行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

出口の見えない閉塞感。またも逆転負けで3連敗 SC相模原戦

2020-09-28 23:20:09 | カターレ富山
2-3で敗戦。
シーズン折り返し地点にして、既に優勝は非現実的なものとなってしまっていますが。
それでも。
2試合連続で連続で逆転負けという、屈辱的というよりほかない状況の打破。それを、なんとしても成し遂げねばならなかった今節。前回対戦での0-3負けのリベンジを期すべく待ち構える相模原に対し、返り討ちにせねばならなかった試合。
なのに。
待っていたのは、3試合連続逆転負けという、最悪の結果でした。

「今季はコロナの影響で日程が過密なため、ターンオーバーのようなかたちで、うまく選手を変えながら戦うことを目指してやってきた。良い効果はあったが、今は逆で、メンバーを大きく変えることで誰がチームの軸なのか選手の中でも少し不透明になっている感じがした。選手が変わってもチームのやることは変わらないのだが、どうしてもチームのまとまりや、選手同士のあうんの呼吸がでてきていないかなと思った。」
前節より中4日で迎えることとなった今節にあたっての、監督のコメント。その言葉通り、椎名に代わって戸高が起用された以外は、 前節とまったく同じスタメンとなりました。
もちろん、理想に囚われて現実が見えなくなってしまう、というのは問題であることは確かですが。
それでも・・・ともすれば、方針のブレとも言われかねないところでもあろうかと。
結局メンバー固定のほうが良いならば、これまでやってきたことはなんだったのか?とか。
「誰が出場しても変わらない」ということが、理想通りにチーム力がハイクオリティを維持するという意味であれば、何も言うことはないのですが。
遺憾ながら、それが悪い意味で変わらない、だから同じパターンでやられ続ける、ということになってしまっているのが現実です。
ある意味でこれまでを否定することになる中、それでもほぼ同じメンバーで臨むこととした今節。
すなわちそれは、逆転負けを喫した悔しさを自分たちで晴らせ、というメッセージでもあったのでしょう。

サイアクな連敗をしているカターレに対し、連勝を目指す相模原。
正直言って、試合序盤から勢いは相模原のほうにありました。
ボールタッチ、前への推進力など、素人目に見てもわかるほどに、相模原のほうに分がある。
難しい試合になってしまうことを覚悟しなくてはな、と。
それでも。
先制点を挙げたのは、カターレでした。
17分、CKの場面で、キッカーの花井がショートコーナーを選択。リターンを受けると、そのまま遠目から果敢にシュート!
きれいな弾道を描いたボールがゴールに吸い込まれ、見事に決まったのでした。
なんというか、“らしい”ゴール。
チームの司令塔であり前回対戦でもゴールを挙げている花井に関しては、相模原も要警戒選手として捉えていたことでしょう。
そんななかで、その想像の斜め上を行くプレーでもって上回ってみせる・・・まさに、花井らしさ全開といったゴールであったかと。
しかし。
その直後、19分。昨年までカターレでプレーしていた才藤のロングスローを起点に、競り合いで岡がキャッチし損ねたところを決められてしまい、同点に。
あまりにあっさりと決まった同点ゴール。相模原の気持ちの強さが見て取れました。
そう、失点でいちいち気落ちするのではなく、すぐにも反攻に転じなければ!という強い意志。
それでも。
22分、久々に流れの中から平松が勝ち越しゴール!
前回対戦時にゴールライン際のクロスをニアサイドに決めた、あの得点と瓜二つ。リプレイか?というレベルのゴールでした。
再びリードを奪うことにせいこうしたのでした。

