか言っていては、積み重ねを否定することにもなりかねません。
これまでの積み重ねの否定---リーグトップの得点力のカターレが無得点、リーグワースト失点の鳥取に無得点。
ほとんどの試合で得点してきた流れがストップし、ホーム無敗もストップし。
積み重ねてきたこれまでは・・・同じ失敗を繰り返すというかたちで簡単に崩れてしまうほど、脆いものなのか?と。

とりとめもなくちょっとキツイ書き方にもなってしまいましたが。
それでも、それは期待の裏返しにほかならないわけで。
優勝できたらいいな、なんてのほほんと考えてなどいないから。
優勝を目指すクラブと本気で信じているからこそ、それに見合うクラブであってほしいから。その一念に尽きます。
反省を活かせず敗れた、連続性が機能したとは言えないーーーそんな書き方もしましたが。
それも、これまでの経験があるから言うのであって。
ほんの1年前のことを思い出すならば。
去年、試合開始直前になって八戸戦が予期せぬ開催中止。1試合空いて、連続ホーム戦となったウイークデイ開催の熊本戦に敗れました。
相手の熊本にとっては中2日で連続アウェイというキツイスケジュール。一方、開催中止もありながら、連続ホーム戦であったカターレ。にもかかわらず、敗れた。
そこからガタガタと調子を落とし、絶不調であった9月。
果ては、絶対に勝たねばならない戦いであったはずの最下位・セレッソ大阪U23に敗れて白星を献上してしまった、ということも。
もちろん、去年は去年であり、今年は今年。無理やりこじつけて考える類の問題ではないことは承知。
けれど。
「今年はこれまでたまたま上手くいっていただけで、本質的にはこれまで通りで、所詮こんな程度じゃないのか?」
そんな揶揄をされてしまうこと、それそのものが、我慢できないのです。
当然。
カターレは優勝を目指すクラブであると、信じているから。
その信じる気持ちを揺らがせるようなことなど、あってほしくなどないのだから。
だからこそ。
この敗戦を、軽んじてほしくはありません。「次に頑張る」との口先だけのセリフでやり過ごしてほしくはありません。

痛い敗戦で4位に転落となりながらも、まだ致命傷とまでは言えない状況。
それでも、次なる福島戦、ここであえなくシーズン初連敗など喫しようものならば、「やっぱり今年もダメなのか」と一気に期待もしぼんでしまうこと請け合いでしょう。
まさに、正念場。
だからこそ。
次とは、これまでの積み重ねがあってこその、次。
優勝を目指すクラブとしてのプライドを、是が非でも取り戻さねばならない戦い。
この敗戦を悔しく思うならば。
同じ失敗を繰り返す余地など、あってはなりません。

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第20節 ガイナーレ鳥取戦

2021-09-25 19:45:47 | カターレ富山
アウェイ戦として現地入りしながら、試合直前になって開催中止・延期という事態に見舞われた前節・八戸戦。
それでも。予期せぬ事態であろうがなんだろうが、優勝への道を走り続けねばならないカターレにとっては、気にしている暇もありません。
迎える今節。ホームで15位・ガイナーレ鳥取を迎え撃ちます。
やるべきことは、変わらない。変わらず勝利を挙げて、ホーム無敗を粛々と更新していくまでです。

新型コロナの影響の影響が今節も続くかたちで、長野戦も開催中止となった八戸。
シーズン前半戦での福島との対戦で0-2で敗れながらも、福島が出場選手登録の不備を指摘されたことで0-3負け扱いのペナルティ、一転して勝利扱いとなったこともあった八戸ですが。
なんというか・・・どうにもコロナ禍に振り回されているようで。
そして、先週の延期となっていた第19節・八戸対富山戦が、10月6日水曜日に開催されることが発表されました。
カターレにとっては3日の福島戦に続いて中2日で連続アウェイ戦となる難しさもありますが・・・そうも言っていられないでしょう。
優勝のためにも、勝ち抜くのみです。

