行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

ブザマなる惨敗。昨季のリベンジならず、再びの悪夢 ブラウブリッツ秋田戦

2018-04-30 22:10:51 | カターレ富山
1-4で敗戦。
なんというか・・・適当な、しかるべき感情表現がみつかりませんでした。
どうして、こんなことになってしまうのか。わけがわからない。
これまでの対戦成績において、極めて相性の悪い相手である秋田。しかし、それだけに勝利を挙げられたなら、ただの1勝以上の価値があったはずの対戦。
それでなくとも、昨季は4失点無得点という大敗を喫した相手。必ずやリベンジを果たす!という強い覚悟というものが、いつにも増して必要な試合であったことは明らかでした。
ここまで既に5敗を現状を打破する上でも、難敵撃破は最重要課題。折しも先週はリーグ戦が無く、敗戦から立ち直るだけの時間も用意されていました。
これまでの弱いカターレと決別し、逆襲の一歩を踏み出さねばならない、そんな試合でした。
・・・にもかかわらず。
どうして、こんなことになってしまうのか。
リーグワースト級の失点という汚点をかき消すべく無失点で抑えねばならなかったはずが、前半の早い段階であえなく失点。早々にゲームプランが崩れました。
それも、相手のプレッシャーに負けて自ら招いたかたちの失点。これまで、幾度もあったケース。
そりゃ、相手の秋田も手ごわかったです。けれども、それ以前の問題。じぶんたちのかたちに、まったく持っていけていない。
果敢に挑みかかってくる秋田の勢いに押され、弱気な、逃げのサッカー。
連動性が小気味よかった秋田とは真逆に・・・連動以前の問題というか。ボールを保持した時点で、ようやく「さて、どうしようか?」なんてもので。先を先を見越してのプレーとは程遠く、相手にチェックに来られて、結局は無難なほうに無難なほうにパスせざるを得ない。
その受け手も受け手で、自ら呼び込む動きが出来ず。自信なさげにボールが来るのを待っているような隙を、相手が見逃してくれるはずもなく。
たまに個人技で突破を試みても、そのフォローが無く。結局は個人技止まりで有効な攻撃につながらず。
そんななかで、懲りもせずに「後方から上げるから前線の選手でなんとかして」という無責任なサッカー。
守備も守備で、退場者が出て足りないわけでもないのに、まるで人数が少ないかのようなディフェンス。相手からかけられるプレッシャーを恐れている様子が手に取るようにわかるありさま。
・・・なんというか。
びっくりした。
悪い流れは継続してしまう一方で、良い流れは継続できない―――これまでも何度も書いてきたことですが、そのまんま。
びっくりするくらい、改善が見られない。
びっくりするくらい、これまでの悪い状態のまんま。
それでなくとも、相性の悪い難敵を相手に苦戦が予想されていたはず。それを跳ね除けての勝利を目指さねばならなかったはず。いつにも増して気合を入れなければならなかったはず。
なのに、なぜ。
なぜ、2週あったのに、悪い部分が微塵も改善されていないのか。
そんななかで、あれよあれよという間に連続失点。それも、明らかにこちらの至らなさが原因という点の獲られかたで。前半のうちにハットトリックを含む4失点。
これまでの自分たちを変えるために、必勝を期して臨まねばならないはずの今節ではなかったのか。
それが、びっくりするくらいに、悪い意味で全然変わっていない。
なぜ、そんなことが出来てしまえるのか、まったく理解できません。