ただ。
それでも、相模原の勢いが翳ることはありませんでした。
FWの和田 昌士を中心に、勢いを感じさせる攻勢を仕掛ける相模原。実際、枠から逸れたけれど危なかった、という場面も。脅威度で言えば、相模原のそれを上回るだけの攻撃は、どうにもうまく作り出せなかったカターレ。
リードを保った状態で試合を折り返したものの・・・優勢などとは思えませんでした。
正直に言えば、これはハンデだ、と。
差などあって無いようなもの。同点のつもりで、そこから相手を上回るだけの何ができるかが問われる試合だーーーそういう認識で観ていたのですが。
交代カードとして、負傷離脱から復帰の宮城を投入。さらには72分には松本と大谷を同時に投入し、流れを引き寄せるべく期待がかけられました。

が。
次の1点は、相模原。75分、ホムロに決められてしまい、同点に。
俄然、勢いづく相模原。それに対し、どうにも受け身に回らざるを得ないカターレ。
そして、79分。星 広太に決められ、逆転。
勝利に向けて最大の集中力を発揮する相模原に打ち勝つだけの力を、カターレは見せることが出来ませんでした。
そして、試合終了。
また、負けた。
また、逆転負け。
3連敗。3試合連続逆転負け。

まことに業腹ながら。
ハッキリ言ってしまうと。残念ながら、当然の結果でした。
勝利に向けての勢いに勝っていたのは、明らかに相模原のほうで。それに対し、明らかにカターレのほうが劣っていたのだから。
もちろん、相手のあること。いつも同じ条件でなし、さまざまな要件がからむからには、思い通りにいくとは限らないでしょう。
それでも。
それでもなんとかしなければならない。それが、勝つということ。
いったい、いつまで同じことを繰り返しているのかと。
もう絶対に逆転負けなんて悔しい敗戦などしたくない!
そんな意志を、なぜプレーで体現できないのかと。
もちろん、そういった意志はしっかりとあったでしょうし、手を抜いていたわけでもなんでもないでしょう。
けれども。
明らかに、相手よりも勝利への勢いが足りなかった。
才藤がカターレで見せていたような・・・あるいはそれ以上か?というガッツあふれるプレーをしているのを見て、どうにもやるせない気持ちになりました。
なぜ、それと同じくらい、それ以上の気迫でもって、跳ね返せなかったのかと。
まったく同じ条件ではないにせよ、前回対戦では3-0で勝った相手。実力的にそこまで差がある相手ではないはずです。
要するに、メンタルの部分で負けたということ。
相手ではなく、自分たち自身の弱さに負けたということ。
どうあっても連続逆転負けで連敗などという負の流れを止めて勝たねばならない試合だったはず。
なのに、それをなしとげるだけの強さを見せられずに、弱い自分に屈してしまった。

最悪の、3連敗。
けれども、誰も助けてなどくれません。むしろ、対戦相手とすれば、これ幸いと弱みに付け込んでくることでしょう。それが、勝負事の掟。弱さを見れば、蹂躙されるだけです。
自分たち自身で乗り越えることでしか、快方には向かわないのです。
そんななかで、勝利への執念で圧倒すべきところで、相手に劣ってしまったならば。
その結果が、今節の結果であり。
いちサポーター風情がわかったような口を、と言われるかもしれませんが、それでも。

このまま変わらなければ、状況は悪化こそすれ、決して良化などしない。確実に。
それだけは、言えます。
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第18節 SC相模原戦

2020-09-27 05:50:38 | カターレ富山
カターレにとっては、延期されている八戸戦が未消化という状態にはあるものの。
シーズン折り返し地点。今節から各チーム2巡目の対戦に突入することとなります。
その2巡目最初の試合、前回対戦のリベンジを期して待ち構える相模原のホーム・ギオンスタジアムに乗り込んでの一戦。
もちろん目論見を打ち砕き、同一カード連勝を成し遂げねばならないことは、言うまでもありません。