話を戻して、今節、鳥取戦。
前回対戦は5月の第9節。シーズン途中の監督交代を敢行した鳥取にとって、金 鍾成監督のリーグ戦初采配となった試合でした。
前半に柳下のゴールで先制、高橋、大野も続いて3得点。守っても無失点とし、完勝としたのでした。その勝利によって、石﨑監督のJ通算700勝を達成しています。
そのアウェイ戦に続き、今節のホームでも勝って同カード連勝を成し遂げねばなりません。
「2位の富山と最下位の鳥取、それもリーグ最多得点チーム対リーグ最多失点チームならば、そりゃ富山が勝つだろ」
そういった楽観論も、当然のように出てくることでしょう。
しかし。
ゆめゆめ、油断などしてはなりません。慢心などもってのほか。全力でもって勝ちにいかねばならないことは、どのチームが相手であろうが関係ないのだから。
それを言うなら、シーズン前半の対戦で同じく3-0で快勝していたにもかかわらず、試合開始早々に失点、自分たちで流れを悪くしてしまった末に敗れた沼津戦を忘れたとは言わさんぞ、と。
同じように逆襲を受ける可能性が無いと、どうして言える?
現に、前々節には岐阜に3-0で勝利している鳥取。岐阜にも上位に食いついていかねばとの気負いもあったかもしれませんが、それを差し引いても後半一挙3得点は、やはり侮ることは出来ません。
思い起こせば、ちょうど1年前となる昨年の10月、ホームで鳥取に0-3で完敗しています。それまでずっとホームでは負けていなかったジンクスを破られるかたちで。その再現なんぞ、まっぴら御免です。
再現と言うならば、カターレにとっての直近試合・長野戦の再現をせねば。
試合の入りに難があったところを克服、首尾よく先制した後も攻撃の手を緩めず、3得点。そして守っても無失点。それを、今節も実現せねば。
そう、鳥取戦での再現であれば・・・一昨年、ホームで鳥取にクラブ最多タイの5得点を挙げて完勝した、それを再現せねば!
まずは、先制点。それを以て、カターレが優勝を狙うリーグ最多得点クラブであること、鳥取が最下位に甘んじているリーグ最多失点クラブであるという現実を、改めて突きつけるべし!
やるべきことを、やる。すなわち、ホームで勝つということ。

期待したいのは、末木。
シーズン初スタメンとなった長野戦では、期待に応えて力を存分に発揮。だからこその姫野の活躍につながり、チームも快勝しました。
広い視野と的確なボールコントロールという持ち味を今節もまたしっかり出し切れたならば、チームの連勝もぐっと近づくことでしょう。
手応えが自信につながる大事な時期。だからこそ、勝利でもってそれを確信に変えてほしい。そう強く願います。
先日、公式のニュースリリースとして入籍を発表。まさに、公私ともに充実しているなかで。カターレ富山に末木あり、と、存分に知らしめてほしいです。

1週ぶんの空きが試合にどう影響するか、悪いほうに出なければいいが、という懸念は、当然のようにあります。
しかし、それでも、ものは考えよう。
インターバルというなら、先の夏の中断期間が1か月半以上も続いていたことを思えば。
想定外の事態とはいえ、やるべきことになんら変わりなし。
むしろ、そこで下手にブレてしまうことがあれば、混戦の上位戦線を生き残ることは出来ないことでしょう。
やるべきことは、変わらない。勝つのみ。
思えば、前回対戦もリーグ戦の合間に天皇杯1回戦を挟んだなかで迎えた試合でした。
今回も変則的ななかで迎える試合ですが、ホーム無敗を勝利で更新せねばならないことは、当然なのだから。

カターレ富山は、優勝を成し遂げるクラブであるーーーすなわち、相手がどこだろうと関係なく勝つということ。
驕るなかれ、侮るなかれ。
自分たちの力を信じて貫けば、必ずや勝てるはず!
ブレることなく、勝ち点3奪取!!!