互いの力と力がぶつかり合うような、拮抗した良ゲームにおいては、前半45分が、体感時間で15分から20分くらいでは?なんて感じることがあります。
それとは真逆。まるで、1試合が終わったかのような徒労感がのしかかったのは、言うまでもありません。
ゴール裏は、後半の応援をボイコットすることに。
その行動に、秋田側から「それでもサポーターか!」という非難もあったとか。いかに絶望的な状況といえど、いや、苦しい状況だからこそ、チームを信じて鼓舞するのがサポーターのあるべき姿ではないのか!ということでしょう。なるほど正論です。
しかし。
ひとつだけ言わせてもらいたいです。
「サポーターだって、それぞれに意志のある、感情のある人間だよ」と。
ただ単に声援を、歌をスタンドからピッチへと届けるだけなら、案山子にスピーカーでもくっつけたものを並べておけばいい。採算を無視すれば、AI制御かなんかで戦況に応じた応援、歓声を試合展開とシンクロさせるなんてことも、技術的には可能でしょう。
ただし、それはサポーターの応援じゃない。単なる音声、音、空気の振動でしかない。愛するクラブにかける熱というものが伴っていないならば。
その熱、情熱というものも、どこかから勝手に湧いて出ているものじゃない。供給源から補給し、それをエネルギーに変換しています。
すなわち、それは選手たちのプレーであり、勝利を目指すひたむきさであり。クラブの誇りであり。
それらを受け取り、応援、声援として還元。それを選手たちがまた受け取って力に変えていくというサイクル。
それが、真にクラブがひとつになる、ということ。スローガンにも掲げられている、「心ひとつに」ということでもあります。
そのサイクルが、崩れてしまった。
あまりにあんまりなプレーぶりに、情熱をエネルギーに変換できないところまで追い込まれてしまった。

べつに、4点獲られたことがどうこう、ではありません。3点なら我慢できた、ということではないのだから。
これが仮に5点獲られた試合であっても、同じようにしたとは思いません。絶望的な状況でも果敢にプレーする選手たちの情熱が感じられたなら。
それが、今回はどうか。
これまで浮き彫りにされてきた課題・・・昨日今日からの問題ではないのです。まずい守備の隙を突かれての失点にしろ、逆転を期待できない攻撃にしろ。
そんな状況にもかかわらず、なにひとつ改善が見られないプレーをされたなら。
サポーターだって、人間です。
どんな苦しい状況でもチームを励まし続けるのがサポーター?
どんな大敗を喫したとしても、ネガティブになってもしょうがないから「いいよいいよ、次こそ頑張れ!」と言い続ける?
・・・それは、ほんとうに健全なサポーター像なのでしょうか?
それは、甘やかしというものでは?あるいは、理想というものに自らの意志を塗りつぶされてはいませんか?と。クラブを愛すること、大切に思うことの本質を、はき違えてはいませんか?と。

試合後、社長と黒部部長をゴール裏に呼んで意見を交わす、というシーンがありました。
監督交代ということを現実的に視野に入れねばならないのでは?というサポーター側からの意見に、「手段のひとつとして、当然考慮はしなければならない」と。
ただ、と続いて。
まだ優勝の可能性は失われてはいないなかでもあり、それを目指してしっかりやっていく、とのこと。
そうじゃないのにな、と、残念に思えてなりませんでした。
我々サポーターも、さすがに「監督を代えさえすれば、今までの状況がすっかりリセットされて万事うまくいく!」なんて妄信するほどお花畑思考ではありません。
手遅れになってからでは遅い、ということを知っているから。
仮に新監督を迎えたところで、いきなり成果が出るとは思いません。いや、だからこそ。順応期間を含めて、さらに優勝を目指すことを諦めないのであれば。逆算していけば、時間が足りないことは、明らか。だから、いま言うのであって。それを、可能性がまだまだ残されているうちから判断できない、なんて言われても。
手遅れになってからでは遅いのです。
なにか、選手のプレーぶりにも重なるところがあるように思えるのですが。
たとえ先制点を奪われたとしても、その時点で負けが確定するわけじゃない。点を獲り返して逆転勝ちすればいいこと。
なのに、その勝利への道筋が立てられない。
ゴールを決めねば勝てない。それはわかり切っているはずなのに、そのために有効な攻撃が構築できない。
勝つためには何が何でも得点せねばならないというのに、それに消極的ですらあるように見えてしまう。石にかじりついてでも得点してやる!というような執念が、希薄に思えてならない。
手遅れになってからでは遅いことが、プレーで体現できていない。
「まだ間に合ううちに」という思いが、どうにもすれ違っているような気が。それは、由々しき問題であろうと思います。