ハッキリ言って、今シーズン最悪の状況にあることは、間違いないでしょう。
ここ4試合で、2連勝からの2連敗。
連勝も、実質的には負け試合というなかでの薄氷の勝利であり、連敗に至っては連続逆転負けという、自分たちの至らなさが招いたもの。
攻撃面ではセットプレーでしか得点できず、流れの中からの得点というものが完全に止まってしまっている状況。
一方で守備面では、開幕からの同じ失敗を未だ克服できないままに、勝ち点を獲りこぼし続けているという。
このまま悪い意味での変わらなさ・・・停滞、低迷が続いてしまったならば。
シーズン折り返し地点にして、残り18試合にして、見通しは暗いと言わざるを得ないでしょう。
前々節は、セレッソ大阪U23に監督交代からの初勝利を献上してしまい。前節は急遽監督代行という岐阜に敗れ。
今節は、前回は三浦監督が出場停止であった相模原との対戦。ここであえなく敗れて「前回も万全なら負けることは無かったのに、もったいないことをした」などと言われるようなことがあったら・・・まさに、目も当てられません。

カターレに1試合分の未消化があるなかではあるものの。2連敗で10位に転落したカターレの一方で、前節は上位の鳥取を撃破し、入れ替わって8位に順位を上げた相模原。
中2日というコンディション的にも気を遣わねばならない試合であったなかで、スタメン起用された前カターレの才藤 龍治が決勝ゴールを挙げる活躍。当然のように意識する富山戦で、3試合連続ゴールを挙げるべく、ホームで連勝を成し遂げるべく気合が入っていることは間違いないでしょう。
それでなくとも、富山は前回対戦で0-3負けという屈辱を味わった相手。その借りを返さねばならないと、あるいはいつも以上に燃えているはずです。
そんな相手に対して、前回勝ったから今回も勝てる、などとは簡単に言えるはずもなく。
もしここまでの悪い流れが改善できないままにふわっと試合に入ってしまったならば・・・待っているのは落胆の結果意外にないでしょう。

不甲斐ない自分たちを、きちんと悔しく思うことが出来ているか。
至らない自分たちを、きちんと歯がゆく思うことが出来ているか。
もちろん、終わったことをとやかく言っても始まりません。覆水盆に返らず。得られなかった勝ち点を取り戻す術は無いのだから。
けれども。
これまでの結果を引きずらない、過去にとらわれないということを、次を見据えるという名の単なる逃避にしてはならないのです。
過去をしっかりと反省し活かしていかねば、同じことの繰り返し。
現に、これまでの失点が「いつも通り」の繰り返しであるわけで。さらには、流れからの得点がストップしてしまっているという現状。
それらの打破なくして、苦境を乗り越えることはできないでしょう。

期待したいのは、大谷。
昨シーズンの後半だけで9ゴールという大活躍を受けての今シーズン。当然のようにさらなる飛躍が期待されたものの・・・今シーズン半分という時点でわずか1ゴールは、正直、期待外れと言わざるを得ません。
前節も、ポスト直撃という惜しいシュートもありましたが。
けれど、厳しい言い方をするならば、惜しかっただけ。
なにか、去年の覚醒前に戻ってしまっている感があります。それまでの、決して悪いとは言わないまでも、最後の詰めの部分が足りずに結果につながらない、という状態に。
覚醒中は、本当にすごかった。それまでであれば決まっていなかっただろうというゴールも少なくなく。自信を持ってプレー出来ていたことが、ありありと見て取れました。
その状況を、取り戻さねば。再びの覚醒に繋げねば、良き未来はありません。
シュートを放ってダメだったら、続けなければ。1本でダメなら2本でも3本でも・・・いや、そうじゃない。「入るまで続けろ」と。
なかなか流れから決められない、じゃなくて。「決めるまで続けろ」と。
昨シーズン、相模原戦のゴールから覚醒が始まったというならば。
今節、同じ相模原戦から再びの覚醒を成し遂げて見せねば。期待に応えて見せねばなりません。

シーズン最悪の状況に陥っているカターレ。
けれど、ただ待っていてもどうにかなるものではありません。悪い意味での同じことの繰り返しは、それ以上の悪化こそすれ、良化はしないでしょう。
自分たち自身のちからで、改善していくよりほかないのです。
結果を出せないことを、ファン・サポーターの期待を裏切ってしまっていることを、本当に悔しく、無念に思うならば。
自分たちが改善をやり遂げることでしか、事態は好転しないのです。
それを、しっかりと肝に銘じて試合に臨めるか。結果に繋げられるか。
見たいのは勝利であり、「これまで通り」から抜け出せない姿ではありません。

