行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

連勝継続ならず。負のジンクスに屈する テゲバジャーロ宮崎戦

2021-03-31 06:58:33 | カターレ富山
1-2で敗戦。
フラグ、というか。前例からくる負のジンクスめいたものは、ありました。
しかし、それを跳ね返して勝利を掴まねばならなかった・・・のですが。
ほとんど開幕直後に躓いてしまっていたなかで、ようやく掴んだ開幕連勝。しかし、それを新参チームにとめられた。
新参チームのホームで、記念すべきJ初勝利を献上してしまった。
いずれも、過去に苦い思い出として経験済みですが。
それが、またしても。
極論を言えば、全28試合のなかの1試合というだけ。勝ち点のうち、3、1、0の結果で今回は0になったというだけ。
しかし。
単なる1試合以上の結果、単なる1敗以上の結果というものは、間違いなくあります。
後ろ向きに過去の再現だと嘆いても仕方ない、ということはあります。
そのなかにあって、どうするか。
どうやって、前を見据えるか。
大げさかもしれませんが、それでも。
負けたからこそ、チームの真価が問われるーーーそう思います。

午前は雨が降っていたとのことですが、曇り空の下、風の影響がほぼ無いピッチ状態。その時間帯は富山では強風が吹き荒れていたこともあり、ホームでなくてよかった、とも言えなくもなく。3戦目にしてやっとまともなコンディションでの試合であったかと。
前節の試合中に足が痛んだと思しき花井がメンバーを外れ、代わって碓井がスタメン出場。それ以外は前2戦とまったく同じ編成となりました。
試合のほうは・・・なんとも言えない展開に。
前節の大野の今季初ゴールが、「開幕戦の音泉のゴールと逆になったみたいじゃないか」という話をしましたが。
なんというか・・・今節は、前節八戸戦の意趣返しとでもいうのでしょうか。
PKによって先制点を挙げ、前半のうちに追加点を挙げて突き放し。後半、1点を返されたものの、そのまま逃げ切って勝利。
それとはまさに真逆。
PKによって先制点を奪われ、前半のうちに追加点を決められ突き放され。後半、1点を返したものの、そのまま逃げ切られて敗戦。
そして、なによりも。
懸念が、現実に。
前回、2017年の開幕連勝を止められたのは、当時の新参チームであった沼津。それを繰り返してはならなかったのに。
2013年の長崎、2014年の讃岐、そして今回の宮崎に、記念すべきJ初勝利を献上。しかも、それぞれのホームで。

もちろん、こじつけ、偶然の積み重ねを気に病んで負のジンクスに自縄自縛、などというのは愚かなことでしょう。
けれども。
リーグ戦を戦っていくにあたり、1試合1試合はそれぞれ別であっても、積み重ねであることもまたしかり。
そのなかで、流れを掴むべき試合、流れを断ち切らねばならない試合というものは、あります。たとえそれがそれぞれ別の相手との試合、ホームあるいはアウェイであったとしても。
そんななかで、重要なことは。
機を逃さないということ。
良い流れにしっかりと乗り、悪い流れは即座に断ち切る。
それが出来るチームが強いチームであり、それを成し遂げた先に目標達成、昇格もあるのでしょう。
その意味で。
負のジンクスに躓いている場合でないところ、むしろ乗り越えなければならないところで、やらかした。
宮崎の初勝利にかける情熱をどうこう言うことはありませんが、それを無慈悲に跳ね除ける非情さをもって連勝継続せねばならなかったのではないか?と。
相手ではなく自分たち自身に敗れてしまったのではないかと。

無理やりにでもポジティブに捉えるならば。
自分たちの甘さ、勝ちきれない弱さに3試合目で向き合えて良かったと。
どうしようもなくなるまで後退してしまった後にやっと気づいた、とかじゃなくてよかったと。
まだ取り返しのつかない事態にはないっていないと。
たかが1敗したくらいで大げさ?長いシーズンで負けることもあるのが当たり前?
そのたかが1敗で得られなかった勝ち点3を獲り返す手段は、ありません。
もちろん、いつまでも気にしてプレーに支障をきたすなんてのは本末転倒ですが。
勝てなかった事実、敗れてしまった現実から目をそらすことなく。
目先に一喜一憂、上等。
その積み重ねが戦績となり、最終成績につながっていくのだから。

