行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

「ここぞ!」で勝てない勝負弱さ。課題克服ならず敗れる  AC長野パルセイロ戦

2017-05-30 05:42:53 | カターレ富山
0-1で敗戦。
昨年7月の同スタジアムでの前回対戦時と同様、スコアレスドローという結果になるのではないか―――正直、その可能性を高く見積もっていました。いや、だからこそ、その可能性をはねのけて勝利をつかむ重要性、昇格を争うライバルを相手に勝ち点6ぶんの価値のある勝利を挙げる必要性があった・・・のですが。
なかなか点の入らない堅い試合になるという予想に関しては、そのとおりでしたが。
前半29分、セットプレーからのワンチャンスをものにされ、失点。
追いつき、逆転せねばならない立場に立たされたカターレ。しかし、反撃が功を奏することは無く。結果、無得点で敗れることに。

スタメンの発表に驚いたファン・サポーターも多かったかと。ケガの影響もあって昨季1度も出場のなかった馬渡が、今季初出場初スタメン。
思えば、ルーキーであったちょうど2年前の5月。同じアウェイ長野戦でプロデビューを果たしたのでした。
もちろん練習からの取り組みが認められての抜擢ではあるでしょうが、本人としてはやはり、そのプロとしての原点をしっかりと再確認しながら臨む試合となったことかと。
天候は快晴ながら、吹き抜ける風の影響を考慮しながらのプレーが求められた試合。
前半のうちから、予想通り堅い展開に。お互いにボールに激しく向かっていき、一進一退。
そんななか。
中央の遠目から、カターレから移籍していった三上が果敢にシュート。上に外れて決まりこそしなかったものの、可能性を感じるシュートでした。
監督が試合後のコメントで「あのような惜しいシュート、前向きなシュートがあると流れが変わることがある」と振り返りましたが、まさにそんなシュート。
実際、そこから長野に流れが傾き、29分にFKから頭で合わせられ、失点。結果的にそれを決勝点とされてしまったのでした。
三上に関して、「相変わらずだな」という印象。
カターレ在籍時もそうでしたが。膠着状態から、良い意味で場の空気を読まないシュート。
もちろん決まるのが最良でしょうが、決まらずとも、攻撃の意志、ゴールへの意志をしっかりと示すには重要なこと。結果論でものを言うわけではありませんが、事実、それが流れの奪取につながったのも確かであったし。
そういった彼の持ち味というものが、移籍していった先でも変わっていなかったというのが、なんともまた。
それよりも。
カターレの側でも、そういったプレーをしなければならなかったのではないかと。
このブログの今節のプレビューでも触れましたが、個人的には陽次にそういった「空気の読まなさ」というような要素を期待していたのですが・・・。
思うようにいかない展開のなか、前半は僅かにシュート1本。
堅い守りを崩す展開には持ち込めませんでした。

前節のYS横浜戦では、不甲斐ない展開であった前半からハーフタイムをはさんで一念発起、後半開始早々に得点し、それを勝利に繋げました。
その再現を目指すべく臨んだ後半戦。
53分に北井、61分に萱沼、76分に柳下と、攻撃的ポジションの選手を早めに次々と投入。「どうしても点を獲る!」という意思を示した起用。
そうして守る長野に押し気味に試合を進めたものの・・・。
苔口が「最後にシュートで終われていなかった。センタリングを上げてもクリアされてカウンターを食らうというのがきょうも多かった。もっと合わせていくこと、積極的にシュートを打つ意識をもつことが必要だと感じた。」と振り返ったように。
ここぞ!という場面で決められないという、これまでも抱えてきているところの課題というものを・・・今節の重要な一戦で開眼することができたなら、それはとても大きなプラスとなったはずですが。
どうにもならず。
克服は、出来ずじまい。
結果、堅守を誇る長野に今季10試合で7回目の零封試合を達成させ。1点を守り切られるかたちで敗れました。