前回対戦では3-0と快勝した相模原戦。けれど、停滞・低迷から抜け出せないままであれば、逆の0-3負けも充分に有り得ることでしょう。
もちろん、そんなのは願い下げ。
むしろ、前回が3点なら、今回は4点、5点差をつけるくらいの気迫を!
必勝の気概を、勝利に繋げろ!!
連続逆転負けなどという弱い自分たちに、今すぐ決別しろ!!!

勝たれ!!!富山!!!!!
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繰り返す自滅。連続逆転負け FC岐阜戦

2020-09-24 05:38:11 | カターレ富山
1-2で敗戦。
前節までで既に5敗、もう後がないがけっぷちの状態で、勝ち点差1の岐阜に打ち勝って上位追撃を図らねばならなかった今節でしたが。
せっかく挙げた先制点もフイに。「いつも通りの失点パターン」により逆転を許し、連敗。
内容が良くないながらも必死にもぎ取ったはずの2連勝。なのに、同じパターンで繰り返した逆転負けにより、あっさりと2連敗。
なにか、徒労感というか。
どうして、いつもいつもこうなんだ、と。
今に始まったことではありませんが、「良かった部分は継続できずにあっさりとリセットされるのに、悪かった部分はきっちりと引き継いで結果に繋げてしまう」という、カターレ富山に連綿と引き継がれる悪しき伝統。自滅パターンと言ってもいい。
また、それかと。
金曜夜に逆転負けを喫し、サイアクな気分に落ち込み。そこから始まった4連休の最終日、それを上書きする陰鬱な気分で終えることとなってしまったのでした。

中3日というスケジュールも考慮ということなのでしょうが、またメンバー変更を伴う布陣で臨むこととなった今節。戸根と川﨑という組み合わせ、武のスタメン起用など。
臨機応変、「誰が出場しても変わらないというコンセプト」のもとで、あえて固定メンバーとしないやり方を、今節もまた採用したということで。
もちろん、それは監督の専任権限であり、チーム指針であるからには、それを貫くことこそがブレない姿勢というものでしょうが。
ただ、それは結果あっての話であって。
結果が伴っていれば、誰も文句は言わないはずで。むしろ賞賛さえするでしょう。
1試合や2試合で、目先の試合だけでああだこうだ言うのも短絡的でしょう。
けれど、もうシーズン折り返し地点で。
さすがに、方針についての意見も許されるだけの期間ではあるのでは?結果が伴っているかどうかを問うだけの。
その意味で。
結果がついてこないなかで、それでも方針を貫くというのであれば。
勝利でもって納得させる以外にないはずであったのですが。

この日もまた、なんというか、いつも通りの試合展開。
ボールは持てる、パスも繋げる。
しかし、明らかに押している、という状況にまでは持ち込めない。決定機にまでは、なかなか至らない。
それでも、前半のうちに先制に成功。
29分、CKから武がスタメン起用に応えるゴールを決めました。
このところずっと流れの中からのゴールが無いなか、それでも。セットプレーからであろうが、とにもかくにも得点しないことには勝てないのだから。

しかし。
ハーフタイムを挟んだ後半になると、同点、逆転を目指すべく奮起した岐阜に押し込まれる展開。
それでもなんとかしのぎ切って主導権をとりもどさねば・・・というなかで、60分に同点ゴールを決められてしまい。
後半から入った大谷、戸高、池高らを中心に攻勢に出ようとするも、奏功せず。
またしても、というか、この試合もまた、あからさまに相手寄りジャッジ。そんなイライラに苛まれつつも、それでも事態を打開せねばならなかったのですが。
同点からさらに気持ちを上げてきた岐阜に対し、どうにも主導権を引き寄せられず。
そのうちに78分、逆転ゴールを許してしまい。
その後は、追いつけないままの奮戦程度にとどまり、タイムアップ。
勝ち点1差の相手に勝利して順位をひっくり返さねばならなかった試合は、2試合連続逆転負けで連敗という、最悪の結果に終わってしまったのでした。