連敗は論外として。
いかに、次の勝利へとつなげていくのか。
ただの1敗にしないために。
転んでもただは起きぬしたたかさを、発揮せねばなりません。
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第3節 テゲバジャーロ宮崎戦

2021-03-28 03:06:48 | カターレ富山
現時点で唯一の開幕2連勝チームとして。その連勝をさらに伸ばすべく、アウェイで今シーズンからのJリーグ参戦となるテゲバジャーロ宮崎と初対戦します。
4年ぶりとなる開幕連勝、かつての呪いじみた2戦目に負けるジンクスも乗り越えた。
もちろん、完璧な試合運びで圧倒的な力を発揮してのものというわけではなく、反省点、改善点も踏まえながらではありますが。
課題を、しっかりとクリアしていくことの大切さ。
さしあたって今節の課題は、初対戦となるチームに不覚をとることなく勝ちきり、連勝を伸ばすこと。
連勝が運やまぐれでないことを、勝って証明せねば。

今シーズンからの新参入チームである宮崎。ここまで2試合は1分け1敗、今節のホーム戦でJ初勝利を挙げんと待ち構えています。
過去に長崎や金沢で活躍、3年連続チーム得点王という大黒柱・水永 翔馬が負傷離脱中というのが痛手ではあるものの。
それでも、開幕戦の岩手戦は、敗れはしたものの0-1の惜敗、前節の長野戦は最終盤に追いついてのドロー。
特に前節に関しては、10分で先制されてビハインドを背負いつつの展開でありながら、粘り強さを発揮、あきらめないプレーぶりでJ初得点、初勝ち点をもぎ取ったのでした。
昨シーズン、ほぼ昇格というところまで行った、昨季戦績序列で言えば最上位の長野を相手に、アウェイで堂々と渡り合った、勝てなかったまでも勝ち点を得ることが出来たという結果は、確かな手ごたえをチームにもたらしたことでしょう。
失うもののない、怖いもの知らずのプレーがハマったならば。足元をすくわれることになりかねません。
宮崎と聞いて真っ先に思い当たるのが、元カターレの代 健司の存在でしょう。
単にかつて4年にわたってカターレに在籍した、ファン・サポーターから愛された選手だから、という贔屓目なわけではなく。
宮崎での1年目となった昨シーズンは、全試合にスタメン出場、J3昇格に大きく貢献し、JFLベストイレブンにも選出という非の打ち所がない活躍ぶり。
今季はキャプテンも務めるという、チームの中心。要警戒選手以外のなにものでもありません。
そんな代にとって、他チームにも増して気合の入るであろう古巣対戦。ホームのファン・サポーターの期待に応えて初勝利をあげるべく、全力でプレーすることは間違いないでしょう。
ゆめゆめ油断することなどできません。

期待したいのは、椎名。
かつてのチームメイトとの対戦を楽しみにしているのは、椎名もまた同じでしょう。それが、代の在籍期間ずっと同僚であったというのならなおのこと。
その期間の多くが大怪我によるリハビリの時期であったことで、心配をかけたこともあったでしょう。
けれど、その怪我も癒え、今は万全の状態。心配ご無用、心置きなくやりあえるというもの。
是非とも最長在籍の椎名 伸志ここにあり!という活躍をみせつけてほしいです。
そして、古巣対戦と言えば。
2017年、九州リーグ時代に宮崎で指揮を執った石﨑監督にとっても、凱旋試合となります。
敵将となった立場ではありますが。いや、だからこそ。
思い入れのある宮崎の地で、恥ずかしい試合をするわけにはいかない。カターレの選手たちもその意を汲んで、監督に勝利をプレゼントせねば。

