行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第10節 ガイナーレ鳥取戦

2024-04-14 04:52:40 | カターレ富山
試合終了間際、まさかのPK献上によって連勝を逃すドロー決着。痛いどころではない結果となってしまった前節・岐阜戦。
上位撃破寸前で勝ち点3を逃し、差をほとんど詰められず。あまりにあんまりな結果を突きつけられることとなってしまいましたが。それでも、悔いている暇はありません。
その前節より中3日。カターレとは勝ち点差2で暫定7位につけるガイナーレ鳥取をホームで迎え撃ちます。
勝てば順位が入れ替わる、いわゆる6ポイントマッチ。それでなくとも、地元のファン・サポーターの期待に応えねばならないホーム戦であるならば。勝たねばならない理由しかありません。

今シーズン、自身のキャリアで初めてJクラブトップチームの監督を務めることとなった林 健太郎監督の下、ここまで上々の滑り出しを見せている鳥取。
昨シーズンからは約半数のメンバーが入れ替わったものの、残留となったメンバーと新規メンバーが上手い具合に噛み合っているようで。
7試合連続無敗(3勝4分け)中で、しかも直近3試合は連続無失点。2-0で勝利した前節・長野戦から中3日の連続アウェイとはなるものの。目下2連勝中の勢いから今節の富山戦を制して3連勝、そして4試合連続無失点を達成せんと、そのスケジュールすらもポジティブに捉えて乗り込んでくるのではなかろうかと。
そんな勢いを、まずはシャットアウトし。むしろ、ここまで無敗・2連勝中のホームゲームを制し、3連勝・なんなら3試合連続無失点とせねばならないカターレ。
前節の負けに等しい引き分けとて、決してネガティブなばかりではなかったはず。
ショックは当然のようにあったにせよ。それと、今節勝たねばならないこととは、また別の話であって。
好調の相手に勝てなければ、どんな結果につながってしまうのか?ーーーそれを、思い知らされているからには。
今度こそ、勝って相手の勢いを止めてしまわねば。自分たちの勢いに変えていかねば。

鳥取との前回対戦は、昨年10月に第32節としてアウェイで対戦したとき以来となります。
ホームとアウェイ、開催時期も違えば編成メンバーも違うし、単純に比較できるものではないかもしれませんが・・・それでも、なにか似通ったシチュエーションでの試合だ、と捉えるのは、意識しすぎなのでしょうか?
前回対戦も、前の試合で試合終了間際にアディショナルタイム被弾。そのショックを引きずることなく挑まねば!という試合でした。そのときは、ホーム沼津戦で苦手克服ならずのシーズンダブルをくらった厳しすぎる敗戦。それに比べたなら、勝ち点1ながらも積み上げた前節・岐阜戦は、マシという言い方も無くはないですが。
前回は、相手の鳥取が6戦連続負けなしと好調ななかでの対戦だった。これは、今回が7戦連続、しかも3戦連続無失点で2連勝中となれば、今回のほうが厳しいとも言えます。
前回も、勝ち点差が2の勝敗次第で順位が入れ替わる直接対決だった。そのときはカターレのほうが上位で、逆転を許さず突き放す結果となりましたが。今回は逆に、2差をカターレが追う立場。同じにしてはならず、逆転とせねばなりません。
多くの選手が入れ替わった鳥取にあっても、前回対戦を覚えている選手もやはりいるはずで。もちろん、カターレの側にも言えること。
再び連続負けなし継続を狙う相手を阻止し、鳥取のリベンジを許さず、前回同様の結果にーーーカターレの勝利とせねば。

今シーズンここまで8失点のうち、実に半数・4失点がPKがらみのもの。これがもしも、前々節・北九州戦で安光が決めたようなゴラッソによるもの、決めた相手を褒めるしかないようなゴールであったならば、あるいは、まだあきらめがついたかもしれません。いかにキッカーが絶対的に有利なPKというシチュエーションにあっても、それでも絶対ではない、阻止できた可能性もゼロではないということが、逆に無念さを増幅させてしまっている部分もあるような気がしています。
ただ、それも見方を変えたならば。
決められても仕方ないような致命的なミスを犯しての失点というものは、昨シーズンと比べても劇的に減少している、ということ。それは、間違いない。
だったら。
たしかに、前節はPKが致命的な結果を招いてしまったけれど。逆に言えば、苦戦を強いられながらもPKでしか失点しなかったということ。反省すべきところは反省せねばならないものの、なにもかもがダメであるわけでは決してないこと。それをはき違えてはなりません。

むしろ、失点よりもフォーカスせねばならないのは、得点がままならなかったばかりにドローに終わってしまった、という部分で。
開幕からチャンスはありつつもノーゴールであった松本に、待望のリーグ戦カターレ初ゴールが生まれたこと。ひとつ肩の荷が下りたこと。これは、ポジティブに捉えるべきことかと。
2022シーズン讃岐在籍時に続き、対岐阜戦でゴールを挙げてみせた松本。なんなら、当時は鳥取戦でもゴールを決めているという。
ひとつのプレー、ひとつの結果がその後に及ぼす影響を知るからには。
なかなか出なかったものが、ひとつのきっかけで勢いよく出るようになるーーーいわゆる、ケチャドバ理論。それを、実践すべきとき。
また、その気持ちが理解できるのが、松岡ではなかろうかと。
昨シーズン、なかなかゴールが遠かったなかで、シーズン初ゴールを決めたのが鳥取との前回対戦でした。シーズンも32試合目、だいぶ終盤に入ってようやくというところでしたが、その後の6試合にもう2得点を重ねたことからも。
松岡もまた、今節をきっかけとせねばならないところ。鳥取側に「またアイツにやられてしまった」というような、鳥取キラーっぷりを見せつけねば。
前節同様に、ということならば。
松本とともに途中出場し、試合の流れを変えるきっかけを作った伊藤にも期待したいところです。
鳥取との前回対戦では、伊藤が積極的なシュートを放ち、その跳ね返りを末木がゴール、同点に追いつくというシーンも。
そこで得た手応えを糧に、昨シーズンの終盤戦はレギュラーに定着、チームを支える力となりました。
2年目となる今シーズンも、前節のプレーぶりを見ても明らかなように、やはり魅力あるプレーが出来る選手です。
得点への期待、アシストへの期待。総じて、チームを勝たせる期待。
それに、是非とも応えてほしいです。
攻撃陣の奮起が相乗効果を生み、勝利への大きなうねりとなるーーーそんな展開を、願ってやみません。

似たような状況での対戦となった前回対戦。それについては前述の通りですが。
もうひとつ言えば。
前回対戦では、連続負けなし継続中の鳥取に対して、まさかのオウンゴールで前半早々にリードを許してしまうという、あってはならない展開さえありました。
しかし、そこで屈しなかった。前半のうちに追いつくと。後半の松岡のゴールが決勝点となり、逆転勝利。
それは、前の試合でのアディショナルタイム敗戦ショックを引きずっていては、とうてい得られなかった勝利でした。
ならばこそ。
今節もまた、魅せてほしい。
前節の痛恨ドローのショックを振り払うような快勝をもって、鳥取と順位逆転、上位追撃に向けての勢いがつくような、そんな試合を!

勝つことの重要性を、思い知ったからには。
為すべきことを、成し遂げるのみ!
勝つべき試合を、勝ちきるのみ!
ホームの期待に応える快勝を!

勝ち点3を、奪取せよ!

勝たれ!!!富山!!!!!
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする