すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

いつ、どこで、何を読んでも

2024年02月10日 | 読書
 ペースも乱れているが、自分の乱読もそのままでよい。かの外山滋比古先生が言われたように「風のように読め」がふさわしい。


 めったに読まない時代小説。でもこれは遠い昔に手にしたような記憶もある。Re12『雪明かり』(藤沢周平 講談社文庫)「新装版」となっているからロングセラーだ。おそらく同世代以上の多くのファンは、人間の業や闇を背景にした「煌めき」のような描写に惹かれるのか。理解できるが自分の的からは少し逸れる。


 Re13『日本人 数のしきたり』(飯倉晴武 青春新書)。『「一」のしきたり』から始まり、数ごとの雑学的知識をまとめている。数の見方は本当に多様で、一方では縁起がよくても、全く正反対ということもある。つまり数に込める考え方や思いは、根拠さえ知れば何も怖くないという結論。「数詞」は支配するべきもの。


 図書館で「キツネ」で検索して興味を覚えた一冊。Re14『ぼく モグラ キツネ 馬』(チャーリー・マッケンジー 飛鳥新社)。本の帯には「~~永遠の人生寓話」とあり、ふむふむと思う。生き物の象徴は何かと考えれば楽しい。学びは「ありがちな問いに対しては前提を疑え!!」かな。絵のタッチが実にユニークだ。



 この精神科医はいつも刺激を与えてくれる。Re15『あなたの人生が変わる対話術』(泉谷閑示 講談社+α文庫)。今回は「考え」の価値について揺さぶられた。「『正しさ』よりも、その『考え』が必要とあらばいくらでも変更されうるような即興性と柔軟さを備えているかどうか」。考えの幅や深さより「向き」が問われる。


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