もちろん、応援ボイコットなど、本来あってはならないことだと思います。とてもほめられたことではなく、非難を受けることも甘受せねばならないかと。
けれども。
愛想が尽きたから、どうでもいいから投げ出した、放棄した―――そんなわけでは、決してない。それだけは、絶対に譲れないです。
手段に問題があったとも思います。けれども、どう考えても問題があるプレーぶりであった選手たちを、作り笑いで拍手するようなことが正しいとは、到底思えない。
ボイコットを正当化はしません。
しかし。
カターレを思う気持ちに嘘はない。本気で応援している。その信念を貫く覚悟に、変わりはない。
そのことは強く言っておきたいところです。
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第8節 ブラウブリッツ秋田戦

2018-04-28 22:37:34 | カターレ富山
前節から2週ぶり、試合のなかった週をはさんでのホームゲームとなる今節。昨季の覇者・ブラウブリッツ秋田を迎え撃ちます。
前回ホームゲームで快勝をおさめたにもかかわらず、その勢いを継続することなく無得点であえなく敗れてしまった前節。実質最下位という窮地から逃れるには、勝つ以外にありません。
この、1週間ぶんのインターバルが、どう作用するのか。その間、長野と練習試合をおこなって勝利してはいますが、やはり、公式戦とは切り離して考えるべきで。
連勝をかけて臨んだはずが、連敗のそれと同じ試合展開で敗れた前節のこともあります。
良い流れはすぐに断ち切られてしまうのに、悪い流れは継続してしまうという・・・これまでの悪癖にならうなら、「試合のない期間を無駄に過ごしていたのか」なんて批判とともに敗れる、なんて展開も、十分にあり得るところ。不本意ながら、これまでと変わらなければ、変われなければ、そうなってしまう可能性のほうが高いとすら言えます。
もちろん、そんなのは願い下げ。
連敗など論外として。目の前の1戦に集中するのはそうなのですが、それに加えて、今後の自信につながるような勝利でもって、むしろ連勝の足掛かりとしていかねばならないところです。

今季ここまで7試合は、ある意味、去年からの流れが踏襲されたかたちの勝敗とも言えます。
藤枝とガンバ大阪U23に勝利していますが、それらクラブには去年も勝っている。
逆に、敗れた5敗に関しては、ほぼ去年も敗れている相手。昨季はセレッソ大阪U23のみ2分けでしたが、勝てなかったという意味では同じ。
つまり。昨季後半からの失速が、シーズンをまたいで選手の大幅入れ替えがあったにも関わらず、そのまま続いているという見方も出来るかと。
要するに、相性の良い相手には勝っているけれど、悪い相手にはまったくもって改善が見られない、ということでもあります。
その意味で言えば。
過去の対戦でわずかに1勝しかしていない秋田は、ワーストクラスの相性と言えるかもしれません。
その1勝すらも、2015年のシーズン開幕戦での1-0の辛勝。開幕戦ゆえの難しさなどを加味すれば、引き分け以下でもまったくおかしくなかった試合と言えます。
一方で、チームがまとまってきた段階での対戦で言えば・・・昨季、ホームで0-4という惨敗を喫したトラウマがよみがえります。
直近の敗戦であるところの相模原戦にしても、その前の敗戦・沼津戦にしても。前回敗れた借りを返してやるぜ!と臨んだはずが、あえなく返り討ち。
相性ということで言うならば・・・むしろ、“いつも通り”に敗れてガッカリ、という展開の可能性のほうが高いことは、否めないでしょう。
しかし。
だからといって、それが敗れても仕方ない理由になど、なりはしません。
むしろ、ピンチをチャンスに変えねばならないシチュエーション。
悪い意味での“いつも通り”に囚われてしまっている現状。それを打破する勝利を、苦手の秋田から奪うことが出来たならば。
それは、単なる1勝以上の価値がある勝利で間違いない。
それを目指さない理由などありはしない。勝たねばならない理由しかないのです。
窮地脱出をかけた試合で、逆に急反発へのエネルギーを得る。そんな試合にせねばならないのです。