勝たれ!!!富山!!!!!
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新型コロナの影響で試合当日に開催中止。暫定2位に ヴァンラーレ八戸戦

2021-09-20 06:18:40 | カターレ富山
連勝を成し遂げて首位の座を堅持すべく、意気軒高に八戸に乗り込んだはずのカターレでしたが。
まさかの事態。八戸の選手に新型コロナの陽性反応、濃厚接触者を含めた隔離措置にあたっては試合成立に足る人数を確保できないこととなり。その結果、Jリーグの規定にのっとり、試合当日でありながらも開催中止となり、延期日程は後日調整ということとなりました。
このご時世、たとえ対策を講じたとしても誰が感染するかなどわからない中で。いわんや、一般の人々よりも厳重に感染防止に努めていたはずの選手たちにあっても感染した、ということであれば。
カターレでも、試合成立に支障を来すほどではないにせよ、数名の陽性者を出しています。まったくもって他人事というわけではないだけに、八戸をとやかく言うわけにもいきません。
不可抗力ではありますが、それでもやはり。無駄とは言わないまでも、この1週間準備してきたことを発揮する場が現地入りしながらなくなるという。
思い出されるのが、1年ちょっと前のホーム八戸戦。
あのときは、試合当日どころか、選手たちのピッチ内練習が始まっている段階という、試合直以前どころではないなかで。雷雨の影響で開催中止、延期が決定されたのでした。
そのお返し、因果応報ということでもなんでもないでしょうが・・・今度はカターレの側がアウェイチームとして、このような事態に見舞われるとは。

参加クラブ数が奇数ということで、1節あたり1クラブがお休みとなる今季J3にあって。予定されているところのカターレでいう10月の第22節を前に、1節分の休みが入ることとなりました。
いや、代替日程として、いずこかでこの第19節を消化せねばならないのですが・・・この混戦の上位戦線にあって、はたしてどのタイミングなのか。予断を許しません。

前節第18節に試合が無かったということで、首位であったところから4位となっていた熊本。それが、今節の勝利によって勝ち点3を積み重ね、カターレを上回り首位の座につくこととなりました。
今節の八戸戦の中止、そしてお休みを消化していない、という状況にあるカターレではありますが、それでも。
同じ17試合ぶんを消化した時点で、勝ち点33の熊本に対して32のカターレ。
同条件としてみれば、熊本の後塵を拝しているということになります。
もちろん、今回の事態は不可抗力によるものであることは明らか。さらには、熊本とは直接対決も残しており、自力逆転の可能性もしっかりとあるなというなかでは。目先の数字だけを比べて一喜一憂するべきではない、と言われそうではありますが。
とはいえ。
同条件で、下回ってしまっている。その事実から、目を背けてよいものでしょうか?
今節、上位陣の福島、岩手がそれぞれ黒星を喫したことで、順位で追い抜かれるのが熊本だけだった、ということもあります。
一寸先は闇、とでも言いましょうか。それほどまでの混戦の中で。
カターレ富山は、優勝を目指すクラブであって。
そんなクラブが、首位の座を意識せねばならないのは、当然のこと。
たとえそれが、不可抗力に見舞われるような状況にあったとしても。
立場が人をつくるという言葉があるように。立場がチームをつくります。
首位であることが優勝へのモチベーションとなるならば、その座を譲らないのは当然のこと。

今シーズン、J1のガンバ大阪などが新型コロナの影響で変則日程を強いられていることもあり、八戸もまた、そのような状況となることが予想されますが。
今節の事態に関しては、切り替えるとして。
関係者の早期回復を祈念しつつ、延期日程を万全の状態であらためて勝負したいものです。
さしあたっては、次節ホーム鳥取戦に向けて。
準備を怠ることなく、意識も高く臨まねばなりません。
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第19節 ヴァンラーレ八戸戦