宮崎は新参入チームだから実力的に下、なんてことは当てはまらない。
むしろ、勝利できていないといっても、それは爆発に向けての内圧が高まった状態とみるべきかと。
スカウティングよりも実際に対戦してみて手強い、なんてことは充分に有り得ます。
思い起こせば、前回開幕連勝の2017年。
前の試合で3-0と快勝、一気に開幕4連勝だ!と意気込んでいたところ、0-3で完敗。冷や水をぶっかけられたのが、当時新加入であった沼津でした。
その再現とならない保証など、ありはしません。
無論、そうあってはならない。
前回、三日天下ならぬ3節天下で、その後は1度も首位に立つことが無かったカターレ。そう、前節、その時以来の首位となるまでは。
勝てば、負けない。
勝ち続ける限りにおいて、首位を譲ることはありません。
勝たねばならない理由しかない。それが、初対戦の宮崎であっても。

首位の座を、手放すな!
開幕連勝タイ記録、さらにその先へ!
連勝がまぐれなどではない証を!継続する力を!

勝たれ!!!富山!!!!!
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開幕連勝!ホーム開幕戦を制し、暫定首位に ヴァンラーレ八戸戦

2021-03-23 04:08:58 | カターレ富山
2-1で勝利!
必勝を期して臨んだホーム開幕戦。雨の中駆け付けたファン・サポーターの期待に見事に応え、勝利・勝ち点3を手にしたカターレ。
他の連勝を目指したチームが軒並み果たせなかったなかで、カターレだけが唯一の2連勝。暫定首位に立ちました。
もちろん、シーズン開幕直後であり、この調子が続くとは限らないことは百も承知。
それでも。
昨シーズン、開幕から9連勝、その後も負けなしで優勝まで突き進んだ秋田の例もあります。
その再現が出来るかはさておき。勝ち進むことこそが悲願成就への道であることは、明らか。
積み重ねた勝ち点は、減らない。
勝ちながら強くなるためにも。この連勝スタートの意味は、大きいです。

前節は風の影響を受けて難しいコンディションとなりましたが、今節は今節で雨の降るなかでの試合。それでも、昨年の同カードが雷雨によって延期を余儀なくされてしまったことを思えば、ある意味常識的な状況と言えなくもありませんでしたが。
メンバー編成に関しては、前節とまったく同じスタメンとなりました。
昨シーズンは過密日程によるターンオーバーもあった、とは言いながらも。それでも、おおよその主力は起用しつつも、どこかしらに変更メンバーを配置、まったく同じであることはほとんどなかったような安達前監督の方針を見てきただけに。
あらためて、石﨑監督に代わったんだなぁ、と。

先制ゴールが生まれたのが、34分。
CKの流れからペナルティーエリア内でハンドを誘発し、PKに。新チームとなってから初めてのPKの機会、キッカーは吉平でした。
伝統的に、というか・・・。他クラブの状況を詳しく知っているわけではないものの、他所に比べてもPKの機会は多くないような気がするカターレ。
そのなかにあって、失敗のほうが印象に残りやすいという面もありましょうが、それを差し引いても、どうにも「これで確実に得点!」とは、イメージしにくいというか。「大丈夫か?」という心配のほうが先に立ってしまうのも、なんだかな、と。
すると。
阻止された?え?押し込んできめた?・・・って、蹴り直し???
ざわざわした心境のままに2度目のキック。
それでも、それをしっかりと決めた吉平。期待の新加入FWにシーズン初ゴールが記録され、連勝に向けてリードを奪うことに成功したのでした。
もちろん、前節のように1ー0で逃げ切るに越したことはないのでしょうが。
えてして、こういったPK得点だけでスコアが動かず、とは、なかなかならないもの。
それだけに、追加点を挙げて文句なく勝つ、その姿勢が求められました。
すると、それが成されたのが前半も大詰め、44分。
音泉が果敢に仕掛けてグラウンダーのシュートを放ち、GKがはじいたところをしっかりと大野が押し込んでゴール!追加点を奪うことに成功しました。
前節は大野のシュートがはじかれたところを音泉が決めて、今回はその逆に。
期待をかけていた吉平に続き、大野にも今シーズン初ゴールが。
大野にとっては、2ゴールを挙げて勝利の立役者となった前回対戦に続き、今回もまた決めたことに。八戸キラーっぷりを発揮するゴールとなりました。
2-0として試合を折り返し、俄然連勝への機運も高まることに。

それでも。
元から前半は耐えつつ後半勝負の傾向があるという八戸。ビハインドを背負ったならばなおのこと、同点、逆転を狙い反攻に打って出ることに。
後半開始時に2枚替え、明らかにギアを上げてきたなかで。
62分、西部のナイスセーブなどでこらえてきたものの、そこからのCKの流れから失点。DF近石 哲平に決められ、1点差に詰め寄られることに。
2-0は危険なスコア、などと言いますが。なかなか突き放すだけの攻撃が繰り出せない状況で、残り時間も十分にあったなか、八戸の攻勢にさらされることとなりました。

ここが、勝負どころーーーリードしている状況ではあったものの、相手にペースを握られていたなかで。
今季初失点から、どう試合を展開していくのか。
同じような状況で、去年であれば、耐えきれずに失点して勝利を逃していたかもしれないーーーそういった既視感にも似た感覚とともに見守った試合展開のなかで。
確かに、ガッツリと追加点を挙げて突き放す強靭さを見せることが出来れば最上なのでしょうが。そうでないなかでも、やられるわけにはいかない。勝ちきる強さを見せねばならない。
相変わらず雨の降り続ける難しいコンディションにさえも晒され続けるなかで。
それでも、集中力は途切れませんでした。
試合の最終盤でやらかしてしまい、勝ち点を逃し続けてしまった去年とは違う。
守勢にあってもひるまず、決定機を作らせませんでした。
そして、タイムアップ。
見事に逃げ切りに成功し、4年ぶりとなる開幕連勝を成し遂げ、雨にもかかわらず駆け付けたホームのファン・サポーターの期待に応えてみせたのでした。

2008年のクラブ発足初年度から、いわゆる開幕ダッシュというものに縁遠かったカターレ。
2017年に初めて破るまで、実に9シーズンも「開幕2戦目は100%負ける」という呪いじみたジンクスに晒され続けたりもしていて。
それでも、勝った。
今節の八戸にしても難敵でしたが、それでも勝ちきってみせた。
まだ2連勝、それでも2連勝。
J3での最上位となった2019シーズンも、後半戦に巻き返す強さをみせたものの、届かなかった。その要因は、前半戦にもうすこしやれていれば、というもの。
スタートダッシュの意義。
無敗優勝が取り沙汰される昨シーズンの秋田ですが、より注目すべきは開幕9連勝と完璧なスタートダッシュを決めたことにあるのではないかと。
悪い意味での「いつも通り」に陥ることなく、目指すものをしっかりと成し遂げた形での、開幕連勝。
新チームにかける期待が、今年こそという思いが、悪しきジンクスを打ち破る結果へとつながったかたちです。

連勝という最上の結果でも、内容面ではまだ改善の余地は多く。
それでも。
勝ちながら強くなる意義。
負けて得られるものもある、ということも否定まではしませんが、勝利にまさるものではないのは明らかで。
去年までとは違う、それを結果で示した今節の勝利。
首位の座を明け渡すことなくシーズンを戦い抜くために。
まずは、開幕3連勝。
戦いは続きます。
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第2節 ヴァンラーレ八戸戦

2021-03-20 14:01:42 | カターレ富山
新型コロナの影響を残しつつも、それでも例年通り3月に開幕することができた今季J3リーグ。そして、その初戦を見事に勝利し、4年ぶりの開幕白星を挙げることに成功したカターレ。
ホーム開幕戦となる今節。もちろん、狙うはこれまた4年ぶりとなる開幕連勝。必勝態勢でヴァンラーレ八戸を迎え撃ちます。