期待したいのは、苔口。
おそらく、ですが・・・先制された時点で“終わった”試合になってしまうのではないかと。前節がそうであったように。
リーグワーストの失点を改善して無失点に抑えねばならないのは、言うまでもない当然のこととして。
失点をしない以上に、「得点を挙げねば勝てない」という言わずと知れたことを、確実に成し遂げねばならないのです。
その急先鋒として、果敢にゴールを狙っていかねばならないのは・・・やはり、チームの顔であるエース・苔口のさだめでしょう。
チーム最古参の選手として。勝てない悪癖を改善せねばならない責任というものは、誰よりも痛感しているはず。それを、自ら成し遂げずしてどうするか、というところ。
ごく一部の飛び抜けた実力者がチート級能力を振りかざす、といったチームではないカターレ。それでも、そんななかにあっても、苔口の存在は相手クラブからしてみれば、一目置く選手ではないかと。
そんな選手が得点を挙げるという効力を、今一度、しかと胸に刻んで臨まねば。
それでなくとも、ホームゲーム。ファン・サポーターの期待を背負い、それに応えねばならないのは必然。
勝つために当たり前のことを、当たり前にやってほしい。そう、強く願うばかりです。
それなくして勝利なし。昨シーズンの覇者の攻撃力におびえているだけでは勝てないのは道理。勝つには、得点するしかない。だったら、それを、チームの顔が決めることでより勝利に近づく・・・そんな試合にせねばならないのです。

ここまで既に5敗と、振り返ってみれば辛い状況でしかありません。ネガティブな気持ちのままにいたところで、先を見ても、まさに「お先真っ暗」というところかと。
それでも。
変えなければ、変わらない。
勝たないことには、状況は悪化こそすれ、良化などするはずがないのです。
試合後のコメントで、「来場してくれたファン・サポーターに申し訳ない」なんてのは、もうたくさん。
そうではなく、「ファン・サポーターに勝利を届けられてうれしい」というものにせねばならない。
そのために、何が必要か。当然、勝つこと。勝つために、ゴールを挙げること。ゴールを挙げるために、これまでの消極的ですらあった攻撃の姿勢をあらためること。
簡単な試合にはならないことが目に見えている、難敵・秋田。
だからこそ、その苦手の相手を下しての勝利を自信へと変えるために。
ただひたすら、勝ちにこだわらねばならない試合。

悪い流れを断ち切れ!!今すぐ!!
ゴールデンウイーク連戦の初戦を勝利で飾り、連勝へとひた走れ!!!
勝たれ!!!富山!!!!!
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“いつも通り”の敗戦。止まらないアウェイ戦連敗 SC相模原戦

2018-04-16 23:44:56 | カターレ富山
0-1で敗戦。
このブログでも、何度となく書いていることですが。
「良い流れは継続できない一方で、悪い流れはしっかりと引きずってしまう」という悪癖。勝ち進んでいくには、それを改善せねばならないと。
今節の結果が、まさにそれ。
3-0で快勝した勢いを連勝につなげなければならなかったのに。その勢いはパッタリと断たれ。
一方で、0-0で迎えた後半開始直後に失点という、前回アウェイの沼津戦、前々回アウェイのFC東京U23戦での失敗を、またも繰り返し。百歩譲って失点そのものは仕方ないとしても、それまでの反省を活かすならば、やりようはあったはず。40分近い残り時間、点を獲り返さねばどうなってしまうのかは、わかっていたはずなのに。
敗戦の反省は、活かされず。「点を獲らねば勝てないということを、本当にわかってプレーしているのか?」という懸念を抱かざるを得ないような、“いつも通り”のプレーぶり。
前節、4-0という大勝を飾り、その勢いのままに、今季ホーム初勝利を目指して臨んでいた相模原。決勝ゴールを挙げたジョン ガブリエルをはじめ、各選手が気迫あふれるプレーをしていました。そんな相手に対して一筋縄ではいかなかった、という面は、たしかにありましょう。
けれども。
だからと言って、負けて仕方ない理由になどなりはしません。
相手の出来が良かったとしても、それをさらに圧倒するだけの力でもって対抗せねばならなかったのではないのか。
連勝を目指していたのはカターレも同じであったはず。むしろ、優勝を目指しながら既に4敗などというそれまでの汚名を返上すべく挑んだ今節、いつにも増して連勝への気概を見せねばならなかったのではなかったのか?
にもかかわらず。
やったのは、“いつも通り”のカターレのサッカー。
「良い流れは継続できない一方で、悪い流れはしっかりと引きずってしまう」という悪癖を、またも晒してしまい、結果、無様に敗戦。
相手よりもなによりも。自分たちの弱さに敗れた試合でした。