また、「ここぞ!」で勝てなかった。
去年のJ2復帰失敗の最大要因は、やはり「ここぞ!」で勝てなかったこと。
それを、またも繰り返してしまった。
長野と3あった勝ち点差。6に突き放すはずが並ばれてしまい、得失点差で1上回られて4位に降下。
シーズン1/3を消化。
それを、「まだ1/3、残り2/3ある」などというのは、いささか楽観に過ぎるでしょう。
「ここぞ!」で勝てない課題をクリアできないことには、先行きは暗いとしか言いようがありません。
もちろん、このままで良いわけがない。
課題がクリアできていなかろうが、決定力不足が続いていようが、試合は待ってくれません。他クラブはカターレの成長を待ってはくれません。
ならば、どうするか。
決まっています。自分たちで、なんとかするしかない。自分たちで、勝ち切る強さを1分1秒でも早く身に着けていくしかない。
長野との再戦は半年後、11月19日のホーム戦。
その時までに、この痛い1敗を乗り越え、対戦でもリベンジを果たすために。
悔しかったら、勝て!!
勝ち続けることでしか道は拓けないのだから。
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第10節 AC長野パルセイロ戦

2017-05-27 22:19:25 | カターレ富山
手放しで喜べる内容でこそなかったものの、それでもしっかりと勝ち切って勝ち点3を積み上げた前節・YS横浜戦。そう出来たからこそ、首位・秋田との差も縮まり、今節の結果次第では再びトップに躍り出るチャンスを得られる3位の位置にいる、とも言えます。
そんななか、今節は長野Uスタジアムに乗り込み、勝ち点差3で4位につけるAC長野パルセイロとの上位直接対決となります。
昇格争いのライバルクラブとの対戦は、勝敗の行方がこの1試合だけでなく、あるいは今後の行く末まで左右するのではないかという重要な一戦。負けるわけにはいかない、いや、勝つしかありません。

ここ5試合はカターレと同じ2勝3分けの長野。特筆すべきは失点の少なさで、今シーズンここまでわずか3失点はリーグ最少。
前節もその堅い守備力を発揮。6連勝中であった首位・秋田とアウェイで対戦し、勝利こそならなかったものの零封で連勝をストップしました。複数失点が無く、ここまで9試合中6試合で零封しています。
沼津戦でこそ3失点があったものの、同じく9試合中6試合で零封のカターレ。決して引けはとっていません。
守備が堅いチームどうしの対戦であるだけに、1点の重みというものがより際立つ対戦となることは想像に難くありません。
決定力不足によって、前節にしても「勝つには勝ったけれど、もう少しなんとかならなかったのか?」という結果であったカターレ。しかし、それは長野も同じようで。むしろ総得点ではカターレよりも少ないくらいで。
過去2年の対戦でも拮抗した試合が続き、一方的な展開になった試合が無いこのカード。
両者譲らずに堅い守備で無失点に抑えるも、決め手を欠きスコアレスドロー―――そういう結果に終わる可能性も、むしろ高いとすら言えるかもしれません。
しかし。
長野にとっては、勝ち点差3の富山に勝つことで上位に食らいついていくために、是が非でも勝ちたい試合。それでなくともホームゲームであり、引き分けで良しということはまったくないはずで。あるいは今シーズンいちばんの気合でもって勝利をもぎ取るべく試合に臨んでくることかと。
無論、そうさせてはならないカターレ。直接対決を制して勝ち点差をさらに広げるチャンスでもあるなら、もちろんそれを狙わないわけにはいかないのであり。「優勝を狙うチームはかくあるべし」という姿勢を、昇格ライバル対決を制することによって見せつけねばなりません。