「誰が出場しても変わらないというコンセプト」とは、そういう意味か?
シーズン折り返しとなる今節。
ここまでの19失点。それを、見比べてみるといい。
PKなどの例外を除き、そのほとんどが、まるでリプレーか?というほどに同じようなやられかたでの失点。今節もまた、例にもれず。
いつまで同じパターンでやられ続けるんだ、と。そこに反省、改善は無いのか?と。
反省、改善が無いのは攻撃面も同じ。
なんで、勝負所で決めきれないんだ、と。
本人的には可能性を上げるためなのかもしれませんが、「そこでシュートだろ!」という場面でパスを選択して、結局決められないとか。
なんで、フィニッシュの段階でトーンダウンしてしまうのかと。
これも、何度となく書いてきていることですが。
得点に、芸術点は無い。
流れるような見事なパスワークから完璧に相手を崩してのゴールだったから得点2倍!なんてことは無いわけで。
極端な話をすれば、キックオフ直後にセンターサークルから思い切りシュートしてゴールを狙っても良いのです。枠を捉えてさえいれば、決まる確率は0ではありません。
けれど、それは誰もやらない。なぜか?決まる確率が限りなく0に近いから。
パスを繋いで攻撃のかたちを作るということは、その確率を上げていくということ。
首尾よく相手を揺さぶり、GKが飛び出してゴールががら空き、そこに押し込むだけという状況を作り出せたなら、決まる確率は100%に近づくでしょう。
要するに。
パスはあくまで得点までの手段に過ぎない。なのに、それが目的になっていないか?と。
どんなにパスをキレイに回せたところで、それをゴールにまでつなげなければ無意味。
本当に得点から逆算してパスをつなげているのか?と。
では、得点につながるプレーとは、フィニッシュとは、具体的にどんなだ?と問われたならば。
とてもわかりやすい答えがあります。
カターレが「いつも通りの失点パターン」でしてやられているところの、相手選手のプレー。その仕事ぶり。
それによって失点し、敗戦にまでつながってしまっている。
逆に、それが満足にできないから、得点できない。できないから勝てない。

こういった閉塞感というものは、なにも今回が初めてではなく。
むしろ・・・飛ぶ鳥を落とす勢いの好調というものが数えるほどしかなく、それに比べたならば、閉塞感など毎度のことーーー甚だ遺憾ながら、それがカターレの悪しき伝統でもあります。
「良かった部分は継続できずにあっさりとリセットされるのに、悪かった部分はきっちりと引き継いで結果に繋げてしまう」
そんな負のスパイラルに、またも落ち込んでしまっている現状。
それでも。
誰も助けてはくれません。
相手も、これ幸いと付け込んで、勝ち点を奪っていくのみです。
停滞している間も、他チームは待ってなどくれません。
自分たち自身が、なんとかするしかない。
否応なく、次の試合はやってきます。
そのときにまた、「いつも通り」などと言わせないーーーそうすることでしか、苦境を抜け出すことは出来ません。
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第17節 FC岐阜戦

2020-09-22 01:04:46 | カターレ富山
失意の逆転負けを喫した前節より中3日。他の試合から先んじて行われた前節とは対照的に、同一開催日ながらも最も遅い時間帯にキックオフとなる今節。ホームでFC岐阜と対戦します。
内容が良くないながらも勝ち切った試合を経て、その良化とともに連勝を伸ばさねばならなかったにもかかわらず、果たせなかった。そのダメージというものは、ことのほか大きいように感じます。
あれほど苦労して今季初連勝にこぎ着けたというのに、負けるのは一瞬、というか。
このままでなにも変化がなければ、いとも簡単に連敗、となっても驚かないでしょう。
それほどまでに、深刻な事態。それをいかに乗り越えるかが問われます。