いったい、いつになったら改善されるのかと。
シーズン序盤でまだ本調子じゃない?そんなわけあるか。
一足飛びに強くはなれない?一朝一夕に強くなれるなら苦労はない?
仮にそうだとしても。じゃあ、いつになったら強くなるのかと。
カターレが研鑽を積んで強くなる間、他クラブがなにもせずボケーっと待っていてくれるだけなら、追いつき追い越すことも容易かもしれませんが。現実には、そんなことあるわけがない。
時間は有限。あたりまえのこと。他クラブだって、強くなる努力を惜しまないでしょう。
それを踏まえたうえで、他クラブよりもさらに強くなっていかねばならないということ。もちろんたやすいことではないでしょう。けれど、それを押してなおやり遂げねばならない。それを、本当にわかっているのかと。
練習からみんな頑張っている?そんなのは当たり前のこと。当たり前のことをあらためて言われても。
頑張ったうえで、さらに結果を残さねばならないのがプロだろう?と。
それが、結果を出せないことで「本当に頑張っているのか?」「普段から真面目に練習していないから結果も出せない、勝てないんじゃないのか?」などと、疑念をはさむ余地を示してしまっていることそのものが問題なのであって。強さを示すことが出来れば、勝つことが出来ていれば、そもそも、そんな疑念を抱くこともないはずなのだから。

昨シーズンお世話になったクラブに恩返しゴールで応えねばならなかった新井でしたが・・・得点どころか、自らのミスが失点に直結してしまい。
その後、汚名返上の機会なく交代となったのは、当初プラン通りの策ではなかったのではないかと。つまりは、懲罰交代。
前日に誕生日を迎えて21歳となり、さぁ、これから!という矢先。期するところも大いにあったでしょうが・・・ほろ苦いどころではない凱旋となってしまったのでした。
同じくスタメン出場していた前嶋にしろエドにしろ、頑張ろうとはしていたのでしょうが、それが結果に結びつくことはなく。
なんというか・・・頑張りが近視眼的というか。
攻撃を仕掛けるのは、何のためか?得点を奪うため。
得点を奪うのは、何のためか?勝つため。
勝つのは、何のためか?優勝するため。
優勝するのは、何のためか?J2昇格を成し遂げるため。
すべては、つながっています。
もちろん、試合では臨機応変。その時その時で対応せねばならないでしょうが・・・それでも。
目先のプレーに集中するのもいいけれど。
最低限、あたりまえのことは気に留めてプレーしなければならないはずなのであって。すなわち、得点せねば勝つことが出来ないという大前提をもとにプレーせよ、と。
プロの選手に向かって、何を当然のことを、と言われてしまうかもしれませんが。
そのあたりまえのことが、あたりまえに出来ていない。だから、勝てない。
ハッキリ言って、相模原に・・・いや、これまで対戦してきたチームにも、気迫で負けてしまっていたことが敗戦に繋がっている。そう思えてななりません。
勝利への執念を燃やし、勝つ可能性を1%でも上乗せさせることを念頭にプレーしたならば、こんな体たらくにはならないのでは、と。