2021-09-17 23:35:34 | カターレ富山
前回対戦で惨敗を喫した長野に見事な圧勝劇でリベンジを果たし、首位に返り咲いたカターレ。
前々節、アウェイで沼津戦で敗れて首位陥落となってしまったことを思えば。ただでさえ混戦の上位争いの渦中にあって、ここで勝てずに停滞するわけにはいきません。
もちろん、勝ちにいく。
勝って兜の緒を締めよ。
J3最北の地・青森県は八戸へと乗り込み、ヴァンラーレ八戸と対戦します。

八戸との前回対戦は3月の第2節、ホーム開幕戦でのことでした。
雨の降る難しいピッチコンディションのなかでの試合、PKで先制に成功、前半のうちに追加点を挙げて引き離したものの、後半は反撃に遭い、1点を返されつつもなんとか逃げ切ったのでした。
現在7勝5分け5敗で7位につける八戸。
首位であるカターレの勝ち点が32であるのに対し、26の八戸。その差は6。
首尾よくホームで富山を返り討ちにした暁には、一気に上位に肉薄していける、その自信を得られるであろうだけに。八戸も、気合を入れて待ち構えていることでしょう。
中位の7位に位置する八戸ですが、その特色は粘り強さ。
上位陣との対戦ではいささか分が悪く、なかなか勝てていない一方で。下位のチームにはまったく取りこぼしていません。特にホーム戦ではここまで5勝1分け2敗と勝ち数が際立っています。
前節はアウェイで讃岐と対戦、やはり粘り強さを発揮して1-0で勝利、今節は連勝をかけて臨むこととなります。
当然ながら、富山対策に抜かりはないことでしょう。先の沼津戦などを参考に、いかに相手の思うようにさせずに守るか、そのなかでチャンスをものにするかについて、策を講じているはずです。
ホームで無敗である一方で、アウェイではいささか戦績が振るわないカターレ。
もしも沼津戦のように出端をくじかれるような失点を喫してしまった日には、苦戦は免れないでしょう。
この夏の移籍で、福島から元カターレの佐藤 和樹が復帰。思い入れのあるチームを相手に、闘志を燃やしていることでしょう。
お互いにとって、連勝をかけた対戦となる今節。負けるわけにはいきません。勝たねば。

前々節の沼津戦、そして前節の長野戦。それぞれ、カターレにとってダメな試合と良い試合の両極端のようなものとなりました。
出端をくじかれ、かつ自分たち自身で試合を難しくしてしまっていたら、そりゃ負けるよね、と。
逆に、相手の出端をくじく先制ゴールから気を緩めることなく果敢に攻め続けていたならば、そりゃ相手を圧倒する勝利も挙げられるよね、と。
失敗を反省し、成功をさらに高めていくために。
力を十二分に発揮しつつ、自分たちの良い面を存分に引き出すことができたならば。
首位の実力は伊達じゃないと、存分に見せつけたならば。
必ずや、勝利をものにしてくれるはずです。

期待したいのは、吉平。
これまではPKによる得点のみ、なかなかチャンスを活かしきれなかったことが続いていた彼でしたが、前節、流れの中からしっかりと決めることに成功。
藤枝に所属していた昨シーズン、ちょうど今くらいの時期にゴールラッシュ。9月度のJ3最優秀選手に選ばれた、ということもありました。
いわゆるケチャドバ理論を実践するかたちで、まずは2試合連続ゴールを挙げて、力をアピールしてほしいです。
自分のストロングポイントを期待されてのスタメン復帰、そしてゴールという実績。
前節の成功体験は決してマグレなどではないと、実力を存分に見せつけ、連勝の立役者となってほしい。そう願います。