もちろん、言うは易く行うは難し。
過去2年も、今シーズンここまでも、長野が高い守備力をもって“堅い”チームであることは、カターレのメンバーもよく良く知っているだけに。山形やパブロといった昨シーズンは別のクラブにいた選手にしても、その認識は共通のものであったのではないかと。
そんななか、期待したいのは陽次。
昨年まで徳島にいた彼にとっては、長野とは初対戦。もちろん相手の特徴の把握やチーム戦術の徹底こそ図ってはいるでしょうが、それでも。
あるいは、堅いイメージを持っているがために必要以上に意識してしまう可能性もありますが、だからこそ。初対戦だからこその、良い意味で空気を読まない活躍をしてほしいと願います。長野にとっても、今シーズンここまでの彼のデータはあっても、それでも直接対戦した具体的にイメージがわく選手ではないわけで。
そのあたりのギャップを突き、持ち味であるゴールに向かっていく積極性を今節でもしっかり発揮し、それを得点につなげてほしい。そう願います。
そして、守備では永井の活躍に期待。
リーグいちばんの堅守である長野ですが、カターレだって決して劣ってはいない。それもひとえに、正GKとしてフル出場を続ける永井の貢献が大きいことは明らか。
相手もそのあたりは意識しながら攻めてくることでしょう。それでも、そんな攻撃をことごとくシャットアウトすることで、「ああ、このGKからは得点できないのではなかろうか?」という不安を与えるような。
もちろん、今節も狙うは当然のように零封。その力を存分に発揮し、カターレのゴールを守り切ってほしいです。

北陸新幹線の効果もあり、富山からも毎度多くのファン・サポーターが駆けつけるこのカード。昨年はJ3史上初の1万人越えの動員でした。
今節もまた、勝ち点差3の上位直接対決という注目度が高い中での対戦。応援にも気合が入るというもの。
そんな期待に応え、しっかりと勝ってほしい。
「ここぞ!」という試合を勝てなかったことでJ2復帰に失敗してしまった昨シーズン。
今節、この対戦こそが、まさに「ここぞ!」という試合。
ならばこそ。
昨シーズンとの違いを、勝利という結果でもって確実に示さねばならない試合とも言えます。
プレッシャーもかかるでしょう。堅いチームから得点して勝ち切るのは容易ではないでしょう。
しかし、それでも。
それでも勝ち切ることで、1勝以上、勝ち点3以上の価値を持つ試合を制することで、今後にもつながる自信を得る勝利としなくては。
ならば、勝て!!
昇格争いライバルに勝って、カターレこそが優勝に、J2にふさわしいクラブであることの証明を!!

勝たれ!!!富山!!!!!
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ベテランコンビが呼び込んだ勝利!修正力を発揮し勝ち切る Y.S.C.C.横浜戦

2017-05-21 22:12:31 | カターレ富山
1-0で勝利!
「前半は攻撃も守備もちぐはぐで、今季ワーストといってよいぐらいの内容で、相手に助けられた部分もある。」
ペースを握りながらも勝ち切れなかった前節の反省を受けて、しっかりと気を引き締めて臨まねばならなかった試合。にもかかわらず、上記の衛藤のコメントが示すように、それが出来ていないどころか、“今季ワースト”という表現が謙遜でもなんでもない、というような。
監督にして、「前半の45分間を無駄にしてしまったと思うぐらいに、選手たちを思い切ってプレーさせることができなかった。」とまで言っています。
もちろん、下位のYS横浜だからとなめていたわけではないのでしょう。
けれども。
こちらがなかなか思うように攻撃のかたちをつくれない、むしろ攻撃に迫力があったのはYS横浜のほう。結果的には無失点ではあったものの、脅威という面で言うならば、いったいどちらが成績上位クラブであったのか?という。
今年初めての30度を超える真夏日で、コンディション的なキツさがあったことは事実。しかし、気候条件はお互い様であり、むしろホーム戦では言い訳など出来やしません。
それでなくとも必勝を期して臨まねばならない試合ではなかったか?
差がほとんどない上位戦線にあって、勝ち点2を失うかたちで引き分けた前節を引きずって勝てないなど、最も避けねばならない事態であったことは明白。
にもかかわらず、必勝の思いをプレーで体現することが出来ていなかったどころか、ホームのファン・サポーターを不安にさせる内容であったことは・・・どうにも、遺憾であったと言わざるを得ません。