アウェイ戦で、また負けた。
個人的に今季3戦目の現地応援でしたが、3敗。さすがにへこみます。
監督コメントが、「遠く〇〇の地まで駆けつけてくれたサポーターのみなさんに申し訳ない」というのが、なかばテンプレと化していますが・・・今節は、それすらなかったようで。
「ホームのファン・サポーターの前で無様な試合は出来ない。絶対に勝つ!」という思いは、どのクラブも同じ。そりゃ、気合も入るというもの。
けれど、それを上回る気概でもってねじ伏せる強さを見せねばならないのに・・・ことごとく、返り討ち。
いったい、いつまでそんなことを続けるのかと。
要するに、気合負け。
覚悟の足りなさの表れ、と言ってもいいでしょう。

後半戦のどん底状態から、ついに這い上がれなかった昨シーズン。その流れを払しょくできていない、今季ここまで。
必勝の覚悟を結果で示すことができないうちは、このどん底にくすぶり続けるままになってしまう・・・そう思えてしまう、今節の敗戦でした。
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第7節 SC相模原戦

2018-04-15 03:18:42 | カターレ富山
不本意極まりない連敗からようやく脱出できた前節。今季初の無失点を成し遂げましたが、本来、連続で、しかもほぼ毎試合複数失点していた状況の方が異常であったわけで。
単なるまぐれ勝ち、などと言わせないためにも、連勝でもって力を示さねばならない今節。アウェイでSC相模原と対戦します。

今季ここまで、カターレと似たような状況の相模原。
得点ができている一方、失点の多さが足を引っ張り、それによって勝ち星になかなか結び付かず。
それでも前節は攻守がしっかり噛み合い、北九州を相手に4ー0で快勝。今季初勝利を挙げました。
複数得点もさることながら、しっかりと無失点で抑えた守備が勝利に繋がったのが、なにより嬉しい。この勝利を1試合だけのまぐれになどせずに、連勝してやるぜ!・・・まさに、カターレの今の状況そのまま。
それでも。
同じところばかりでもありません。相模原の方が消化試合が少ないこと。勝てなかった試合でも毎試合得点していること。ドローが2試合あること。今節、ホームゲームであること。
なによりも・・・カターレに対し、前回対戦で逆転勝ちした実績があること。
昨年10月の相模原での対戦では、先制点を奪われながらも前半のうちに逆転に成功。しかし、後半に逆転され返して敗れてしまったのでした。
選手の入れ替えもあったとはいえ、当時を知る者も少なくなく。
なかでも、その時決勝ゴールを挙げたジョン ガブリエル。前節もゴールを決めて勝利に貢献、2試合連続ゴールに向けて気合いもバッチリ、というところでしょうか。
カターレとしては、なんとしてもリベンジを果たさねばならない試合。そこに「前節はたまたま、まぐれで勝っただけ」などという要素が入って良い理由など、ありはしません。
むしろ、「だからこそ、勝つ!」という気概が必要なのは、言うまでもありません。
相手が似たような状況なら、なおのこと。失点が「またか」という意気消沈を招くことは、容易に想像できるだけに。
連勝できるのは、どちらか1チームだけ。
なら、カターレがそうならなくて、なんとするか。

昨シーズンまでカターレで活躍していた北井の移籍先でもある相模原。今季すでに2ゴールを挙げ、新天地でも存在感を発揮しています。今節、古巣を相手に活躍を誓っていることでしょう。
古巣との対戦と言うなら。
相模原から移籍してきた新井にとって、凱旋試合。いやがおうにも気合いが入るのではないかと。
前節、あるいは狙い通りではなかったかもしれませんが、それでも、待望の移籍後初ゴールを決めました。得点を期待されるアタッカーとして、ひとつ壁を越えた格好。
だったら。ここからいよいよ本領発揮といこうじゃないかと。
古巣相手に恩返しゴールで、健在ぶりをみせつけてほしいです。

昨季逆転負けした同カードでの敗戦以降、シーズンをまたいでここまでアウェイ戦5戦全敗という、ふざけた状況に陥っているカターレ。
そんなことは続けて良いわけがない。
連敗の始まりだったというなら、今節勝利で、逆に連勝の始まりにしなくては。
連敗はしても連勝はできない、など、あってはならない。
だったら勝つしかない。
勝って、前節掴んだ手応えが本物だと、証明せねば。

相模原との違いがもうひとつ。
カターレが、J2を目指すクラブであること。
その期待に、応えねばならないこと。
だからこそ、勝つ。
連勝で、その覚悟を示せ!