2019年に八戸がJ参入、それから過去2回のアウェイ戦は、いずれもデーゲームであったなかで。
今回、19時開始。プライフーズスタジアムで初めてナイトゲームを戦うこととなります。
ある意味、未知の条件下での試合となるわけではありますが。
それでも。
やるべきことに、なんら変わりなし。
首位の力を存分に見せつけ、波乱など無いことを証明する、「順当勝ち」と呼ばれる勝利をおさめること。それに尽きます。
新型コロナ感染拡大の影響で、今節もまたアウェイ受け入れ無しという状況下での試合。選手たちも、あるいは物足りなさも感じるやもしれません。
ですが。
たとえ中継越しであったとしても。我々がカターレの勝利を願い、応援する気概というものには、なんら変わりなどありはしません。
もちろん、狙うは連勝。勝ち点3を持ち帰り、首位を堅持してくれ!と。

長野戦でみせたようなアグレッシブなサッカー、それが継続できたなら、百戦危うからずでしょう。
粘り強い、油断ならない相手。しかし、だからこそ。
リーグ最強であるからこその、首位。その力を見せつけて、ホーム&アウェイでダブル勝利を!!!

強いカターレが、勝つ!!!

勝たれ!!!富山!!!!!
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リベンジ成る!内容を伴う快勝で暫定首位に再浮上 AC長野パルセイロ戦

2021-09-13 04:06:01 | カターレ富山
3-0で勝利!
前回対戦で0-4の惨敗を喫した相手とのリベンジマッチ。連敗してしまった日には致命的なダメージを被る、しかし勝てば単なる1勝以上の経験値、自信が得られるというチャンスにあって。
「欲を言えば、あと1点以上挙げてプラスマイナスゼロにしたかったよね」というセリフが自然に出てくるくらい、圧勝でした。
自分たちの課題に向き合い、それを最高のかたちで表現しつつ、相手に反撃の隙を与えない。
理想的と言える試合展開でもって前回対戦惨敗の悪夢を、前節の敗戦を振り払い、暫定ながら再び首位の座に返り咲くことに成功したのでした。

前々節の藤枝戦でも立ち上がりに課題があったにも関わらず、それを繰り返してしまうかたちで試合開始早々に失点した前節・沼津戦。さらに前半のうちに追加点を許してしまい、試合を難しくしたことが敗戦につながってしまったことは、明らかでした。
それでも。敗戦はこの上なく痛かったにせよ、ただ何の抵抗も示せずにやられてしまったわけではありませんでした。
途中出場でボランチに入った末木が活躍し、後半は優勢に試合を進めることができたこと。そして、同点・逆転にこそつなげられなかったものの、マテウスがゴールを挙げて意地を見せたということ。
それらを踏まえ、連敗をなんとしても阻止すること、惨敗を喫した前回対戦の悪夢を振り払うことを念頭に、スタメンにも変更を加えて臨むこととなりました。
前節に良いプレーぶりを見せていた末木をスタメン抜擢。これまで不動のアンカーにいた姫野に代わってそのポジションにつくことに。それに伴い、姫野は1列上げてシャドーの位置へ。
そして前線には、ここ最近はスタメンを外れていた吉平を起用。マテウスとのFWコンビを組むこととなりました。

すると。
メンバー固定の傾向にあったこれまでですが、それにとらわれない変化をつけた起用を敢行したところ、まさに的中。
試合開始早々の9分、スローインからの流れで相手陣内深くへと侵入していった吉平が中央へとグラウンダーのクロス。それにしっかりと反応した姫野が蹴り込み、見事にゴール!姫野の自身カターレ初ゴールによって、幸先よく先制することに成功したのでした。
“自分たちがやられて嫌だと思うことを、相手にやってやれ”というのは、サッカーに限らず、およそ競技というものに共通する概念でしょう。
不安定さを露呈してしまった立ち上がりに失点を喫し、自分たち自身で試合を難しくしてしまった前節とは、まさに真逆と言える展開で優位に。
今シーズンここまでで唯一の無得点試合であった前回対戦。失点しなかったとしても得点できないままであったとしたら、「やはり長野からは得点出来ないのか」というプレッシャーに晒されてしまうことにもなりかねなかったところでしょうが。
その懸念を、早々に振り払ってみせたのでした。