それでも。
悪いながらも無失点で切り抜け、0-0で折り返しながら迎えることとなった後半戦。ハーフタイムにしっかりと不本意な結果となった前半を反省し、気持ちを新たに臨むことに。
開始直後からそういった気概というものがプレーから見受けられ、ファン・サポーターも「お?」と見る目を変えていたところ―――
後半の6分。
中央でボールをボールを持った陽次が右に蹴り出すと、果敢にオーバーラップしてきた山形につながり。
「中に2、3人いるのが見えていた」という判断から中央へ蹴り出すと、それをしっかり頭で合わせた衛藤のヘディングシュートが決まり、先制ゴール!
シーズン開幕戦であったFC東京U23戦でも見せていた“東福岡ライン”が再び。そのときと同じく山形のクロスに衛藤が頭で合わせるというかたちで、見事に決めてみせたのでした。
試合開始前には、Jリーグ出場通算250試合を記念して花束を贈られていた衛藤。先日通算350試合出場を達成した同級生・山形とのコンビプレーに「あのかたちになれば(山形選手から)良いボールが上がってくると信じて飛び込んでいる」とのことでしたが。
ベテラン選手らしい、まさに百戦錬磨の経験値がものを言った妙、というか。
やらねばならないミッションを、やらねばならないタイミングでしっかりと遂行してみせた。その頼もしさに、スタンドのファン・サポーターも暑さを忘れて沸き上がることに。

惜しむらくは、その後一気に畳みかけて行けたらよかったところ、それができなかったところ。
追加点を奪うことが出来なかったが故に勝てなかった前節のこともあり。1点差など、リードというには心もとない、有って無いような差でしかなく。(結果的に防いだとはいえ)PKを与えてしまった前節のことを思えば、さらに言えば、相手のYS横浜は、ここ4試合で7得点。得点力で言えばカターレよりも上と言えるチーム。油断などしていいわけはなく。
精神的にもキツい、暑さもあって体力的にもキツい。けれども、勝利のためには最大限に集中する必要がありました。
そして。
その集中力が実るかたちで。4分あったアディショナルタイムもしっかりとしのぎ切り、試合終了。
詰めの甘さで勝てなかった前節を繰り返すことなく、きちんと勝ち点3をものにしたのでした。

「後半は少しアグレッシブになり得点を奪えたのはよかった。しかし、チームとして特にきょうは先制点、追加点と、複数得点を目指していたので、そのための精度、集中力などいろんなところが足りなかったと思う。課題の残る試合だった。」
監督がそう振り返りましたが、まさにそのとおりであったかと。
無失点で切り抜けたことは評価すべき。しかし、それが上位争いを繰り広げるライバルチームとの対戦であったなら、果たしてどうなっていたか?
1点のみならず、2点、3点と狙っていかねばならなかったにもかかわらず。それを果たすことが出来ずじまいに終わりました。
勝ち点差が少なく、順位争いも予断を許さない状況であるならなおのこと。1点でも多く奪っておく必要があることは自明。勝ったから良し、ではなく、勝つのは最低限、さらにそれ以上を目指さねばならないのに・・・。
とはいえ。
「やってはいけない前半だったが無失点で終えて、後半はパーフェクトとはいえないまでもしっかり修正して点を取って勝つことができた。悪いゲームでも勝点3を積み上げるのは長いリーグ戦の中で大事なこと。後半に修正できたことをプラスと捉えたい。」
勝利の立役者・衛藤がそうコメントしているように。
良くない内容だったから勝てませんでした、ではなく。それでもなんとかする、という気概。
そんな気概を、勝ち点3に結びつけられた、という今回の経験。
この経験を糧とせねばなりません。
今後、苦しい状況に追い込まれてしまう試合も1回や2回ではないでしょう。
しかし、それでも。
ここで得たような経験が、きっと力になるはず・・・いや、力にしなければ。