昨シーズンJ2最下位となり、今シーズンはJ3となった岐阜。カターレが降格となってしまった2014年以来の対戦となります。
思い出されるのが、その年の第2節。開幕戦でスコアレスドローながらも、悪くない感触を得て臨んだ、初勝利をかけたアウェイ戦。
ただ・・・0-3と完敗。いや、惨敗とも言える内容でした。
「あ・・・れ?なにか、おかしい・・・」
偶発的な、たまたま調子が悪かっただけ、というふうには、どこか見えなかった敗戦。そこで感じた直感が気のせいであったなら、どれだけ良かったか。
思い出したくもありませんが、その後の経緯は、皆が知る通り。
リベンジマッチであったはずの9月のホーム戦でもスコアレスドローで勝てず。その約2か月後、状態が上向くことなく降格が決してしまったのでした。

1年での即復帰を目指す岐阜ですが、なかなか思うようにいかず。ここまで、カターレと同じく1試合ぶん消化が少ない状況の中、7勝4分け4敗の7位。7勝3分け5敗の8位・カターレとの勝ち点差は1。
前節は無念の敗戦を喫してしまい。今の状況ですでにかなり苦しいながらも、上位に喰らいついていくためには、絶対に落とすことのできない試合―――奇しくも、両チームともまったく同じような状況の中で迎えることとなる今節。敗戦は脱落を意味する、ということもまた、同じ。それに、いかに向き合うかが問われます。
前節、それまで僅か1勝であった最下位・セレッソ大阪U23に屈し、2勝目をプレゼントしてしまうこととなったカターレ。あるいは、「最下位に負けるなんて情けないw」とのそしりも受けるところであろうかと。
しかしながら、今節の相手である岐阜に関しては、そうはしないでしょう。セレッソ大阪U23にもう1勝のほうを献上してしまったのが、ほかならぬ岐阜なのだから。
上記のように、カターレと同じく、ここを踏ん張って上位追撃に繋げねばならない。
さらに言えば。
今節の直前になって、これまで岐阜を指揮してきたゼムノビッチ監督が休養、仲田ヘッドコーチが代行して指揮を執ることが発表されました。
選手たちにとっては、ここまで期待に沿えるだけの結果を残せていないもどかしさもあることでしょう。だからこそ、勝って安心して休養してもらおうと、奮起してくるはずです。
それを迎え撃つかたちとなるカターレ。
事情は察するにせよ。それと勝負とは、また別の話で。もし岐阜に動揺があるなら、そこを突いてしっかり勝ち切らねばならない。非情といわれようがなんだろうが、それが勝負にかけるプロクラブというものでしょう。
それでなくとも、岐阜との勝ち点差1をひっくり返さねばならない今節。勝利以外のことに気を取られている余裕など、カターレにはありはしません。

期待したいのは、花井。
プロとしてのキャリアの浅い、若い選手も少なくないカターレにおいて。自分たちよりもさらに若い、キャリアの浅いはずのU23チームに敗れてしまったことを気に病む者もいるやもしれません。
そのあたりを、中堅からベテランへと差し掛かろうという花井に、しっかりと締めてほしいと。
そんなことを気にする暇があったら、勝つことを考えろ、と。そういった姿勢をプレーでもって示してほしいです。
生き残りをかけて負けられない戦い、ゼムノビッチ監督に捧げる勝利を期して乗り込んでくる岐阜。そんな気合の入った相手に対し、「そんなもん知らん」とばかりにはねつけるようなゴールを決めてしまう、良い意味での図太さ。それを発揮し、チームを引っ張り、勝利に導いてほしいです。
そしてもうひとり、岡。
前節の不可解ジャッジからのPK、イエローカード、そして敗戦。苦い経験でした。
けれど、引きずるわけにはいきません。それを、誰よりもわかっているはず。
ここでしっかりと奮起、相手をシャットアウトすること。それこそが、今やらねばならないこと。
無失点勝利を成し遂げ、ホームのファン・サポーターに前を向け!というメッセージを届けるような、そんなプレーを期待します。

