行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第14節 FC大阪戦

2024-05-17 18:55:29 | カターレ富山
ゴールデンウイーク3連戦の3戦目、アウェイでの今治戦に勝利し、今シーズン初めてアウェイ戦勝利をを成し遂げたカターレ。
前週の県選手権決勝・富山新庄クラブ戦の勝利を経て、連勝をかけて臨む今節。勝ち点差3の3位・FC大阪を迎え撃ちます。
これまで勝てなかったアウェイ戦に勝利した手応えを、今度はここまで成し遂げていない連勝につなげるためにも。
リーグ最少失点の難敵を、いかに攻略し、勝利するか。
県選手権、ルヴァンカップ、天皇杯と、イレギュラーな試合が続くなかで。シーズンの「本筋」たるリーグ戦、ゆめゆめおろそかにするわけにはいきません。
必勝を誓い、勝ち点3へと昇華させねば。

J3リーグ参戦2年目を戦う、今シーズンのFC大阪。
昨季途中まで鹿児島を指揮していた大嶽 直人氏を監督に招聘し、ここまで総失点7はリーグ最少、8試合で無失点という堅い守備を構築しているようで。
首位の大宮・前節敗れた琉球と、ここまでの敗戦は僅かに2。カターレと同じく6の引き分けがあるものの、粘り強さが結果に結びついての上位と言えるだけに。今節もまた、スタイルのハイプレスからの速攻・堅い守備でもって、連敗阻止を誓って乗り込んでくることでしょう。
ただ、難があるとすれば、決定力。
第3節・金沢戦で6得点と、爆発した試合もあるものの。無失点が8試合あるのと対照的に、無得点試合もまた、7試合もあるようで。
得点力に関して言えば、ここまで3得点以上挙げた試合が無いカターレも、他所のことをとやかく言えませんが。
前節、琉球に逃げ切りを許すかたちで、0-1で敗れたFC大阪。攻守両面で、巻き返しを図ってくることでしょう。
一方のカターレは、課題であったアウェイ戦で勝利。懸案事項であったところのセットプレーからの得点、突き放す追加点を挙げられたことは、連勝に向けての好材料。
今シーズンここまで、似た課題に向き合っているような両チームですが。
勝ち点差3を詰めて、まずは同勝ち点に並ばねばならないカターレとしては。
相手のストロングポイント・守備力をしっかりと攻略する一方で、今シーズン8試合目となる無得点試合を突きつけねばならないところ。
連勝を目指すという確たる信念のもと、難敵撃破を成し遂げねばなりません。

5月6日に一斉に開催された前節・第13節以来のリーグ戦となるのは、双方とも同じながらも。
先の日曜日に県選手権決勝を戦っていたカターレに対し、同日にFC大阪は試合無し。
それというのも、FC大阪は天皇杯進出をかけた大阪府予選の決勝に進出していないため。
準決勝で桃山学院大学に敗れて敗退。決勝でその桃山学院大学を破った関西大学が、大阪府代表として天皇杯出場。1回戦で富山県代表・カターレ富山と対戦することとなりました。
つまり・・・可能性としては、FC大阪にとっては2週連続でアウェイ富山戦となることも有り得たところだったのですが。そうはなりませんでした。
ルヴァンカップも、3月の1回戦でJ2・いわきFCに敗れ敗退。今節のあと22日に3回戦・ヴィッセル神戸戦を控えるカターレとは異なるスケジュールで今節に臨むこととなります。
そのあたりが、今節に影響を及ぼす可能性も、有り得るかもしれません。
連戦を戦うカターレの側が不利という見方もありましょうが、視点を変えてみたならば。
試合数が多いことは、マイナスとは限らない。
それだけ、真剣勝負の場数を踏むことは、成長の糧とするチャンスにもなり得ます。
事実、前節の富山新庄クラブ戦を振り返ってみても。
決して楽な試合ではありませんでしたし、あわや!というピンチに肝を冷やした場面もあったり。
それでも、粘り強く負けられない一戦に臨み、勝ちきったこと。90分でケリをつけて勝つというミッションを、完遂したこと。
上手くいくばかりではなく、課題もありましたが。それを含めての、貴重な経験。それを活かさぬ手はないでしょう。
FC大阪が試合無しの週としていた時期に得た経験を、今節にフィードバックせねば。
それを、勝利に繋げねばなりません。