首位の秋田が引き分けたことで、勝ち点2ぶんの差が縮まりました。ならば、連勝でさらに追撃の勢いを増していかねば。
さしあたっては、次節。
今節の勝利が単なるラッキーなどではない、そうでないことに価値を見出せるように。
連勝を目指して、反省を踏まえながらしっかりと準備していかねばなりません。
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第9節 Y.S.C.C.横浜戦

2017-05-19 23:42:34 | カターレ富山
せっかく試合の主導権を握りながら、かつ先制点を挙げながら、それを勝利に繋げられずに勝ち点1にとどまってしまった前節。連勝を期して挑みながらそれを果たせなかった事実は動かせないけれど。だからと言って立ち止まってなどいられません。
反省するだけでなく、勝利でもって自信に、力に変えていく。それを、続けていかねばならないのだから。
YS横浜をホームに迎える今節。しっかりと勝ち切る力を示し、J2復帰を目指す姿勢に揺らぎなどないことを内外に示していかねばなりません。

3季連続で最下位、今シーズンも開幕からなかなか勝てず、前節のガンバ大阪U23戦の勝利が初勝利となったYS横浜。
しかし、だからといって侮って良い相手ではないことを、深く肝に銘じなければならないのは明白。
やはり思い出されるのが、昨季第22節のアウェイ戦。最終的には勝利したものの、後半途中までに0-3という完敗ペースであったこと。
昨季、YS横浜が1試合に3得点を挙げたのはその試合だけ。ですが、今節の富山戦がまた同じように複数得点を挙げる試合とならないなどと、どうして言い切れましょうか。
失点数の多さでなかなか勝利につなげてこれなかったものの、ここ4試合で7得点、複数得点3回は、カターレの4得点1回というそれを上回っているくらいで。
前節の勝てなかった要因でもある「チャンスは作るのだけれども決定力に欠き、得点に結びつけられない」という状況をまた繰り返してしまうことがあれば・・・チャンスをしっかり得点に結びつけているというYS横浜と比較したならば、勝利は遠のく可能性がより高いと言えるかもしれません。
その意味で思い出すのが一昨年の第15節のホーム戦。
2連敗からの脱却という強い意志で臨まねばならない試合であったにもかかわらず、ワンチャンスをものにされる形で先制され。追いついたはいいけれど再三のチャンスを活かしきれずにドロー決着、勝たねばならなかった試合を落とす形で引き分けてしまった、というもの。
状況的に、今節と似ている気がします。
もちろん、それを再現してはならない。勝たねばならない試合を勝ち切らねばならない、それは自明というもの。
チャンスを活かせずに点が獲れない―――そんなことを、いつまでも言っていて良いわけがありません。
引き分けではダメだということを反省するならば。
いかに、チャンスをものにするか。いかに、勝ち切るか。
自分たちのこれまでを超えていかねばなりません。

期待したいのは、萱沼。
スタメン復帰以降、アグレッシブなプレーぶりが光る彼ですが。今シーズン、いまだノーゴールというのは、いささかどころではなく不本意です。
決めなければならないシチュエーションでしっかり決めきる―――あるいは、それを誰よりも実践せねばならない選手、という見方もできるかもしれません。
できないことをやれ、と言っているのではなく。むしろ、本人のポテンシャルからすれば、ここまでノーゴールなのが不自然なのであって。
チャンスを活かせずに得点できない状況からの脱却を、チームの好調なのに勝ち切れないという状況からの脱却とイコールとしてほしい。そう願うばかりです。