さらに39分、再び姫野。
音泉、椎名、吉平と繋がったショートカウンターから、抑えのきいたシュートがゴールに吸い込まれ。この日2点目となる得点を挙げて、俄然勝利への期待が高まったのでした。
前回対戦での惨敗の敗因は、ひとえに自分たちのほうから試合を難しくしてしまっていたことにありました。確かに相手のプレッシャーはきつかったかもしれない。ボールの出しどころは難しかったかもしれない。けれど、それとアグレッシブさを失ってしまって後手に回ることとは、また別の話。
その意味において。
今回は、自分たちから積極的に試合を動かしてやろう!という気概が、しっかりと見て取れました。
ポジションを前めに変更された意味というものをしっかりと受け取り、それをゴールに繋げてみせた姫野。
彼だけでなく、広い視野でもってしっかりとパスをさばいてみせた末木、最後方でも安易に引いたりせず、連携を取りつつプレッシャーを与えていた戸根など、アグレッシブさというものは、随所に見て取れました。
前線の選手にしても、しかり。
前からボールに絡んでいく積極性がウリである吉平が、アシストを決め。
そして、期待のマテウス。相手に付かれても簡単に奪われないばかりか、そこからさらにプラスして踏み込んでいく。距離があるボールにも全力でスプリント、追いついてしまうという・・・やはり、J3レベルではない選手。その良さが随所に見て取れたのでした。

さらにさらに、44分。
またしてもカウンターから、マテウスがふわりとボールを蹴りだして走り込んでいた椎名に繋げると、そこからフリーであった吉平に。落ち着いて蹴り込み、試合を決定づける3点目!
前回対戦惨敗のリベンジとして、まさに痛快なゴールラッシュ。それも、自分たちがやりたいかたちを作り出し、それを結果に繋げるもの。
選手たちそれぞれが、やるべき仕事をしっかりとやり遂げていたからこそだったでしょう。

そうして試合を優位に進めても、だからといって気を抜くことはなく。次の1点を狙いに行くアグレッシブさは、失いませんでした。
前半だけで3得点、そうして飛ばしてきたツケが後半に出てきてしまうのでは?という懸念もあったでしょうが、それは杞憂でした。
守っても無失点で切り抜けてやる!という気概は、選手たちそれぞれにしっかりと共有されていたようで。攻守ともに緩む気配は無し。
追う立場という精神的な疲れもあったことでしょうが、試合終盤にキレがなくなってきた長野。一方のカターレはハードワークを持続、相手にチャンスを作らせませんでした。
もちろん疲労も無いわけでは決してないでしょうが。そのあたり、中断期間をはじめ、これまでのトレーニングを積んできたことの成果というものでしょう。
たとえ勝利が確定的であっても、つまらないミスから失点してしまえば画竜点睛を欠くというもの。
けれど、集中力は最後まで途切れず。そして、タイムアップ。
見事に完勝。無得点で敗れた借りを返す無失点勝利。
ここまで唯一の無得点試合であった長野にリベンジを果たし、例外なくホーム無敗を継続したのでした。

他会場では、鳥取が岐阜を相手に後半一挙3得点で快勝し、最下位脱出。順位が下だからと油断して良いわけでは決してない、と証明してみせました。これは、カターレにとっても他山の石としなくてはならないところ。
福島、岩手といった上位陣もそれぞれ勝利、試合のなかった熊本が首位から4位となることに。
まさに、大混戦という状況の中で。それでも、首位に返り咲いたカターレ。
福島と同勝ち点ながらも、今節の3得点が効くかたちで総得点28はリーグ1位、得失点差プラス9も1位タイであり、文句なく首位です。
まだなにも成し遂げたわけではないけれど、それでも。
連敗を喫するわけにはいかない、けれども前回惨敗を喫した相手---そんなプレッシャーを見事に跳ね返して、快勝をおさめたカターレ。
ここで得た自信と手応えを、力に変えていかねば。
勝てば、負けない。
優勝という目標へ、さらに、確実な歩みを続けていかねば。
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