シーズン開幕戦となった前節、各地で全7試合のJ3リーグ第1節が開催されましたが。
その7試合全部でホーム側チームが勝てなかった、という珍しい結果に。
前節は岐阜のホームへと乗り込み、勝てなかったながらもスコアレスドローとし、アウェイチームとしてホーム側を勝たせなかったうちのひとつとなった八戸。
シーズン初戦という条件を踏まえてなお、やりにくさはあったと思います。
J2から降格し、2位以内に入って復帰を目指すというチームが6チームある今季J3にあって。
いちばんJ2歴が長く、昨季1年での復帰を目指しながらも果たせなかった岐阜。その失敗を踏まえ、今季にかける意気込みは相当のものかと。
リーグでも上位の資金力でもって実力者を揃えたこともさることながら。
開幕直前には、不祥事によって浦和を退団した元日本代表・柏木 陽介の電撃移籍が発表されたりと。J1、J2より遅れての開幕であるJ3にあっても、注目度はピカイチであったかと。
あるいは、必要以上のプレッシャーに晒されてもおかしくない試合にあって。
得点を挙げて勝利することは叶わなかったにせよ、失点することなくしのぎ切り、アウェイで勝ち点1を得た開幕戦。ベストの結果ではなかったにせよ、八戸にとってはベターな結果ではあったことかと。
そして、連続アウェイ戦となる今節。
前節の結果を踏まえて修正し、
対富山戦は2勝1分け1敗と勝ち越しているという昨季までの戦績も後押し、気合も新たに今季初得点、そして初勝利をもぎ取らんと挑みかかってくることかと。

昨シーズンのホーム八戸戦は、忘れもしません。
試合開始直前になって雷雨の影響で開催中止が決定、後日延期開催となってしまったのでした。
もしも、の話をしても仕方のないのですが、それでも。
もしも、あのとき中止されずに予定通りに開催されていたら。そう思わずにはいられません。
前の試合でユウスケがJ通算500試合出場を自らのゴールで祝うなど、今治に3-0で快勝。そこから一気に連勝を!という試合に、まさしく水を差された格好で。
図らずも間隔が空いてしまった次の熊本戦では、コンディション的優位があったはずが2-3で敗戦。
そのあたりからあきらかに歯車が狂い始め、9月半ばからは4連敗と惨憺たる状況に。それが、結果的に9位に終わってしまった昨シーズンの要因のひとつとみて間違いないかと。
覆水盆に返らず。起こってしまったことを悔いてもどうにもなりませんが。
その悔しさを思うなら。
4年ぶりとなる開幕連勝でもって、去年との違いを明らかにする、そして勢いに乗っていくしかないでしょうよ。

石﨑監督の選手起用方針がまだはっきりとわからないなかで、今節どの選手がスタメンを張るのかはわからない部分もありますが。
期待したいのは、大野と吉平の両FWでしょう。
昨シーズンのアウェイ八戸戦では6分、13分という早い時間帯に立て続けに2ゴール、勝利の立役者となった大野。今節もまた、同様、あるいはそれ以上の活躍でもって、ヒーローになってほしいです。
当然、同じ相手にやられてなるものかと八戸も警戒は怠らないでしょうが、それでも。その警戒以上の力を見せつけ、「またアイツにやられてしまった」と意気消沈させるほどの活躍ができたならば、自ずと勝利ももたらされることでしょう。
前節の岐阜戦で、実力者を揃えた相手を零封した八戸。その自信を打ち砕くようなゴールをもって、勝利、勝ち点3へと導いてほしいです。
そして、吉平。
前節、得点にこそ結びつかなかったものの、それでも前線で果敢に相手に向かっていく闘志を見せていました。
いわゆる、ケチャドバ理論のもとで。昨季5試合連続ゴールを挙げた実績は決してまぐれではないことを、カターレの一員としてのホーム戦デビューとなる今節、ファン・サポーターの期待に応える活躍でもってみせつけてほしいです。

前節は、両チームともに相手を無得点に抑え込み、ホームチームの開幕勝利を阻止してみせましたが。
八戸のシーズン初勝利よりも、カターレのホーム開幕戦勝利、そして連勝スタートにかける思いのほうが強いことを、勝ち点3を挙げることで証明せねば。
まだまだ実力をフルに発揮したとは言えない前節であったということですが、それでも。
敗れなかったとはいえ勝てていない勝ち点1の八戸に対し、勝利して勝ち点3を積み上げたカターレ。
得られなかった勝ち点を取り戻す手段がないなかで、その差、2の大きさというものを、勝利によって、連勝によって見せつけてやろうじゃないかと。

振り返った時、後悔の残ることとなった昨シーズンのホーム八戸戦。
今年は、逆にせねば。そう、「あのとき開幕連勝を果たせたことが大きかった!」と振り返ることができるように。
連勝は、マスト!
ホームのファン・サポーターの期待に、勝ち点3で、連勝で応えろ!!