他チームが中2日であるのに対し、カターレは中3日。しかもホーム戦。コンディション的には優位とも言われましょう。
けれど、それが必ずしも優位とは限らないということは、先の熊本戦の敗戦で示してしまいました。遺憾ながら。
ならばこそ。
やれることを、やる。それだけのこと。
目の前の試合を勝ち切ること。あたりまえのことを、あたりまえにやる。
悔しい負けは、過去のこと。取り返すことは出来ません。
やるべきことを、やるだけ。
つまりは、勝利し。勝ち点3を奪い取ることにほかなりません。

胸のすくような勝利を、ホームのファン・サポーターに届けるべく。
必勝の気概を、結果に繋げろ!!!
隣県対決を制し、生き残れ!!!

勝たれ!!!富山!!!!!
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無念の逆転負け。勝たねばならない試合を落とし、連勝ストップ セレッソ大阪U23戦

2020-09-20 14:05:23 | カターレ富山
1-2で敗戦。
相手が最下位だから余裕で勝てる、なんてことはありませんし、いかにプロ経験の浅い若手が主体の相手とはいえ、敗れることそのものは否定しません。恥だとまでは言いません。
けれども。
恥だと言うならば、自分たち自身の弱さに対してでしょう。
とても褒められた内容ではなかったものの、それでも勝利をもぎ取り、2連勝とした前節まで。だからこそ、その反省を活かしつつ、さらなる連勝に繋げねばならなかったのに。
内容が悪くても、それでも勝たねばならなかったのは、ひとえに勝ち点3を積み上げねばならなかったから。
それを、相手ではなく自分たちの弱さに負けるかたちでの、「自滅」
あまりにも痛い、シーズン5敗目。
ただの1敗以上の、ダメージが大きい敗戦となってしまったのでした。

今シーズン唯一の金曜日開催試合というかたちで迎えることとなった今節。
ディフェンス陣を前節から大きく変更したスタメン。今瀬は継続となった一方で、もうひとりのCBとなったのは川﨑。前々節の退場による出場停止明けすぐに復帰。その前回出場時は林堂とのコンビでしたが、今節は今瀬と組むことに。
右SBはユウスケ。前節は出場がなく、それ以前はしばらく左についていたものの、柳下に代わっての右として入ることに。
そして左は松本が務めることとなり、これまでの出場はいずれも途中からであったところ、初のスタメン出場となりました。
前節は途中出場であった稲葉がスタメンとなり、碓井とボランチコンビを組むことに。
池高と花井はこれまでどおりとして、FWは大野と平松のふたりとなりました。

時折強く雨の降るような難しいコンディションのなかでの試合。
試合開始からわずか3分でした。
ピッチ右で池高が倒され、良い位置でFKのチャンス。
花井の正確なキックから、ゴール前の密集の中で今瀬が蹴り込み、ゴール!
今瀬の今シーズン初ゴールにしてほしかった先制点が決まり、幸先よくリードを奪うことに成功したのでした。連勝継続に向け、願ってもない展開。
序盤で目を惹いたのが、初スタメンとなった松本でした。起用を意気に感じて、というところもあったでしょうが、気持ちのこもったプレーぶり。
これまでは中盤での出場でしたが、SBでもスムーズにプレー。ライン際で的確にボールを繋ぐだけでなく、時には自ら攻め入るという積極性も見せて。経験を積んでいけばより磨かれていくだろうな、という期待を持たせました。
そしてもうひとり、稲葉のプレーも光りました。
持ち味であるところの攻撃的守備をいかんなく発揮。まさに、“刈り取る”というボール奪取でもって、相手に挑みかかる姿が印象的でした。