第8節まで、シーズン1/4消化時点で、勝ち点1差の3位。
もちろん、各クラブそれぞれの対戦状況が異なるので一概に言えない部分はありますが、それでも。
「これが最終結果なら、死んでたぞ」
自動昇格枠2位にまで勝ち点1差で届いていないこと。
まだ序盤戦?各クラブがそれぞれ対応を強化していくなか、そんなことをいつまで言っていられる?
最終的には、たかが勝ち点1が足りないだけでもアウトなのに。甘ったれたことは、言ってはいられません。
だからこそ、勝たねば。
チャンスは作るのに勝ち切れない、なんて状況が続く今を、すぐに変えなくては。
だからこそ、勝つ!
前回対戦は3失点の後の4得点だったけれど。今回は、無失点の4得点で。いや、むしろ5得点以上でも構わない、という勢いで。
今節は、しっかりと勝ち点3!勝ち点を失う試合は、繰り返すな!!今までの自分たちを、超えてみせろ!!

勝たれ!!!富山!!!!!
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試合内容を勝利に繋げられず。勝ち点2を落とすドロー セレッソ大阪U23戦

2017-05-15 05:52:00 | カターレ富山
1-1でドロー。
「昇格をするチームは今日のような試合を落としてはいけない」という試合後の永井のコメントが、まさにそのとおりというか。
前半のうちにオウンゴールというかたちながら先制に成功。試合の流れもカターレペース。よくボールにトライしていたし、パスにしてもしっかりと回せていたと思います。
チャンスも少なからずあったなか、なかなか追加点に結びつかない。相手をしとめるだけの“圧”というか、「このままではやられる」と思わせるだけのプレーの勢いというものが、足りていなかったということでしょうか・・・。
後半、徐々に盛り返してきたセレッソ大阪U23の攻撃のなか、PKを献上する大ピンチ。「おいおい、その程度でとるのかよ!」というツッコミを入れたくなる接触によるものではありましたが、腹をくくるしかなく。
しかし、その絶体絶命のピンチを永井の好セーブが救い、失点阻止!横っ飛びから足に当てての、冷静さが光ったナイスプレーでした。
ただ。
その勢いを、追加点につなげることは出来ず。
逆に、試合終盤の84分に失点、追いつかれてしまうことに。
結果、そのままスコアは動かず1-1のドロー。勝ち点1を積み上げるにとどまりました。

前節途中交代、影響が残っていたということか、平出がスタメンを外れ、代わって柳下。衛藤がスタメン復帰など、また違ったメンバーで臨むこととなった今節。
とくに柳下などは安定感に欠く場面も見られたりと、影響はありましたが、それでも。
それでも、誰かがいなかったからどうにもならなかった、とか、そういう試合ではなかったわけで。
点取り屋が居なかったからゴールを奪えなかった、とか、そういうことでも。
決定力不足、と言葉してしまうと簡単ですが、どうにも・・・。
相手云々ではなく勝たねばならないのが、J2復帰を掲げるカターレ。そのなかで、先制点を奪って勝利への道筋をつけた。にもかかわらず、手をこまねいていた挙句に勝ち点2を失う、という。
自分たちの甘さ、と断じてしまっても、それはそれで安直というか、それこそ甘い。
「ここぞ!」で勝てなかったことが2年連続でJ2復帰に失敗してしまったことに繋がっている―――そのことを、今一度再確認せねばならないかと。

怒涛の6連勝でがっちり首位固めをする秋田、そして無配を継続してカターレに代わって2位浮上を果たした栃木。
一挙手一投足というか、目先の試合だけで判断するのも視野狭窄というものかもしれませんが、それでも。
そんな目先の試合の積み重ねが、ゆくゆくはシーズンの結果となって表れるのだから。
悲観する必要はないにせよ、だからといって楽観していいわけではありません。
獲るべき勝ち点を失ったこと。
勝たねばならない試合を落としたこと。
相手のあることではありますが、それでも。
危機感をもって対処せねば。
取り返しのつかない状況になってからでは遅い、猶予など有って無いようなもの。
4月がそうであったように、このままズルズルと勝ちなし、なんてことに陥らないとも限らない。ならば、修正はなるだけ、いや、すぐに。
もういちど、勝ち切る強さを発揮するだけの力を、見せねばなりません。
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