勝たれ‼富山!!!!!!
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連敗の留飲を下げる勝利!3得点かつ無失点で快勝! ガンバ大阪U23戦

2018-04-09 22:17:52 | カターレ富山
3-0で勝利!
まさに、背水の陣で臨んだこの試合。勝利への気迫がプレーににじみ出ていました。
4月とは思えないほどの肌寒さ、それに加えて雨も降るという難しいコンディション。さらには、経験こそ少なくても、個々に高い技術を持つ選手が揃うガンバ大阪U23が相手。
これまで喫してきた敗戦のように、一瞬の隙が命取りという意味においては、今節もまた危険な状況であったと言えます。
それでも。
勝利への意志を前半のうちに先制点、さらには追加点を挙げるというかたちで示したカターレ。
2点差があっても油断できなかったところですが、そこでも相手の反撃をしっかりとしのぎきり。
集中力が切れて失点してしまってきた後半もしっかりと耐えたばかりか、3点目を挙げてさらに突き放すことに成功。
勝つのは当然として、油断なく無失点に抑えて勝つことが求められましたが、それもしっかりとクリア。今季初の無失点試合を成し遂げました。
季節外れの寒さの中、それでもカターレの勝利を信じて応援に駆け付けたファン・サポーター。
その期待に、今季いちばんの内容で快勝して応えてみせたカターレ。
ホーム・県総は、連敗で溜まってしまっていた留飲を下げる勝利の歓喜に包まれたのでした。

4月も8日にもかかわらず、午前中には雪もちらつくなど、春めいたサッカー日和とは程遠いなかでの試合となった今節。
北陸電力の新入社員のみなさんの動員もあって観客数の最少記録更新は免れましたが、その人たちにとっても「なにもこんな日じゃなくても」というところだったかもしれません。
「寒いから行かんわ」という人も、いたと思います。いや、それよりも・・・「勝てんから、弱いから行かんわ」という理由をつけられてしまうことのほうが、深刻といえたかもしれませんが。
そんな人たちを、「やっぱ行けばよかった」と後悔させてやらねば!という試合でもありました。
前節からいろいろとメンバーが入れ替わったスタメン。弓崎や新井のスタメン復帰もさることながら。トピックとしては、開幕戦以来のスタメン起用となった苔口、そして今季初出場・初スタメンとなった脇本でしょうか。
ふたりとも、去年の失速を知り、そこから名誉回復を目指して臨んだ今季であったはず。それがスタートダッシュで大コケ、出場できないあいだ、忸怩たる思いでいたことかと。
それでなくとも、なんとしても連敗阻止、そしてホーム勝利を挙げねばならなかった今節。意気込みは、相当なものであったかと。

冷たい雨が降ったりやんだり、といったなかでの試合。いやがおうにも前回ホームゲームのセレッソ大阪U23を思い出しました。
相手の個々の技術が高かった、ということもあったにせよ。「いったいどっちのホームだよ!?」というくらい、カターレ側のほうがプレーがおぼつかなかったりして。
新加入選手が多いことを差し引いても、それでも、ホームアドバンテージもなにもあったもんじゃない、という試合ぶりにはガッカリさせられたものでした。
今節もまたそんなことを繰り返しているようでは、到底勝利など、という状況でしたが。
そんななか、選手たちは意識も高くしっかりとプレー。特に新井・前嶋・エドといった若い攻撃陣がしっかりと攻撃への意欲を示しながらのプレー。
先制点は、まさにそんな流れから。
12分、ペナルティーエリア付近から2人を相手にも怯まずに仕掛けた新井、そのこぼれ球を拾ってクロスを上げた前嶋、その攻勢に走りこんできた差波が思い切ってシュート!
見事に決まり、うれしいJ初ゴール。2試合連続無得点であった停滞感を吹き飛ばして「今節こそ!」という勇気を与える、価値ある先制点を決めたのでした。