平均年齢19歳という、非常に若いセレッソ大阪U23。U19の代表合宿からの復帰直後であったというMF松本 凪生をはじめ、時代を担う俊英を擁するチーム。いかにこのところ結果が伴わずに最下位に沈むとはいえ、だからといって油断していい相手などでは決してなく。
それでも。
プレースタイルなどの違いもありましょうが、単純比較はできないにせよ、それを加味してなお。前節のガンバ大阪U23よりは、与しやすかった印象です。
前節、前々節に比べて、明らかに自分たちのペースに、理想に近かったように見受けられました。
ピンチもなかったわけではないものの、それでも岡をはじめとした各選手が冷静に処理。連勝、そして連続無失点が大いに期待されました。

しかし。

前半も大詰めの44分。試合が暗転。
カウンターから抜け出されるピンチで、岡が勇敢に体を張ってブロック!もつれるように接触がありながらも、しっかりと阻止・・・したかに見えましたが。
そのプレーが、PK判定。
もちろん、猛抗議。例年とは違ってプレー中の選手の声がよく通るなかで、岡も「(ブロックは)止まっていただろう⁉」と主張するも、受け入れられず。それどころか、異議と捉えられてイエローカードをくらう羽目に。
ふざけるな、と。明らかに誤審だろうがと。
むしろ、逆に相手選手にチャージングでイエローの場面じゃないのかと。
結局、そのPKを決められてしまい。セレッソ大阪U23にとっては連続無得点をストップさせる、カターレにとっては連続無失点をストップさせるゴールとなったのでした。
さらにひどかったのが、ハーフタイムを挟んだ後半開始直後。
同じようなシチュエーションが、今度はカターレの攻撃でペナルティエリア内で倒されたというのに、スルー。
おい!なんでさっきのはとったのに、今度はとらないんだよ!!
色眼鏡というか、贔屓目というか。
とかく、応援するチームに寄った見方をしてしまうことはあることは確かですが、それでも。
どうしてこう・・・いつもいつも、相手寄りジャッジなのかと。
同点となり、勝利への芽が出てきたことによって気持ちの入ってきた感のあるセレッソ。それに立ち向かわねばならなかったカターレ。
どうにも、思うように、うまくいかない時間帯が続き。
そんななか、78分。
痛恨の勝ち越しゴールを決められてしまい、逆転されることに。
そのまま、試合終了。
最下位だから勝てるとは限らない、それはわかっていたはず。
けれど。
それでも勝たねばならない試合であったのに。
相手に自信を与え、自分たちは自信を無くす、そんな試合。
シーズン初の連勝は、わずか2でストップしてしまったのでした。

もちろん、納得いかないところはあります。誤審であったりとか。
しかし、それでも。
いちばん納得いかないのは、追加点を挙げられなかったこと。
ここ数試合続いた嫌な流れを断ち切れなかったこと。
課題を克服するという意思を、勝利という結果に結びつけられなかったこと。
なにがなんでも勝たねばならないという気持ちを強さに変えられなかったこと。
・・・変えなければならない停滞感を、打ち破れなかったこと。
上位追撃に向けて、あまりにも痛い5敗目。
シーズンもまだ折り返し?悲観的過ぎ?
首位の秋田が、無敗の秋田が、後半だけで都合よく6敗以上してくれるとは、どうにも思えないなかで。
自分たち自身で停滞を乗り越えられずに敗れてしまったというダメージは、深刻といわざるを得ません。

ここで、止まってしまうのか?
なにも向上が見られないままに屈してしまうのか?
自ら白旗を上げて諦めてしまうのか?
諦めてしまえば、気のないフリで分かったようなことを言ってしまえば、あるいは楽なのかもしれません。
どーせダメだろ、優勝なんて無理なのにマジになって、かっこ悪wwwとか。

そんなのは、願い下げ。
いくら目をそらしても、それで何かが良くなるわけでなし。
逆に。必死に応援することが良化につながるのであれば、それをしない理由などなく。
だから、応えてほしい。
だから、勝ってほしい。
勝利を渇望する願いを、叶えてほしい。

戦いは、まだ続きます。
諦めることは、投げ出すことは、しません。
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