勝たれ!!!富山!!!!!
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4年ぶりの開幕戦勝利!恩返しゴールで白星発進 Y.S.C.C.横浜戦

2021-03-15 21:32:59 | カターレ富山
1-0で勝利!
石﨑新監督の下、再編された新生カターレのデビュー戦。見事に勝利で飾り、実に4年ぶりとなるシーズン開幕戦に勝利。守っても無失点で切り抜け、幸先の良いスタートを切ることに成功したのでした。
昇格に向けての勝負をかけなければならないシーズン。その初戦で、しっかりと結果を残すことが出来ました。

前日、同じニッパツ三ツ沢球技場で行われたJ1・横浜FC VS セレッソ大阪戦は、激しい風雨、雷の影響で散々なコンディションであったとのことですが。
この日はうって変わって青空が広がり、降雨の心配は全くないなかでの試合に。
ただ、そのかわりと言ってはなんですが、メインスタンドから見て左から右方向に吹き付ける強い風の影響を受ける状況で行われることになりました。
新シーズンの初戦、注目されたスタメンについて。
昨季主力6人に新戦力5人を加えたスタメンとなりました。
GKに西部。3バックを採用し、戸根、今瀬、柳下。中盤の底に姫野、2シャドウに花井、椎名。両ワイドに安藤と音泉。2トップに大野と吉平。
昨シーズンからのメンバーについては、「まぁそうだろうね」という面々であったかと。
実績あるキャプテン西部の起用も納得として。監督とともに移籍してきたかたちの藤枝3人衆が揃い踏み。
そして、誰よりもこの試合に思い入れがあったことでしょう。古巣への凱旋となった前YS横浜の音泉。
新生カターレのメンバーたちが、いかなるサッカーを見せるのか。期待が高まりました。

コイントスを経て、陣地変更なし。前半は向かい風の状況で戦うことに。
そして、キックオフ。
試合序盤は、お互いに様子見の展開。どちらのチームにとっても、開幕初戦。練習と本番とは違うというなかで、やるべきことの確認の時間でもあったかと。
それと、やはり風の影響。ロングボールが押し戻されたりするなかで、いかに対処していくかが問われることに。
前半10分、スローインからのボールを受けて左サイドを突破した安藤が折り返し、それを吉平がスライディングで詰めるという場面が。惜しくもGK正面で阻止されたものの、スピード感ある良い攻撃でした。
ただ、その直後。GK佐川からのキックは風にも乗って一気に前線へ、FWンドカ チャールスにつながり、あわや!と思われましたが。
しっかりと前に出て対処した西部が抑え、阻止。ピンチの芽を摘みました。
やはり、実力者。頼りになります。
この場面以外でも、風の影響を考慮しつつ、弱まった瞬間を見計らってのゴールキックだったりとか。試合を落ち着かせるため、遅延行為に当たらないようにしつつもしっかりと間をとってみたりとか。そういった細かいところが意識せずとも出来ているというあたり、さすが、と。

昨シーズンに続き、今シーズンもまた前後半それぞれの半ばで飲水タイムが設けられることとなっています。
第1、第2クオーターの前半、第3、第4クオーターの後半という、なにかバスケの試合みたいだね、とは、昨年から言われていることですが。
そのバスケにおいては、各クオーターの合間のヘッドコーチ指示を受けて、その直後にしっかりと流れを引き寄せる得点が決まる、なんてシーンがよくありますが。
まさに、そういった展開でした。
24分、カターレのサイドスロー・・・じゃなかった、スローインから再開。
その流れから吉平がペナルティーエリアへと攻め込むと、大野にラストパス。その大野のシュートは弾かれてしまったものの、それにきっちりと走り込んできていた音泉が蹴り込み、見事にゴール!今シーズンのチーム初ゴールは、音泉の恩返しゴールとなったのでした。
もちろん、そうなったらいいな、と期待はしていましたが。
まさに、その期待通りの展開。チームが勢いづいたのは言うまでもなく。