勝利の要件を整え、それを結果に結び付けねばならないカターレ。もちろん、攻撃の手を緩めるわけにはいかない。
そんななか、追加点が。
37分、左サイドの競り合いから、新井がペナルティーエリアわずかに外から蹴りこんだボールがポストに跳ね返るかたちでゴール。
シュートだったのかクロスだったのか・・・リプレイを見せろ!と思ったものの、残念、まだ県総の大型ビジョンは改修中だ。
スタメン復帰となった新井の移籍後初ゴールでしたが、意外性のほうがまさって、なんだか喜びきれないような得点、といった印象でした。
その新井についてですが・・・正直、本調子ではなかったように見受けられました。自身がイメージしていると思われるプレーと、実際のプレーとのあいだに齟齬がある、というか。持てるポテンシャルをフルに発揮したらこんなもんじゃないだろ?という、どこかちぐはぐなプレーが散見されました。
いや、それも裏を返せば、それだけの力を持ち合わせているということ。イメージとプレーがしっかりと合致したならば、まだまだこんなもんじゃないはず。それは、疑いません。

前半は2-0で終了、後半へ。
ただ、楽観は出来ませんでした。ここ2試合連続で後半開始直後に失点していたならなおのこと。相手の反撃を抑えつつ、しっかりと追加点を狙っていく積極性が不可欠でした。
その追加点もまた、思わぬかたちで。
CKのチャンスで、キッカーは椎名。ニアに蹴ったボールに頭で合わせた今瀬が中央に送ると、ゴール前でもつれるようなかたちに・・・って、入った???
おい、リプレイ見せろよ!ってか、改修中で見れないじゃんか!!(2回目
ガンバ大阪U23のGK 谷 晃生が猛然と審判に詰め寄ったりもしていましたが、主審ならびに線審はしっかり見ていたようで。
あとから映像を見てみましたが、なるほど、ライン上ではなくしっかりと入っている。
なんとも意外なかたちではありましたが、最後に足先が掠るように触れた苔口の、今季初ゴール。なにはともあれ、得点への意欲があってこそ決まった、貴重な追加点となったのでした。

3点差と大きくリードし、勝利をぐっと手繰り寄せたカターレ。そのまま勝つのは当然として。あとは、いかに勝つかでした。
ここまでリーグワースト失点。同じ勝つにしても、3-1、あるいは3-2では、やはりこれまでのマイナスが払しょくできないまま。
無失点で勝つ、その重要性。
試合終盤の体力的にもきつい時間帯。それでも、選手たちは集中力を切らしませんでした。
なかでも目を惹いたのは、今節のプレビューでも期待の選手として挙げたエド。88分に交代するまで、攻守両面で高い集中力を発揮。勝利への意気込みというものが、よく見て取ることができました。得点こそなかったものの、それでも、スタメン出場選手の役割はしっかりと果たしたかたち。次につながる活躍であったかと。
ガンバ大阪U23の宮本 恒靖監督にして「失点をしないというところでカターレのほうは徐々に集中力が高まっていったと思う。体を投げ出してシュートをブロックするシーンがたくさんあった。」と言わしめた守備。無失点で勝つ、その重要性を、みんなが意識し、それをプレーで示した。その成果であったかと思います。
そして、試合終了。
課題であったところの先制点、追加点、さらには無失点。なによりも、連敗阻止。それらを、しっかりとクリアしての勝利でした。

もし今節負けていたら・・・想像するだけで恐ろしい。けれども、そんなプレッシャーに打ち勝っての勝利。
まだたったの2勝、気を緩めるわけにはいきません。勝ったと言っても、3得点したと言っても。4点以上獲るチャンスはあったし、ミスも少なくはなかったし。改善の余地は多々あります。
けれども。
結果を、出してみせた。勝つことでしか得られないもの、それを、改めて実感したことかと。
だからこそ、勝って兜の緒を締めよ。
次は、連勝に向けて。
着実に、進んでいかねばなりません。
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