ここまで、得点力不足が解消されたらもっと良化するのに!という課題を抱えている両チーム。それだけに、今節の対戦でも1点を争う試合展開が予想されますが。
それでなくとも勝たねばならないホーム戦であるカターレにとっては。
引き分けで良しとはなりません。勝って勝ち点3を積み上げることが、必要不可欠です。
リーグきっての堅守を誇る相手からゴールを奪わねば、勝利はない。ならば、それをやりきるのみ。
期待がかかるのは、やはりショウセイでしょう。
ここ最近、リーグ戦2試合連続、そして県選手権決勝でも決めて、公式戦3試合連続ゴール中。その記録更新を期待するファン・サポーターに、是非とも応えてほしいです。
実際、ゴールを決めていること、結果を残していることそのものが、状態を上げていることにつながっているようで。
ダメ押し点として事実上の決勝ゴールとなった、新庄クラブ戦のゴールなどを見ても。ヨシキの素晴らしいスルーパスが通ったところから、相手GKの動きを感じながら冷静に蹴り込んでみせました。
PK戦にまでもつれたルヴァンカップの清水戦では、延長終了間際に絶好機がありながら決めきれず、という場面もあっただけに。可能性としては、その繰り返しとなってしまう事態も有り得たところでしたが、そうはならなかった。
自信と手応えをつかみ、経験値を上げたことで、ここぞ!というチャンスをしっかりとモノにすることにつながった、とみてとることも出来ようかと。
ならば。
今節、守備の堅いFC大阪からしっかりとゴールを奪うことで、チームを勝利に、連勝に導くことで、その自信に箔がつくというもの。だったら、狙っていくよりほかないでしょうよ。
そしてもうひとり。
昨シーズンはホーム・アウェイともに勝利し、シーズンダブルを達成したFC大阪戦。ホーム勝利の立役者となったのが、2ゴールを決めた椎名でした。
昨シーズンから主力選手が継続しているFC大阪においては、月間ベストゴールにも選ばれた椎名のゴールに対するイメージを忘れていない選手もいることかと。ならば、その脅威を今節もまた突きつけてやろうじゃないかと。
ともすれば、チームの約束事にこだわるあまりに自分から積極的にゴールを狙っていく姿勢が欠ける傾向も見せるカターレにあっては。事実、新庄クラブ戦でもその傾向がみられたりもしましたが。
ベストゴールに選ばれた椎名のゴールが、まさにそうであったように。ベテラン選手が率先して、貪欲にゴールを狙う姿勢を見せること。それは約束事を軽んじることではないんだよ、矛盾してなどいないんだよ、ということをプレーでもってみせてほしい。そうあってほしいです。
前節・今治戦では、左足から繰り出される正確なFKによって先制ゴールをお膳立てしたりもしましたが。チームが勝つために、やるべきことをやりきる大切さ。ベテランのプレーでもって、若い選手も多いカターレを引き締め、連勝を成し遂げてほしい。そう願います。

苦手のアウェイで勝利、苦手の今治に勝利。これまで結果を出せなかった部分をクリアした後だからこそ。
今度は、連勝という課題をクリアしなければ。
勝利した、よし次も!という試合で、つなげられなかったこれまで。
ここが、勝負どころ。
上位につける堅守のFC大阪?上等だ。むしろ、相手にとって不足なし。
首尾良く課題クリアにつながったならば、次戦・ルヴァンカップ神戸戦にも弾みがつくというもの。
ならば、勝つしかないでしょうよ!

11位ながら、2位とは3差。この混戦を抜け出していくには、連勝必須。
もちろん、優勝だってあきらめていない。
ならばこそ。上位争いに喰らいついていくためにも、勝ち点3を是が非にも!
アウェイ勝ちなしの呪縛は解いた。
ホーム負けなしは、続行。言うまでもなく、当然に!
勝ちきる強さを、連勝につなげろ!
堅守を打ち破り、必ずや勝利を!

勝たれ!!!富山!!!!!


追伸
17日付で、法政大学4年・溝口 駿選手の2025シーズン新加入ならびに2024シーズンJFA・Jリーグ特別指定選手承認が発表されました。
元カターレ選手にして現在はトップチームコーチを務める長山 一也コーチが母校の監督を務めていた経緯もあって、いわゆる法政大ルートが確立している感のあるカターレ。末木、安光、ヨシキに続き、またひとり、同大学からの選手を迎えることとなりました。
前節・今治戦で揃い踏みを果たした、今季新加入の大卒カルテット。なかでも昨シーズンの特別指定選手コンビ・ヨシキとショウセイで決勝ゴールを挙げたシーンには唸らされましたが。
新加入となる溝口選手にも、プロ入り前の特別指定選手のうちから、是非とも果敢にチャレンジし、先輩たちに引けをとらない活躍をもってカターレのチカラになってほしいです。
カターレ加入を決めた要因として、法政大卒でチームの主力として活躍するの選手たちの存在があったことは、間違いないでしょう。ならばこそ、自身もまた、その系譜を継ぐ活躍をしてほしいと。その活躍が、次代の選手たちにもつながっていくのでしょうから。
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