試合全体の印象としての話をすると。
GK西部の落ち着き、頼りがいは前述の通りとして。効いてるな、と感じたのは、アンカーの位置にポジショニングした姫野でした。
ときにDFのサポートを、ときに攻撃の起点にと、要望に応える確かな仕事ぶり。それがあったからこそ、その前の位置の花井、椎名らが安心して自分の役割を全う出来ると。
昨シーズンの良くなかった時期なんかは、中盤で勢いが停滞、もうちょっと前めでプレーしたかったであろう花井が下がって対処せざるを得ない、という場面もあったりしただけに。そのあたりでしっかりと仕事をしてくれるのは、ありがたいことです。
スピード感ある突破で果敢にサイドを攻め入っていく安藤、闘志を前面に出して最前線で挑みかかる吉平。彼らを含め、やるな藤枝3人衆、と。

この試合、ある種の懸念であったのが、前年と同じ失敗を繰り返したりしないだろうか?ということ。
昨シーズン開幕戦にしても、先制ゴールを挙げて勝利の要件を整えることは出来ていました。けれども、我慢しきれずに失点、開幕勝利ならずという結果に。
その後も、してはならないタイミング、ダメージの大きい失点はシーズン中何度も繰り返されてしまい。
そのあたりの改善なくして、課題克服はないだろうと。
その点、頑張りを見せていたのがCBの今瀬。
YS横浜がボールを集めていたFWンドカにしっかりと対処。集中力あるディフェンスで、思うようにプレーさせませんでした。
彼にとっても、去年の悔しさを晴らすシーズン。その頑張りが結果につながれば、自信となっていく、さらに良い結果へとつながっていくことでしょう。

YS横浜側からすると、前半29分というタイミングでMF佐藤 祐太が負傷交代となってしまう、後半には途中出場のMF大泉 和也が同じく負傷交代というアクシデントが。
さらに試合最終盤には、競り合いでの苛立ちからか、払いのけるように腕を振るったMF柳 雄太郎に一発レッド。なにか、踏んだり蹴ったりな状態となってしまったのでした。
それでも。シュート数では5本と多くはなかったものの、DF船橋 勇真にはゴールポスト際をかすめるようなきわどいシュートを放たれるなど、決して楽観できるような試合などではなく。
奪っては奪い返されたりと、両チームともに果敢なプレーをみせていたからこその、緊張感ある試合展開となっていたのでした。
試合は終了のホイッスルが鳴るまでわからない、とは、昨季同カードで大逆転を遂げたカターレこそが肝に銘じねばならないこと。最大集中が求められました。

5分あった後半アディショナルタイムもしっかりとしのぎ切り、タイムアップ。
無失点で制し、見事に4年ぶりとなる開幕戦勝利を勝ち取ることに成功したのでした。
もしも、メンバーが変わっただけで本質的なところが去年のままであったとしたら。
昨シーズン開幕戦同様にドロースタート、あるいは逆転負けもなかったとは言い切れません。
しかし、それでも。
そうはさせじと、勝ちきった。しっかりとアウェイで勝ち点3をもぎ取り、YS横浜戦不敗を継続してみせた。
負傷交代など、YS横浜側の不運もあったでしょう。けれど、勝ったのはカターレの選手たちがしっかりと勝利に向けて努力を積み重ねた結果。単なるラッキーでの棚ぼた勝利などでは、決してありません。

いよいよ始まった2021シーズン。
幸先の良いスタートを切ることに成功したカターレ。
次なるホーム開幕戦に向けて。この勝利で得た経験をフィードバックしつつ、精進をつづけていかねばなりません。
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